iPhoneをSIMフリー化すると様々なメリットがあります。各キャリアごとのSIMロック解除条件を確認し、条件を満たせば手続きが行えます。またSIMロックを解除した後の確認方法や、SIMフリーのiPhoneかどうかの見分け方も説明します。
docomo/au/SoftBankでスマホを購入した場合、そのスマホはSIMカードと紐づけられ、その会社と契約していないと使用できません。これをSIMロックといいます。これを解除すると、どこの会社のSIMカードでも同じスマホを使用できます。これをSIMフリー化といいます。iPhoneをSIMフリー化すると、主に2つのメリットがあります。
通信料金の節約のために格安SIMを検討している方もいらっしゃるでしょうが、格安SIMの会社は端末を販売していないことが多く、端末を販売していてもほとんどがAndroid端末です。そのため、格安SIMをiPhoneで利用するにはSIMロックを解除しなければなりません。
Apple StoreでiPhoneを購入した場合は初めからSIMフリーなのですぐに格安SIMを利用できます。またiPhoneを売却する際に、SIMロックを解除するとより高く売れます。どのSIMカードでも利用できるため、SIMロックがかかった状態よりも価値が上がります。少し手間がかかりますが、複雑な操作ではないのでSIMロックを解除して売却してみましょう。
多くの格安SIMの会社はdocomo回線を利用しているため、docomoのiPhoneならSIMフリー化しなくてもOKです。近年ではmineoやLINEモバイルなど、auやSoftBankの回線を選べる会社も増えています。SIMフリー化の手続きが面倒な方は格安SIMの公式サイトを確認して、SIMロックがかかった状態でもスマホが使える会社を選んでください。
iPhoneのSIMロックを解除する方法は、まず各携帯会社でSIMロック解除の手続きをし、そのあと自分でiPhoneの手続きをしなければなりません。Appleのサーバー、iPhone端末それぞれにSIMフリーであると登録をする作業です。時間がかかりますが、一つずつ確実に手順をクリアしていきましょう。
2017年から各携帯会社は、格安SIMの拡がりを受け、SIMロックの解除条件をこぞって緩和しました。大まかな内容はあまり変わりませんが、細かい条件が異なるため、それぞれのSIMロック解除方法を詳しく説明します。各携帯会社の公式サイトも確認しておきましょう。
ネットでSIMロックを解除する場合は、My docomo、My au、My SoftBankで手続きを行いましょう。ネットでSIMロックを解除する際は、IMEI(端末の識別番号)が必要です。IMEIはiPhoneの設定を開いて「一般」から「情報」をタップすれば確認できます。
docomoの場合は店舗、電話、ネットでSIMロック解除の手続きを行えます。ネットでの手続きは無料ですが、そのほかの場合は3240円の手数料がかかります。またすでにdocomoを解約した場合は、店舗でしか手続きを行えないので注意してください。以下の場合にSIMロック解除が可能です。
また端末購入日から100日が経過していなくとも、過去に同じ回線でSIMロック解除していて、それから100日経過している場合、一括払いなどで購入して端末の精算が済んでいる場合はSIMロックを解除できます。auとSoftBankにも同様の条件があります。
auでは店舗とネットでSIMロックを解除できます。店舗だと3240円の手数料がかかります。SIMロックの解除条件はこちらです。
SoftBankは店舗だと3240円の手数料が発生します。ネットでSIMロックを解除すれば無料です。SIMロックの解除条件は以下の通りです。他社への乗り換え(MNP)後のSIMロック解除はショップでのみ行えます。
店舗やネットで手続きを終えたら、次はiPhoneの手続きを行ってください。格安SIMなどほかの会社のSIMカードを所持している場合は、そのSIMを入れて初期設定をするだけでOKです。SIMカードを持っていない場合は、これから説明する方法で手続きしてください。
iPhoneをPCにつなぎ、iTunesでデバイスが表示されたら「今すぐバックアップ」をクリックしてください。バックアップは必ず携帯会社のSIMロック解除手続きが終わった後で行ってください。バックアップをせずにこの後の作業をするとSIMロック解除画面が表示されないので、必ずバックアップしてください。
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