iPadのOffice(Word/Excelなど)を使う方法!無料と有料の違いや互換性について解説!

iPad で Micrsoft の Office アプリケーションを使いたいと場面に出会ったことがあるかと。Office for iPad を利用することで、出先でも Office を利用することができます。本記事では、使い方について解説します。

iPadのOffice(Word/Excelなど)を使う方法!無料と有料の違いや互換性について解説!のイメージ

目次

  1. 1iPad OfficeでMicrosoftのExcelとWordは使える?
  2. Office for iPadで使えるアプリ
  3. Officeを使うにはMicrosoftのアカウントが必要
  4. Office for iPadのメリット
  5. Office for iPadはPCと互換性がある
  6. 2iPad Officeの有料と無料の違いは?
  7. iPadの画面サイズの違い
  8. 3iPad Office365のプランは何がある?
  9. プラン毎の違い
  10. 4iPad Officeでおすすめなのはどれ?
  11. 一番安いライセンス契約
  12. WindowsとiPadで利用する人
  13. 軽い作業のみの人
  14. 5iPad Officeの違いを知って使いやすい方を利用しよう!

iPad OfficeでMicrosoftのExcelとWordは使える?

iPad で Microsoft Office の Word や Excel を使いたい、使えたらと思う場面に出会ったことのある方も多いと思います。そのような悩みも、Microsoft 社からリリースされている Office for iPad を利用することで解消できます。本記事では、Office for iPad についてご紹介していきます。

Office for iPadで使えるアプリ

Office for iPadで使うことができるアプリケーションは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Onenote の5つです。iOS向けにリリースされているものなので、iPad、iPhone のどちらでも利用可能です。出先での作業や資料閲覧に活用することができます

Officeを使うにはMicrosoftのアカウントが必要

Office for iPad をインストールするにあたって、Microsoft アカウントが必要となります。Microsoft アカウントをお持ちでない場合でも、Microsoft の公式ページで簡単に作ることができます。作成手順は以下のようになっています。実際の画面遷移を簡単に記載しているので、作成画面と突き合わせていただくとわかり易いです。
 

                     操作内容
1 Microsoft アカウントのサインイン ページに移動し、[アカウントがない場合] の確認メッセージの横の [アカウントを作成しましょう] を選択します
2 情報を入力してパスワードを作成します。
サインインする方法を変更するには、次のリンクを使用します。
 ・メール アドレスを使う
 ・電話番号を使う
 ・新しいメール アドレスを取得する
3 [次へ] を選択します。

Office for iPadのメリット

インターフェイス

Office for iPad のインターフェイスは、大まかな見た目はPC版と同じものとなっています。ただ、iPad に合わせて最適化されており、機能が絞り込まれており、リボン上に表示されている機能は減っていますよく使う機能は残っているので、何らかの作業を行う上では十分です

また、機能が減った分、ボタンのサイズが確保されているので使い勝手は悪くないです。そして、インターフェイス自体も iPad に向けて最適化されているので、出先で作業を行う上でも困ることはないです。

音声認識と連携

Office for iPad の Word は、音声認識でも文書作成ができます。iPad のソフトウェアキーボードでは入力しづらいという方にとっては便利な機能です。また、思いついたこと言葉に発すれば文章が入力されるので、作業もはかどります。

クラウドストレージと連携

Office for iPad で作成したデータは、もちろん、iPad 内部に保存することができますが、iPad のストレージは限られているので、容量不足が心配です。そこで、Office for iPad は OneDrive や Dropbox といったクラウドステージを利用できますので、そちらに保存することがおすすめです。

また、作成した Word や Excel のファイルをクラウドステージに保存しておけば、出先で作業したファイルをオフィスに戻ってからPCで確認や修正をすることもできます。それに加えて、ほかの方とのファイル共有も容易になります。

Office for iPadはPCと互換性がある

Office for iPad は、当然といえば当然なのですが、PCのMS-Office とも互換性があります。OneDrive などのクラウドストレージを利用することで、iPad と PC 間でファイルのやり取りを容易に行うことができます。必要なことは、どちらの端末もインターネットに接続できることのみです。

注意点としては、Office for iPad のほうがリボンに設定されている機能が絞り込まれているため、難しい作業はPC で行うようにする必要があるという点です。とはいえ、iPad と PC でファイルの互換性がある点は使い勝手の良さにつながります

iPad Officeの有料と無料の違いは?

Office for iPad は、画面サイズによって有料か無料かが変わります。これは、Microsoft  が10.1インチ以下のタブレットやスマートフォンに対して無料版の Office Mobile を提供していますが、画面サイズが10.1インチを超えるものにはこれを提供していないためです。

iPadの画面サイズの違い

iPad はラインナップごとに画面サイズに違いがあります。現行販売品では、まず、一番画面サイズが大きなものは iPad Pro でサイズは12.9インチと11インチがあります。次に大きいのは、iPad Air で10.5インチです。一番小さい iPad は9.7インチとなっています。そして、最も小さいのは iPad mini で7.9インチです。

10.1インチ以下は無料

使用する iPad の画面サイズが10.1インチ以下であれば、無料版の Microsoft  Mobile Office を利用することができます。現行販売モデルだと、iPad と  iPad mini が当てはまります。また、無料版で利用できるアプリケーションは Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote の5つで、有料版と変わりありません。

ただし無料版の編集機能は、簡易編集機能となっているので、複雑な編集はできません。しかしながら、小さな画面だと、Word や Excel 上での細かい作業は難しいので、最低限の機能を使うことができれば十分です。また、有料版の Microsoft  Mobile Office をインストールしてフル機能を使用することもできます

10.1インチ以上は有料

iPad の画面サイズが10.1インチを超える場合は、無料版の Microsoft  Mobile Office では閲覧のみとなっております。使う場面が、お客様に Word で作ったドキュメントを見せるだけであったり、Excel で集計したグラフを見せるだけという場合は、無料版で十分と言えます。

とはいえ、編集をすることもあるようなら有料版一択となりますが、これは、Microsoft が下の画像のように、画面サイズが10.1インチより大きいタブレットに対して無料版を提供していないためです。どこまでの機能が必要なのかを考えて、有料版にするか無料版にするかを選択しましょう

Office Mobileの対象デバイスと画面サイズ

iPad Office365のプランは何がある?

Office for iPad の有料版を利用する場合、買い切り方の製品は用意されていないので、購入にあたっては、いわゆるサブスクリプションの Office 365 を契約する必要があります。Office 365 には複数のプランがあるので Office for iPad だけでなく他のサービスについても検討の上、最適なものを選ぶようにする必要があります。

プラン毎の違い

Office 365 には複数のプランがありますが、Office のないプランもあるので注意が必要です。Offce のプランがないものは、当然ですが Office for iPad も使うことができなくなります。Offce サービスが付属している Office 365 サービスを選ぶことを忘れないようにしましょう。

Office for iPad を使うことができる Office 365 サービスとして主だったものは、Office 365 Business、Office 365 Business Premium、Office 365 ProPlus、Office 365 Enterprise E3、Office 365 Enterprise E5 といったところです。
 

  付属サービス・アプリケーション 月額/1ユーザー
Office 365 Business  Word、Excel、PowerPoint、Outlook、
 OneNote、Publisher、Access
 OneDrive for Business(クラウドストレージ)
  \900
Office 365 Business Premium ※Businessが提供するアプリケーションに加え
 SharePoint Online(ファイル共有、サイト作成)
 Exchange Online(ビジネスメール、連絡先管理)
 Skype for Business(Web会議システム)
 Yammer(社内SNS)
 Microsoft Teams(チーム管理)
 Microsoft Planner(タスク管理)
  \1,360
Office 365 ProPlus  Word、Excel、PowerPoint、Outlook、
 OneNote、Publisher、Access
 OneDrive for Business(クラウドストレージ)
 Skype for Business
  \870
Office 365 Enterprise E3 ※ProPlusが提供するアプリケーションに加え
 SharePoint Online
 Exchange Online
 Yammer
 Microsoft Teams
 Microsoft Planner
 容量無制限のストレージ
 最大1万人に向けたブロードキャスト配信
 電子情報開示(コンプライアンス機能)
  \2,180
Office 365 Enterprise E5 ※Enterprise E3が提供するアプリケーションに加えて
 PowerBI(ビジネスインテリジェンス)
 高度なセキュリティ機能
  \3,810

iPad Officeでおすすめなのはどれ?

Office for iPad を利用するにあたって、Office 365 のサブスクリプション契約が必要となります。プランが複数あるので、どのプランにするか迷うところです。そこで、どのプランがよいかを検討します。

一番安いライセンス契約

Office for iPad を利用することができる Office 365 サービスの中で、一番安いライセンス契約は Office 365 Business で、月額900円です。最小限のサービス構成ですが、Word、Excel を含む Office アプリケーションのほか、OneDrive for Business (1TB)となっています。

office365サービス_Microsoft公式サイトより

WindowsとiPadで利用する人

Office for iPad と Windows 版の Office の互換性を生かしたいなら、OneDrive によるファイル共有は必須です。その点、Office 365 Business は月額900円ですが、OneDrive がついており、Officeのライセンスは5台までインストール可能なライセンスとなっています。PC と iPad の両方に Office をインストールして、互換性を生かした作業を行うことができます。

軽い作業のみの人

iPad で Office を使う場合でも、PCとの編集面での互換性は必要なく、Word や Excel を閲覧できれば十分という場合もあります。この場合ですと、無料版の Office for iPad で十分ということになります。ただし、ファイル共有だけは必要です。この場合、無料で利用できるマイクロソフトアカウントにも OneDrive はついてきますので、マイクロソフトアカウントがあればよいということになります。

iPad Officeの違いを知って使いやすい方を利用しよう!

Office for iPad とPC版の Office の違いは、リボン上のボタンが絞られている、音声認識と連携した書き取りができる、インターネットに接続できれば場所を選ばずに作業ができるという点です。特に、音声認識機能を使っての書き取りは便利です。会議の録音代わりに使えば議事録の作成も簡単になります。

会議の書き取りを Office for iPad を使用し、議事録の作成は互換性を生かして Office for iPad で作成したドキュメントをPCで編集するというような使い分けができます。と、このようにうまく使い分ければ、便利に、効率的な作業につなげることができます。せっかく iPad があるなら、Office for iPad でその機能を生かしましょう。

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この記事のライター
Tak011
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