ディープフェイク動画の作り方とアプリを紹介【パソコン/スマホ】

ディープフェイク動画が登場して世界中に大きな衝撃が走りましたが、実はアプリを使えば現在は誰でも簡単に作成できます。この記事では、ディープフェイク動画を作成できるアプリを、PC、iPhone、Android、それぞれご紹介します。

目次

  1. 1ディープフェイク動画の作り方は簡単なの?
  2. ディープフェイク動画とは?
  3. 比較的高性能なPCがあればAIで顔だけ差し替える動画は誰でも作れる
  4. 2ディープフェイク動画の作り方の仕組み
  5. ディープラーニング技術の「GAN」
  6. 画像認識技術の「DCGAN」
  7. 高度なディープフェイクの生成が可能な「StyleGAN」
  8. 3ディープフェイク動画を作成できるアプリ
  9. パソコン用
  10. iPhoneでもAndroidでも使えるスマホアプリ
  11. 4ディープフェイクの問題点と可能性とは?
  12. 問題点について
  13. ディープフェイクの可能性
  14. 5ディープフェイク動画を作成する時の注意点
  15. ディープフェイク動画の公開で逮捕者も出ている!
  16. 6ディープフェイク動画作りに挑戦してみよう!

ディープフェイク動画の作り方は簡単なの?

ディープフェイク動画がYouTubeなどの動画サイトで公開されることが多くなり、話題になっています。ディープフェイク動画を作るためには、高度な技術が必要だと思われていますが、実際のところはどうなのか、疑問に思っている方もいることでしょう。

実は、ディープフェイク動画は専用アプリを使えば誰でも比較的簡単に作れます。この記事では、ディープフェイク動画とはどういったもので、誰でも簡単にディープフェイク動画を作成できるアプリをご紹介します。

ディープフェイク動画とは?

まずは、ディープフェイク動画とはどういったものなのか解説します。最初にこちらの動画をご覧ください。

こちらの動画ではオバマ元アメリカ大統領がカメラに向かって演説しているように見えます。実はこれは本物のオバマ元大統領ではなく、AIで合成したディープフェイク動画、つまり偽物のオバマ元大統領です。

ディープフェイク動画とは、この動画のように実際の人物の映像と音声をAIで合成して、あたかも本人が話したり行動したりするように作成する動画のことです。

比較的高性能なPCがあればAIで顔だけ差し替える動画は誰でも作れる

ディープフェイク動画の作成には、AIが必要です。AIが必要だと言われると、ごく一部の限られたシステムエンジニアにしか作れないのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、実際には、現在は多くのディープフェイク動画を作成できるアプリが出回っていて、詳しい仕組みや方法を知らない方でも、簡単に作成できます。

低スペックなPCでは難しいのですが、中級レベルから上級レベルの性能を持つPCと作成するためのアプリがあれば、元になる動画から簡単にディープフェイク動画を作成できます

ここ最近では、PCだけではなく、スマホアプリでもディープフェイク作成ができる動画が登場しています。

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ディープフェイク動画の作り方の仕組み

ディープフェイクの作り方は、現在、この後でご紹介するアプリを使うと、誰でも簡単にできます。しかし、どのような仕組みで顔の差し替えだけでディープフェイク動画を作れるのか、作り方の仕組みも理解したいという方も多いことでしょう。ディープフェイクの作り方の仕組みについて解説します。

ディープラーニング技術の「GAN」

GANとは「Generative Adversarial Networks(敵対的生成ネットワーク)」のことです。敵対的というのは、生成ネットワークと識別ネットワークの2つを競い合わせることで、精度の高い画像や映像の生成が可能になります。

まず、生成ネットワークに生成の種となるランダムデータを入力して新しいフェイクデータを生成します。次に、識別ネットワークが生成されたフェイクデータの真偽を判定します

この生成と判定を繰り返すことで、偽物のデータをより本物に近いデータに近づけていくことができます。そのディープフェイクの作り方の技術がGANとなります。

画像認識技術の「DCGAN」

GANからより発展して誕生したディープフェイクの作り方の技術がDCGANです。

GANは学習時に不安定になることが多く、生成されるデータが全く意味を持たないものになってしまうこともあります。そこで、より安定したディープフェイクを生成する技術として登場しました。

GANでは生成ネットワークと識別ネットワークにニューラルネットワークを使用していましたが、それを畳み込みニューラルネットワークを用いることで、GANよりもより安定した画像や動画の作り方が可能になりました。

高度なディープフェイクの生成が可能な「StyleGAN」

StyleGANは2018年に登場した技術で、もはや写真を証拠として利用することはできないとまで言われるほどに進化したディープフェイクの作り方です。

入力される元のデータからのノイズを柔軟に微調整できる機能を備えており、画像の大まかな構造から、微細な部分の構造まで徹底的に制御しながら、ディープフェイクを生成できるようにしたものです。

とても高画質でリアリティの高い画像が生成できます。

ディープフェイク動画を作成できるアプリ

ここからは、ディープフェイク動画を作成できるアプリをご紹介します。ディープフェイク動画作成のためのアプリには、パソコン用とスマホ用があります。それぞれ、特におすすめのアプリをみていきましょう。

パソコン用

パソコン用アプリのおすすめは次の2つです。
 

高性能な有料アプリのOnline Deepfake Maker

Deepfakes Web | Make Your Own Deepfake! [Online App]

こちらのアプリは、動画と顔を入れ替えるための画像をアップロードするだけで、オンラインでディープフェイク動画を作成できるアプリです。1時間3ドルの有料アプリですが、PCのスペックに関係なく利用できます。とても品質の高いディープフェイク動画を作成できるサービスとして世界中で人気です。

無料で利用できるFakeApp

FakeApp 2.2.0 - PC用ダウンロード無料

完全に無料で利用できるPC用のディープフェイク作成アプリをお探しであれば、こちらのアプリがおすすめです。英語ですが解説動画も公開されています。英語が苦手な方でも、画面を見ているだけで利用するための手順は理解できるでしょう。

メモリ8GB以上のスペックのパソコンが必要ですが、無料で楽しめるアプリをお探しならおすすめのアプリです。解説動画はこちらです。

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K.C
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