指紋認識機能のおかげで、パスコードを入力してiPhoneのロック解除ができるようになりました。しかし、パスコード入力が必要な時も数多くあります。パスコードを忘れた時の裏ワザはあるのでしょうか。今回はiPhoneのロック解除の裏ワザを4つ紹介します。
セキュリティ対策は全てのデバイスに必要なものです。セキュリティ機能によって、個人情報の保護が強化されます。セキュリティ対策に不可欠なのが、パスワードです。これまでiPhoneもパスコード、つまりパスワード入力によってロック解除を行うよう設定されていました。
2015年のiPhone 6s以降、Touch IDが導入され、パスコードを入力することなく、指紋の認識だけでロック解除を行えるようになりました。とても便利な機能です。しかし、そのため、パスコードを忘れてしまうユーザーが増えました。
Touch IDによってパスコード入力は必要なくなりました。しかし、そこに落とし穴があります。iPhoneの調子が悪かったり、またiPhoneのアップデートプログラムをダウンロードしたりする際、iPhoneを再起動する必要があります。しかしiPhone再起動後は、Touch IDによるロック解除はできず、パスコード入力なしで、ロック解除はできません。
iPhoneのパスワードであるパスコードを思い出さなければ、使い慣れたiPhoneを二度と使うことはできません。
iPhoneのロック解除に必要なパスコード、つまりパスワードを忘れた場合、記憶をたどりながらパスコード入力を試みたり、親や友達に尋ねて、設定したパスコードを探し宛てたりして、iPhoneのロック解除を試みます。しかし、iPhoneは、セキュリティ対策の一環として、パスコードの入力チャレンジ回数に制限を設けています。幾つかの段階があります。
パスコード入力ミスが5回続き、6回目にチャレンジして失敗した際に、「iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください」という表示がでます。失敗回数が増えるごとに、次にチャレンジするまでの時間が長くなります。10回目に失敗した場合は、1時間待たなければなりません。
そして11回目にチャレンジして失敗した場合は、iPhoneのみでのロック解除は不可能になります。
通常の設定とは異なり、iPhoneには、パスコード10回の失敗でデータ消去を自動的に行う設定があります。この設定を有効にしていると、10回目の失敗後、ロック解除ができなくなるだけでなく、iPhoneに保存されていた全てのデータや設定が消去され、新品で購入した時と同じ初期状態に戻ります。ですからバックアップをしていなければ、全てを失うことになります。
iPhoneのパスワードを忘れ、どうしても思い出せず、ロック解除ができない時の4つの裏ワザがあります。これからそれらロック解除ができない4つの裏ワザを1つずつ説明します。
iPhoneのパスコードを忘れロック解除ができない時に行える最初の裏ワザは、「iPhoneを探す」機能を活用することです。しかしこの裏ワザを実行するには、「iPhoneを探す」設定がオンになっている必要があります。この裏ワザでロック解除はできますが、iPhone内の全てのデータや設定は消去され、初期化されます。
バックアップを作成していれば、iPhoneの初期化後、データの復元を行えます。まず、iPhoneとパソコンをUSBケーブルで繋ぎます。そして「iCloud」を立ち上げ、アクセスし、ログインします。確認コードが登録されているメールアドレスに送信されますので、確認コード確認画面に送られた確認コードを入力します。
「iCloud」ログイン後、iPhoneのトップ画面に類似した画面が出ます。表示されているアイコンから「iPhoneを探す」を選択します。続いて画面上部にある「すべてのデバイス」を選択します。
表示される端末の中から、パスコードを忘れたiPhoneを見つけ、選択します。パスコードを忘れたiPhone画面が立ち上がりますので、表示されるメニューから「iPhoneを消去」を選択します。
iPhoneのバックアップを作成しているなら、iPhoneを起動させ、「Appとデータ」→「iCloudバックアップから復元」または「iTunesバックアップから復元」に進みバックアップデータの復元を行えます。
パソコンがなく、iCloudにアクセスできなくても、「iPhoneを探す」機能がオンになっていれば、「iPhoneを探す」機能を利用してロック解除を行うことができます。この裏ワザに必要なのは、iOSを搭載した他の端末です。まずiOSを搭載した他の端末にある「iPhoneを探す」を立ち上げます。
ロック解除したいiPhone所有者のApple ID、およびパスワードを入力します。表示される端末の中からロック解除をしたいiPhoneを選択します。その後表示されるメニューから「iPhoneを消去」を選択します。これで、初期化されます。
iPhoneのパスコードを忘れロック解除ができない時に行える2番目の裏ワザは、iTunesを利用する方法です。
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