2019年03月16日更新
iPhoneがSIMフリーにできたかの確認方法!SIMロック解除iPhoneの見分け方は?
iPhoneをSIMフリー化すると様々なメリットがあります。各キャリアごとのSIMロック解除条件を確認し、条件を満たせば手続きが行えます。またSIMロックを解除した後の確認方法や、SIMフリーのiPhoneかどうかの見分け方も説明します。
目次
SIMフリーとは?
docomo/au/SoftBankでスマホを購入した場合、そのスマホはSIMカードと紐づけられ、その会社と契約していないと使用できません。これをSIMロックといいます。これを解除すると、どこの会社のSIMカードでも同じスマホを使用できます。これをSIMフリー化といいます。iPhoneをSIMフリー化すると、主に2つのメリットがあります。
iPhoneをSIMフリー化するメリット
通信料金の節約のために格安SIMを検討している方もいらっしゃるでしょうが、格安SIMの会社は端末を販売していないことが多く、端末を販売していてもほとんどがAndroid端末です。そのため、格安SIMをiPhoneで利用するにはSIMロックを解除しなければなりません。
Apple StoreでiPhoneを購入した場合は初めからSIMフリーなのですぐに格安SIMを利用できます。またiPhoneを売却する際に、SIMロックを解除するとより高く売れます。どのSIMカードでも利用できるため、SIMロックがかかった状態よりも価値が上がります。少し手間がかかりますが、複雑な操作ではないのでSIMロックを解除して売却してみましょう。
多くの格安SIMの会社はdocomo回線を利用しているため、docomoのiPhoneならSIMフリー化しなくてもOKです。近年ではmineoやLINEモバイルなど、auやSoftBankの回線を選べる会社も増えています。SIMフリー化の手続きが面倒な方は格安SIMの公式サイトを確認して、SIMロックがかかった状態でもスマホが使える会社を選んでください。
iPhoneのSIMロック解除してSIMフリーにする方法
iPhoneのSIMロックを解除する方法は、まず各携帯会社でSIMロック解除の手続きをし、そのあと自分でiPhoneの手続きをしなければなりません。Appleのサーバー、iPhone端末それぞれにSIMフリーであると登録をする作業です。時間がかかりますが、一つずつ確実に手順をクリアしていきましょう。
各携帯会社での手順
2017年から各携帯会社は、格安SIMの拡がりを受け、SIMロックの解除条件をこぞって緩和しました。大まかな内容はあまり変わりませんが、細かい条件が異なるため、それぞれのSIMロック解除方法を詳しく説明します。各携帯会社の公式サイトも確認しておきましょう。
ネットでSIMロックを解除する場合は、My docomo、My au、My SoftBankで手続きを行いましょう。ネットでSIMロックを解除する際は、IMEI(端末の識別番号)が必要です。IMEIはiPhoneの設定を開いて「一般」から「情報」をタップすれば確認できます。
docomo
docomoの場合は店舗、電話、ネットでSIMロック解除の手続きを行えます。ネットでの手続きは無料ですが、そのほかの場合は3240円の手数料がかかります。またすでにdocomoを解約した場合は、店舗でしか手続きを行えないので注意してください。以下の場合にSIMロック解除が可能です。
- ネットワーク制限やおまかせロックがかかっていない
- 契約者本人が購入した端末であること
- 端末の購入日から100日が経過していること
- すでにdocomoを解約した場合は、解約日から100日以内であること
また端末購入日から100日が経過していなくとも、過去に同じ回線でSIMロック解除していて、それから100日経過している場合、一括払いなどで購入して端末の精算が済んでいる場合はSIMロックを解除できます。auとSoftBankにも同様の条件があります。
au
auでは店舗とネットでSIMロックを解除できます。店舗だと3240円の手数料がかかります。SIMロックの解除条件はこちらです。
- ネットワーク利用制限中、故障中、料金滞納中でないこと
- 契約者本人が購入した端末であること
- 機種の購入日から101日以上経過していること
- すでにauを解約している場合、解約日から100日以内であること
SoftBank
SoftBankは店舗だと3240円の手数料が発生します。ネットでSIMロックを解除すれば無料です。SIMロックの解除条件は以下の通りです。他社への乗り換え(MNP)後のSIMロック解除はショップでのみ行えます。
- ネットワーク利用制限中、水濡れ・故障中、安心遠隔ロック利用中でないこと
- 契約者本人が購入した端末であること
- 機種の購入日から101日以降であること
- すでにSoftBankを解約している場合、解約日から90日以内であること
iPhoneでの手順
店舗やネットで手続きを終えたら、次はiPhoneの手続きを行ってください。格安SIMなどほかの会社のSIMカードを所持している場合は、そのSIMを入れて初期設定をするだけでOKです。SIMカードを持っていない場合は、これから説明する方法で手続きしてください。
iTunesでバックアップ
iPhoneをPCにつなぎ、iTunesでデバイスが表示されたら「今すぐバックアップ」をクリックしてください。バックアップは必ず携帯会社のSIMロック解除手続きが終わった後で行ってください。バックアップをせずにこの後の作業をするとSIMロック解除画面が表示されないので、必ずバックアップしてください。
iPhoneを初期化する
iTunesにつないだままiPhoneを初期化しましょう。iPhoneを操作して設定を開き、「一般」から「リセット」をタップし、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択してください。するとiPhoneが再起動し、iTunesに「iPhoneのロックが解除されました」と表示されます。これでiPhoneを完全にSIMロックを解除できます。
iPhoneがSIMフリーにできたか確認する方法
iPhoneがきちんとSIMフリーになっているかどうかの見分け方は2つあります。SIMフリー化できているか不安な方や、オークションなどでiPhoneを購入した場合は一度確認しておきましょう。
他社のSIMカードで確認する
他のSIMカードを持っていれば簡単にSIMフリーかどうか確認できます。他の携帯会社のSIMカードを挿入してください。問題なく利用できれば、そのiPhoneはSIMフリーだといえます。
iTunesで確認する
他の携帯会社のSIMカードを持っていない場合は、iTunesでSIMロック解除の手続きをして「iPhoneのロックが解除されました」と表示されれば確認できます。これが表示されずにiPhoneの初期設定画面が表示され他場合は、携帯会社側のSIMロック解除手続きが完了していません。各携帯会社で手続きを行いましょう。
iPhoneがSIMフリーかどうかの見分け方
iPhoneがSIMフリー端末かどうかの見分け方は、iPhoneの販売国を確認するかSIMカードを挿入して確認する方法があります。オークションなどで中古のiPhoneを手に入れた場合は、下記の通りの見分け方を参考にして、SIMフリー端末かどうか確認しましょう。
iPhoneの販売国を確認する
日本以外の多くの国では、SIMロックされていません。そのため、販売国が日本以外であればそのiPhoneはSIMフリー端末だといえます。iPhoneの販売国を確認するには、外箱の裏側に記載されている販売国コードを確認するか、iPhone本体の設定から販売国コードを確認できます。
iPhoneの設定からは「一般」から「情報」をタップして「モデル」の欄を見てください。モデルの最後の文字がJ/AまたはJになっていると、販売国は日本です。ZP(香港)、LL(北米)、Z(シンガポール)などが日本に多く出回っています。
SIMカードを挿して確認する
この見分け方は先ほども紹介しましたが、他社のSIMカードを挿入して通常通り使用できれば、そのiPhoneはSIMフリー端末です。またiPhoneの「情報」を見ると、「キャリア」の欄にいま挿しているSIMカードのキャリア名が表示されます。
iPhoneをSIMフリーにできたか確認しよう
iPhoneをSIMフリー化すると、ほかのキャリアでも使用できたり高く売れたりします。少し手間がかかりますが、各キャリアのSIMロック解除条件を満たしていれば是非SIMフリー化しましょう。どのキャリアも店舗での手続きだと手数料がかかるので、ネットで行いましょう。
また他社のSIMカードを持っていない場合は、iTunesを使ってiPhoneを初期化するのを忘れないでください。SIMフリーのiPhoneの見分け方は、SIMカードを挿入するか販売国コードを確認すればわかります。