iPad で Micrsoft の Office アプリケーションを使いたいと場面に出会ったことがあるかと。Office for iPad を利用することで、出先でも Office を利用することができます。本記事では、使い方について解説します。
iPad で Microsoft Office の Word や Excel を使いたい、使えたらと思う場面に出会ったことのある方も多いと思います。そのような悩みも、Microsoft 社からリリースされている Office for iPad を利用することで解消できます。本記事では、Office for iPad についてご紹介していきます。
Office for iPadで使うことができるアプリケーションは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Onenote の5つです。iOS向けにリリースされているものなので、iPad、iPhone のどちらでも利用可能です。出先での作業や資料閲覧に活用することができます。
Office for iPad をインストールするにあたって、Microsoft アカウントが必要となります。Microsoft アカウントをお持ちでない場合でも、Microsoft の公式ページで簡単に作ることができます。作成手順は以下のようになっています。実際の画面遷移を簡単に記載しているので、作成画面と突き合わせていただくとわかり易いです。
操作内容 | |
1 | Microsoft アカウントのサインイン ページに移動し、[アカウントがない場合] の確認メッセージの横の [アカウントを作成しましょう] を選択します |
2 | 情報を入力してパスワードを作成します。 サインインする方法を変更するには、次のリンクを使用します。 ・メール アドレスを使う ・電話番号を使う ・新しいメール アドレスを取得する |
3 | [次へ] を選択します。 |
Office for iPad のインターフェイスは、大まかな見た目はPC版と同じものとなっています。ただ、iPad に合わせて最適化されており、機能が絞り込まれており、リボン上に表示されている機能は減っています。よく使う機能は残っているので、何らかの作業を行う上では十分です。
また、機能が減った分、ボタンのサイズが確保されているので使い勝手は悪くないです。そして、インターフェイス自体も iPad に向けて最適化されているので、出先で作業を行う上でも困ることはないです。
Office for iPad の Word は、音声認識でも文書作成ができます。iPad のソフトウェアキーボードでは入力しづらいという方にとっては便利な機能です。また、思いついたこと言葉に発すれば文章が入力されるので、作業もはかどります。
Office for iPad で作成したデータは、もちろん、iPad 内部に保存することができますが、iPad のストレージは限られているので、容量不足が心配です。そこで、Office for iPad は OneDrive や Dropbox といったクラウドステージを利用できますので、そちらに保存することがおすすめです。
また、作成した Word や Excel のファイルをクラウドステージに保存しておけば、出先で作業したファイルをオフィスに戻ってからPCで確認や修正をすることもできます。それに加えて、ほかの方とのファイル共有も容易になります。
Office for iPad は、当然といえば当然なのですが、PCのMS-Office とも互換性があります。OneDrive などのクラウドストレージを利用することで、iPad と PC 間でファイルのやり取りを容易に行うことができます。必要なことは、どちらの端末もインターネットに接続できることのみです。
注意点としては、Office for iPad のほうがリボンに設定されている機能が絞り込まれているため、難しい作業はPC で行うようにする必要があるという点です。とはいえ、iPad と PC でファイルの互換性がある点は使い勝手の良さにつながります。
Office for iPad は、画面サイズによって有料か無料かが変わります。これは、Microsoft が10.1インチ以下のタブレットやスマートフォンに対して無料版の Office Mobile を提供していますが、画面サイズが10.1インチを超えるものにはこれを提供していないためです。
iPad はラインナップごとに画面サイズに違いがあります。現行販売品では、まず、一番画面サイズが大きなものは iPad Pro でサイズは12.9インチと11インチがあります。次に大きいのは、iPad Air で10.5インチです。一番小さい iPad は9.7インチとなっています。そして、最も小さいのは iPad mini で7.9インチです。
使用する iPad の画面サイズが10.1インチ以下であれば、無料版の Microsoft Mobile Office を利用することができます。現行販売モデルだと、iPad と iPad mini が当てはまります。また、無料版で利用できるアプリケーションは Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote の5つで、有料版と変わりありません。
ただし無料版の編集機能は、簡易編集機能となっているので、複雑な編集はできません。しかしながら、小さな画面だと、Word や Excel 上での細かい作業は難しいので、最低限の機能を使うことができれば十分です。また、有料版の Microsoft Mobile Office をインストールしてフル機能を使用することもできます。
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