Macbookと一口に言っても現在はProとAir合わせて6種類が発売されています。それぞれのスペックの違いを比較して、あなたへのおすすめの選び方を考えてみませんか。この記事ではMacbookの性能を比較してあなただけのおすすめを探すお手伝いをします。
ノートパソコンの市場のシェア率を見ると、圧倒的にWindowsに押されているように見えますが、やはりMacbookを支えているのは、コアなMacファンです。これからMacbookを新しく買おうと思っている人にとっては、買うべきMacbookのおすすめにはどんなものがあるのでしょうか。
Apple社から発売されているMacbookの種類は大きく分けると3種類あります。細かい性能の違いなどのおすすめポイントを比較していく前に、3種類の大まかな違いをまずは見ていきましょう。
Macbookは、現行のMacbookのラインナップの中では最軽量のモデルの種類です。携帯性に優れているPCになります。小型で軽量なボディなのに、Retinaディスプレイのきめ細かい画面は非常に美しいのが特徴です。手軽に持ち運べる携帯性を求めるのであれば、Macbookがおすすめです。
Macbookよりも一回り大きな種類がMacbook Airです。Macbookシリーズでは最も汎用性の高いノートパソコンといってもいいでしょう。Macbookよりも一回り大きい種類ですが、13.3インチなので持ち運びをするのに負担になる大きさではありません。
メールの作成やオフィスソフトを使うといった、ビジネスシーンでの一般的な使い方なら十分なスペックを備えているのが特徴です。Retinaディスプレイを備えていて、とても美しい画面で快適に作業できるのがMacbook Airです。
Macbookの中でもとても高いスペックを持った、まさにPro向けのMacbookがMacbook Proです。Proの仕事として行う、写真や動画の編集、3Dデザインなど高い負荷を要求される作業でも十分に耐えうるだけの性能を持っています。ハイスペックノートパソコンを求めている人におすすめです。
ここからは実際にMacbookの選び方を考える上でのスペック比較をしていきましょう。この記事ではMacbookそれぞれの性能の違いに注目しながら、あなたにおすすめなMacbookを探すためのお手伝いをしていきます。まずはPCのスペックの中でも最も重要なポイントになるCPUの比較から選び方を考えていきましょう。
Macbookを探している人には、こんなことを言うまでもないことでしょうが、CPUというのはパソコンの「脳」ともいうべき部品で、Macbookの性能を決める上で最も重要になるポイントになります。Macbookでは世界的に最も信頼のおけるインテルのプロセッサを搭載しています。
Macbookで使われているCPUは第7世代から第8世代のCore i 3からCore i 9になっています。当然、数字が大きくなればなるほどPCの性能は上がっていきますが、高性能になればなるほど消費電力が大きくなるといったデメリットも生じます。
あなたの利用用途に応じて必要なスペックのCPUを持ったMacbookを選ぶことをおすすめします。
Macbookの種類ごとにCPUを比較してみましょう。
Macbookの種類 | プロセッサ |
Macbook | 1.2GHzデュアルコアIntel Core m3 1.3GHzデュアルコアIntel Core i5 1.4GHzデュアルコアIntel Core i7 |
13インチMacbook Air | 1.8GHzデュアルコアIntel Corei5 2.2GHzデュアルコアIntel Corei7 |
13インチMacbook Air Touch Bar | 1.6GHzデュアルコアIntel Corei7 |
13インチMacbook Pro | 2.3GHzデュアルコアIntel Corei5 2.5GHzデュアルコアIntel Corei7 |
13インチMacbook Pro Touch Bar | 2.3GHzデュアルコアIntel Corei5 2.7GHzデュアルコアIntel Corei7 |
15インチMacbook Pro Touch Bar | 2.2GHzまたは2.6GHzデュアルコアIntel Corei7 2.9GHzデュアルコアIntel Corei9 |
Core数が高ければ高いほど高性能なCPUになります。スペックはCore i9>Core i7>Core i5>Core m3です。またCore数が同じ場合にはGHzの前にある数字が大きければ大きいほど高性能なスペックになります。
CPUの型番だけ見ていても、実際のCPUの性能がどのくらいなのかよくわからないので、ベンチマークスコアでのスペック比較も行っておきましょう。ベンチマークスコアというのは、実際の計算処理速度を表している数字です。MacbookのそれぞれのCPUのベンチマークを見てみましょう。
MacbookのCPUのベンチマークの比較です。
Macbookの種類 | プロセッサの種類 | ベンチマークスコア(マルチスコア) |
Macbook | 1.2GHzデュアルコアIntel Core m3 | 6654 |
1.3GHzデュアルコアIntel Core i5 | 6976 | |
1.4GHzデュアルコアIntel Core i7 | 7571 | |
13インチMacbook Air | 1.8GHzデュアルコアIntel Corei5 | 6120 |
2.2GHzデュアルコアIntel Corei7 | 6881 | |
13インチMacbook Air Touch Bar | 1.6GHzデュアルコアIntel Corei7 | 5563 |
13インチMacbook Pro | 2.3GHzデュアルコアIntel Corei5 | 16450 |
2.5GHzデュアルコアIntel Corei7 | 17605 | |
13インチMacbook Pro Touch Bar | 2.3GHzデュアルコアIntel Corei5 | 16450 |
2.7GHzデュアルコアIntel Corei7 | 17605 | |
15インチMacbook Pro Touch Bar | 2.2GHzデュアルコアIntel Corei7 | 21155 |
2.6GHzデュアルコアIntel Corei7 | 21347 | |
2.9GHzデュアルコアIntel Corei9 | 22546 |
ベンチマークで見てみると、Macbook Proになると圧倒的にCPUの性能の違いが高くなることがわかりますが、それ以外のCPUはそれほど大きなスペックの差はないということがわかります。高度な画像処理や動画処理を行うのであれば、高スペックなCPUが必要です。
しかしブラウザで検索する、オフィスソフトで文書処理をする、といった使い方であれば、どのMacbookを選んでもそれほど処理能力に大きな違いはないことがわかります。
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