Google Home miniとはGoogle Homeのダウンサイズデバイスですが機能・できることはほぼ同等です。今回はGoogle Home miniの使い方を解説します。Google Home miniでできることを理解して使い方をマスターしましょう。
今回は、Google Home miniについて、その機能・特徴などについて解説します。Google Home miniはGoogle Homeのダウンサイズ版という位置づけですが、コンパクトになっている分、Google Homeにはない使い勝手の良さがあります。
Google Home miniとGoogle Homeの違いについては、機能面でいうと、大きな違いはありません。Google HomeでできることはGoogle Home miniでもできると考えて良さそうです。
価格面でいえば、Google Homeが15,120円、Google Home miniが6,480円となっており、同じ機能を利用できてほぼ半額の価格差のあるGoogle Home miniの方がお得といえます。
しかし、機能が同じであるからといって使い勝手が同じとは限りません。サイズや細かいスペックの違いでデバイスの使われ方が違ってきます。以下、そうした細かい相違点について解説します。
Google Home miniとGoogle Homeの違いについて、まず引き合いに出されるのが「音量」についてです。
Google Home miniとGoogle Homeの音量の違いに関する一般的な総評は、「Google Home miniの方が音量が小さく、Google Homeの音量の方が勝っている」というものですが、この評価は使用するユーザーによって必ずしも当てはまるとは限りません。
なぜかというと、確かに通常の音声スピーカーとしてはGoogle Homeが出力する音量の方が大きく、音楽鑑賞をする場合はGoogle Homeに軍配が上がりますが、例えば作業しながらBGMで音楽を流したいときや、寝る前の数十分間枕もとでリラックス音楽を流したいときはGoogle Home miniの方が重宝します。
その理由はGoogle Home miniの方が最小音量が小さいからです。
Google Home miniとGoogle Homeの音出力機能については単純に音量を比べるのではなく、それぞれの機能と使い勝手を良く知って、用途に合わせて使い分けるという発想が理に適っているようです。
Google Home miniとGoogle Homeの具体的なサイズに関しては、Google Homeが「直径96.4mm × 高さ142.8mm」であるのに対し、Google Home miniは「直径98mm × 高さ42mm」となっており、Google Home miniの方が約3分の1の高さに収まっています。
この高さの違いは設置場所に大きく影響します。小物がたくさん載っている作業デスクでは場所をとらないGoogle Home miniの方が設置しやすいかもしれません。落ち着いたリビングでは設置場所を確保できるので大きい音量で音楽を楽しめるGoogle Homeの方が適しているかもしれません。
Google Home miniとGoogle Homeを比べて明らかに違う点は、「給電ポート」です。Google Homeの給電ポートは差し込み電源端子ですが、Google Home miniの給電ポートはマイクロUSBを採用しています。
マイクロUSBを利用するGoogle Home miniでは、モバイルバッテリーなども給電に使えることがメリットに挙げられますが、実際はそうした点よりも、設置場所から一番給電しやすいデバイスを選ぶ方が現実的でしょう。
ここまで、Google Home miniとGoogle Homeのどちらを選ぶべきかという観点で解説しましたが、元々、開発元のGoogleのコンセプトではGoogle Home miniとGoogle Homeを二者択一のデバイス同士とは考えていないようです。
つまり、必要に応じて1つの住まいに複数のGoogle Home miniとGoogle Homeを設置して利用してもらうように考えられています。
設置場所や用途、住まいの環境に合わせてデバイスを選択するという考え方が製品のコンセプトとしても正しいようです。
次に、Google Home miniでできること・特徴的な機能についてまとめました。
スマートスピーカーの主な機能といえば、AIによる音声認識機能です。ユーザーが音声でデバイス(スマートスピーカー)に指示することで、あらゆる機能をユーザーに代わってデバイス(スマートスピーカー)が管理するというものです。
スマホには早い段階からAIによる音声認識機能(Siri・Googleアシスタントなど)が導入されてきましたが、スマートスピーカーは音声認識機能をメイン機能に据えたホームデバイスである点が強調されるべき点です。
以下に、Google Home miniでできる音声管理機能について解説します。
音声認識機能の基本機能ですが、Google Home miniに話しかけることで各種情報検索が可能です。Google Home miniにはディスプレイがないので、全て音声による回答になりますが、逆に音声回答に特化しているので、仕事しながらの調べ物や朝の忙しい最中の確認事項などに重宝するでしょう。
Google Home miniにはディスプレイがないので、利用する際に手や視覚を奪われることがありません。この、デバイスを機械的に操作するという発想から解放されている点が、Google Home miniの未来型デバイスのありかたを体現している点であるといえるかもしれません。
Google Home miniでは、音楽の再生に関しても音声管理が可能です。各種音楽サービスと連携することにより、音声で指示するだけで音楽の出力管理ができます。
対応している音楽サービスは、有名なサービスで言えば、Google Play Music・Spotify・うたパスなどと連携ができ、音楽の再生だけでなく、流れている音楽の曲名やアーティスト名などの各種情報も聞き出せます。再生パターンも音楽サービスが対応し得る限り、ランダム再生やピックアップ再生などが可能です。
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