iPadを使っていて、全く反応をしなくなる事があります。その様な時は強制的に終了するしかありません。いざというときに、強制終了の方法を知っていれば、慌てずに済みます。iPadを愛用している方のため、各種類のiPadの強制終了方法をお教えします。
iPadは、ソフトの安定性はかなりたかく、パソコンのようにフリーズしたり、処理が極端に遅くなったりという事は少ないデバイスです。それでも、時々動かなくなって焦る事があります。そんなとき、対処方法を覚えておけば慌てる事もありません。
動作が不安定になったり、遅くなったりと何もできない場合、まずは電源を落としてしまいましょう。
通常操作で電源が切れないトラブルが発生したら、まずお使いのiPadの状態を確認しましょう。単純に電源スイッチを押しても終了できないのか、iPadがフリーズした(全く反応しない状態)のか、です。それぞれでの強制終了について説明します。
通常の終了方法である、電源ボタンを長押ししたり、サイドボタンと音量ボタンの同時押しでは電源が切れない場合の強制終了方法です。
iOS11からは、OSの中の設定に、ソフトウェア的に電源を切る方法が設けられています。iPad自体が固まっているのでなければ、この方法で終了するのが一番安全です。勿論、終了前にデータ等は保存しておきましょう。
iPadのホーム画面にある「設定」のアイコンをタップしてください。
「設定」→「一般」→「システム終了」と選ぶと、画面上部に「スライドで電源オフ」のボタンが現れるので、これを指示通りスライドしてください。終了については通常の電源オフと変わりません。
問題なく電源を切れたら、立ち上げは通常通りです。電源ボタンの長押しでAppleのロゴマークが表示されるところから立ち上がりますので、アプリ類が正常に動いているかを念のため確認してください。
どちらかというと、上記のような例は珍しい方でしょう。よくあるのが、iPadが全く何の反応もしなくなり、どのスイッチを押しても反応せず、電源が切れない場合です。そういったときの強制終了の方法をご紹介します。
今回ご紹介する方法は、iPad本体のリセットとは違い電源を切るだけですので、稼働中のアプリのデータは消えてしまうかもしれませんが、iPad本体の設定はそのまま残ります。
強制終了の方法ですが、キーの位置が違うだけで、iPhoneとも似たような操作となります。また、iPhone・iPadの特徴であったホームボタンを搭載していない機種もあり、当然操作方法が違ってきますので、自身のiPadの機種をしっかり確認しておいて下さい。
2018年に発売されたiPad Proから、ホームボタンが廃止されています。iPhoneでも、X以降の機種にホームボタンがありませんが、操作はボタンの位置が違うだけで一緒です。
この機種の強制終了方法は、
ホームボタンのあるiPadは電源を切るのはとても簡単です。ホームボタンと本体上部の電源ボタンをAppleのロゴが出るまで長押し(10秒程度)してください。これで再起動まで進みますので、あとは通常通り立ち上がれば何の問題もありません。やはり、アプリ等の動作に問題が無いかは簡単にでもチェックしておいた方が良いでしょう。
今回ご紹介した方法は、極めて軽微なトラブルの場合です。上記の方法でiPadの電源を落としたり、再起動できるという事は、本体もしくはOSや設定に深刻なダメージが無い状態です。
この程度のトラブルならiPadでも時々は発生するような問題ですから、強制終了の方法は覚えておいた方が良いでしょう。特に、iPadが使えなくなれば、強制終了の方法も検索できなくなります。
後、ホームボタンのあるタイプのiPadは直感的に電源ボタンの長押しか、ホームボタンと電源ボタンの同時押しと言う事は判りやすいですが、ホームボタンのないiPadをお使いの方は特に覚えておいた方が良いでしょう。余裕があれば、強制終了の実験もしておくと良いかもしれません。