LINEのPINコードが表示されないため、設定できないとお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、LINEのPINコードの廃止についてや廃止されたPINコードの代わりとなる機能やそれらの違いについてを解説していきます。
最近では、利用していない人の方が珍しいというほど、浸透しているLINEアプリを日常的に使っている人も多いと存じます。ここでは普段使っていると、意外に意識しない「アカウントの引き継ぎ」についての基本的なことを解説していきます。
LINEのPINコードをご存知でしょうか。LINEの「PINコード」とは、LINEの乗っ取りを防ぐ目的で設定する数字4桁のパスワードのことです。導入当初は、LINEユーザーが任意で設定できるセキュリティオプションだったLINEのPINコードも、乗っ取り被害が増えたことなどによるセキュリティ強化策として、全ユーザーとも設定が必須となりました。
LINEのPINコードは、LINEアプリの「アカウント」から設定ができましたが、現在「アカウント」を開いてもPINコード設定に関する項目は表示されないようになっています。設定画面が表示されないことでPINコードが設定できないとお困りの方もいるかもしれませんが、これには理由があります。
日常的にLINEを使っている人でも、ここ数年間機種変更をしていなかった人は気付かなかったという人も多いかもしれませんが、2016年にLINEのPINコードは廃止されています。PINコードが廃止されたことで、現在は「アカウント」にも表示されないのでPINコードは全く利用できないようになっています。
LINEのPINコード廃止の理由はいくつかあるようですが、自分で設定したPINコードを忘れてしまう人が多かったことや、機種変更などの際のアカウント引き継ぎ時に、手間が発生する割にはセキュリティ対策の機能として不十分だったことが原因とされています。
セキュリティ対策の機能だったPINコードが廃止されてPINコードが利用できないなら、その後のセキュリティ対策はどうなっているのかというのは、LINEユーザーの誰しもが気になるところですが、現在は、LINEにPINコードの代わりとなる機能が導入されています。
では、セキュリティ対策として導入されたPINコードの代わりの機能についても解説していきます。まず、LINEのPINコードの代わりとなる機能として導入されたのが「アカウントを引き継ぐ」という機能です。機種変更などで別の端末にLINEアカウントを移す際には、この「アカウントを引き継ぐ」という項目を設定しなければなりません。
ここからは、LINEのPINコード設定の代わりの機能「アカウントを引き継ぐ」の設定方法をご説明していきます。
まず、「アカウントを引き継ぐ」という項目がどこにあるのかということです。
LINEアプリのホームから、左上の設定アイコンをタップして「設定」を開くと「アカウント引き継ぎ」という項目があります。
「設定」>「アカウント引き継ぎ」をタップすると「アカウントを引き継ぐ」という文字の右側にボタンが表示されているので、アカウントを引き継ぐ前にこのボタンをタップしてオンにするだけで設定は終了です。
「アカウントを引き継ぐ」はオンとオフのどちらかを設定するだけで、PINコードのように事前にパスコードを設定しておく必要もありませんし、非常に簡単な作業なので、どこからオンオフ切り替えができるかということを知っていれば1分程度でオンにできます。
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