2019年03月04日更新
iPhoneの容量のおすすめのギガ数は?写真や動画の保存容量は?
iPhoneのギガ数に悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか?iPhoneの最新版が発売されるにつれ、値段は高額化しています。その上で正しいiPhoneのギガ数の選び方を学び、選択し正しいモデルを購入していくことが重要です。
目次
- 1iPhoneのギガ数の前に機種の違いを理解しよう
- ・iPhone 8・8 Plus
- ・iPhone XS・XS Max
- ・iPhone XR
- 2iPhone 8以降は64ギガ・256ギガが主流
- ・iPhone 8以降の容量(ギガ数)をリストで比較しよう
- 3iPhoneの容量選びは重要!【256ギガ】はこういう人におすすめ
- ・【256ギガ】写真や動画はどれくらい保存可能なのか?
- 4iPhoneの容量選びは重要!【64ギガ】はこういう人におすすめ
- ・クラウドストレージで写真や動画を保存・管理している人
- ・PCにバックアップをこまめに取っている人
- ・Spotifyなどを利用している人
- ・アプリをあまり使わない人
- 5iPhoneの機種変更の前に今のギガ数を確認しておこう
- ・現在のストレージ容量の使用状況を確認する方法
- 6iPhoneのギガ数や値段を比較して自分にあった容量を選択しよう
iPhoneのギガ数の前に機種の違いを理解しよう
これからiPhoneの機種変更を考えている方は、iPhoneのモデルとギガ数に悩んでいる人が多いのではないでしょうか?iPhoneも最新版が発売されるにつれ、高機能化が進み、その分値段も高額になってきています。
iPhoneデバイスは、モデルによって使える機能も異なり、機能やその使い方によって、必要なギガ数を見極めていかなければなりません。本記事冒頭の本章では、iPhoneのおすすめギガ数を紹介する前に覚えておきたい、iPhoneの最新機種の特徴からご紹介していきます。
iPhone 8・8 Plus
iPhone 8は2018年に発売されたモデルです。iPhone 7と大きく変わったポイントとして、カメラ性能の向上と、ワイヤレス充電に対応したことが挙げられます。有線でのバッテリー充填時間も大幅に改良され、短時間で充電できるという機能もiPhone 7からアップデートされたポイントです。
またiPhone 8 Plusからはカメラに【ポートレート】機能が搭載されていますが、iPhone 8には【ポートレート】機能は搭載されていません。iPhone 8とiPhone 8 Plusでもカメラ機能が異なるので注意してください。
デザインは、iPhone 7に似ていますが、デバイスの背面がガラス仕上げとなっていて、高級感の高いデザインとなっています。カラーバリエーションは下記の通りです。
Silver | Gold | Space Gray |
iPhone 8はサイズも大きすぎないのが特徴です。最新の機能を手頃な価格とサイズで利用したい方には、iPhone 8がおすすめです。またポートレート機能と大画面を利用したい方にはiPhone 8 Plusがおすすめです。
iPhone XS・XS Max
2019年2月現在、iPhone XS・XS Maxは現在発売されているiPhoneシリーズの中で、最上モデルとして君臨しています。発売はiPhone 8が発売開始された後の2018年9月からとなります。iPhone XS Maxはデバイスが大きいタイプのものになります。
デザインは、iPhone Xを継承していますがデバイスの背面がガラス仕上げとなっていて、高級感の高いデザインとなっています。またiPhone 8まで搭載されていた【ホームボタン】が排除され、顔認証機能が搭載されているのが大きな特徴です
液晶画面はワイド液晶ディスプレイを採用しており、より鮮明なスクリーンを楽しむことが可能です。カメラはiPhone 8 Plusに搭載されていた【ポートレート機能】を継承しています。
iPhone XS・XS Maxのカラーバリエーションは下記の通りです。
Silver | Gold | Space Gray |
値段が高くても、最新のiPhoneの機能や性能を利用したいユーザーにiPhone XSはおすすめです。
iPhone XR
iPhone XRは2018年に発売された、iPhone XSの廉価版モデルです。iPhone XS同様、ホームボタンが排除されたデザインとなっており、カメラに【ポートレート】機能が搭載されています。カメラ機能自体はiPhone Xと同レベルのスペックとなっており、液晶はRetinaが採用されています。
iPhone XS廉価版と言っても、iPhone 8よりも高性能で、iPhone 8 Plusよりも大きな液晶画面と、安価な価格が魅力のiPhoneモデルで、カラーバリエーションも豊富です。iPhone XRのカラーバリエーションは下記のリストを参考にしてください。
CORAL | Blue | Red |
Space Gray | Yellow | White |
iPhone 8以降は64ギガ・256ギガが主流
前章ではiPhoneの最新ラインナップ機種をご紹介しました。本章では、各モデルで用意されているギガ数(ストレージ容量)をご紹介します。
各モデルの特徴を理解した上で、展開されているギガ数を選択するのに役立ててください。
iPhone 8以降の容量(ギガ数)をリストで比較しよう
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
iPhone 8 | 67,800円(税別) | - | 84,800円(税別) | - |
iPhone Plus | 78,800円(税別) | - | 95,800円(税別) | - |
iPhone XR | 84,800円(税別) | 90,800円(税別) | 106,800円(税別) | - |
iPhone XS | 112,800円(税別) | - | 129,800円(税別) | 152,800円(税別) |
iPhone XS Max | 124,800円(税別) | - | 141,800円(税別) | 164,800円(税別) |
このようにiPhone 7までは32GBのストレージ容量が選択できましたが、iPhone 8以降は64GBが最小ストレージ容量となります。
これはiPhoneのカメラ性能が向上したことや、iPhoneデバイス自体の性能が向上したことが要因です。そのため、iPhone 8以降のモデルでは、64GB、256GBが主流のモデルとなっています。
上記リストのストレージ容量と価格を元に、どのストレージ容量とiPhoneデバイスを選んでいくかが重要です。iPhoneにはAndroidの様に、SDカードを挿入できないので、ストレージ容量が不足すると、データを削除するか、クラウドサービスを利用するしかありません。
ストレージ容量が不足している状態だと、スマートフォンの動作が遅くなる、アプリが正常に動かなくなるなどの症状が発生してしまうのです。これらの条件を踏まえて、次の章で64GB、256GBどちらを選べばよいのかをご紹介していきます。
iPhoneの容量選びは重要!【256ギガ】はこういう人におすすめ
iPhoneの256GBを選択するのが最良の手段ですが、64GBと256GBのiPhoneでは20,000円以上の価格差があります。その費用対効果は確かにあり、4倍のストレージ容量を25,000円程支払うことのできるユーザーは256GBを選ぶべきでしょう。
256GBのiPhoneを選択することで、有料のiCloudストレージやGoogle Driveを利用する必要がなく、iPhoneデバイスの中にデータを全て保存しておくことができます。iCloudなどのクラウドサービスは、ネット接続環境にない場合は利用できないというデメリットがあるのを覚えておいてください。
【256ギガ】写真や動画はどれくらい保存可能なのか?
それでは256GBのiPhoneデバイスを選択した時に、写真や音楽ファイルは、どれくらい保存できるかの目安をご紹介していきます。本章では、下記のデータファイルの保存数の目安を解説します。
写真データ | 動画データ |
音楽データ | 映画データ |
上記4つのデータファイルが、iPhoneに保存されるメジャーなファイルの種類となります。本章を参考に256GB、64GBどちらを選択するかの判断材料にしてください。
写真の場合
iPhone 8以上の写真撮影モードでは【HEIF】というファイル形式で画像ファイルが保存されます。【HEIF】は高画質な画像データを軽量化して保存することが可能なファイル形式で、JPEGファイルと同じ画質のデータでも、1/2ほどのデータサイズで保存できるのです。
iPhoneの標準的な解像度で、【HEIF】ファイル形式として画像を保存すると、写真データサイズは1MBから1.5MB程になります。このデータを元に算出すると64GBと256GBで写真保存できる枚数は下記の通りです。
64GB | 256GB |
約50,000枚 | 約200,000枚 |
動画の場合
iPhoneのアップグレードで利用したい機能は、4Kの高画質動画の撮影です。4Kなどの高画質動画を撮影すると、ストレージ容量は高画質になる分、圧迫されるのです。iPhone 8以降のiPhoneでは、写真の保存形式と同様に、高画質な動画を1/2程度のデータサイズで保存されますが、写真と動画ではサイズデータはまったく異なります。
iPhone 8のデフォルトで設定されているフルHD【1080p HD/30 fps】で1分間の動画を撮影した場合、また【4K/ 60fps】で動画を撮影した場合の、保存できる動画の本数を、64GB、256GBに分けて比較しました。下記のリストを参照ください。
64GB | 256GB | |
1080p HD/30 fps | 約1,100動画 | 約4,300動画 |
4K/ 60fps | 約160動画 | 約640動画 |
音楽や映画の場合
一般的な3-5分程度の音楽ファイルをMP3形式で保存した場合のデータサイズは4MB程です。この場合の音楽ファイルの保存数は64GBで【16,000曲】、256GBだと【64,000曲】となります。
映画ファイルの場合、一般的な2時間ほどの映画をMP4形式で保存した場合のデータサイズは平均して5GB程です。この場合の映画ファイルの保存数は64GBで【約13タイトル】256GBだと【約52タイトル】となります。
このように音楽ファイルや写真ファイル、動画ファイルの保存数が圧倒的に256GBの方が多く、Couldストレージサービスを利用しなくてもiPhone端末だけで保存することができるのです。
iPhoneの容量選びは重要!【64ギガ】はこういう人におすすめ
続いてiPhoneの【64GB】はどういった人に向いているのかをご紹介していきます。
クラウドストレージで写真や動画を保存・管理している人
iPhoneで利用できるiCloudは、iTunesでアカウント作成すると無料で5GBのストレージ容量を利用できます。またGoogleドライブアプリやGoogleフォトアプリを利用すれば無料で15GBのストレージが利用可能です。
こういった無料プランでクラウドストレージ容量をうまく使い分けることができる人は、64GBのiPhoneを利用しても問題ないでしょう。ただ、ネット接続が無い状況で、クラウド上のデータ管理ができないというデメリットもあるので、そういった面をカバーできる利用環境であるユーザーにとって、64GBはおすすめであると言えます。
PCにバックアップをこまめに取っている人
こまめにiTunesを使って、パソコンにバックアップを取っている方にも、64GBをおすすめします。データのバックアップを取り、不要なファイルをiPhoneから削除しながら利用できるユーザーであれば、64GBのiPhoneでも十分使いこなすことが可能です。
Spotifyなどを利用している人
iTunesなどで音楽ファイルを購入せず、Spotifyなどのデジタル音楽配信サービスアプリを利用している場合、アプリ上で音楽を保存できるのでストレージ容量を節約することができます。
デジタル音楽配信サービスアプリは、iTunesで音楽ファイルを購入してiPhoneに保存するのではなく、Spotifyなどのデジタル音楽配信サービスアプリで音楽ファイルを管理しているは場合、64GBのiPhoneを購入することをおすすめします。
アプリをあまり使わない人
iPhoneでアプリを利用しない方は、64GBをおすすめします。iPhoneの中でもストレージ容量を多く取るのが、アプリデータです。iPhoneの標準機能などを目的としているのであれば、64GBのiPhoneでも十分なストレージ容量と言えます。
iPhoneの機種変更の前に今のギガ数を確認しておこう
最後に新しいiPhoneに機種変更する前に、現在使っているiPhoneでどれほどのストレージ容量を使っているかを確認する方法をご紹介します。
現在のストレージ容量が、新しいiPhoneのストレージ容量よりも大きい場合、一部のデータを新しいiPhoneに移行することができません。その場合は、ファイルを削除したり、新しいCloudサービスを利用する必要があるので、機種変更前のストレージ容量確認は非常に重要です。
現在のストレージ容量の使用状況を確認する方法
現在のストレージ容量の使用状況を確認する方法は下記の手順は【設定】>【一般】>【iPhoneストレージ】と進んでください。現在のストレージ容量の利用状況がグラフで表示されます。
iPhoneのギガ数や値段を比較して自分にあった容量を選択しよう
本記事では最新のiPhone機種の特徴と、どのストレージ容量を選べばよいかの判断材料情報をご紹介しました。64GB、256GB共にメリットとデメリットがあります。本記事を参考に、iPhoneの使い方と値段で、どちらのストレージ容量を選択すべきか検討してみてください。