LINEをFacebook連携して認証する方法！登録・ログインのメリットデメリットは？

LINEでは、個人認証をする際には音声通話かSMSが使える電話番号で認証する方法と、Facebookアカウントを利用して認証する方法のふたつが利用できます。

Facebookアカウントで個人認証する代わりに電話番号を使わずに済ませる方法は、格安SIMなどを使っている場合に便利なので、メリットが理解しやすいでしょう。しかし、既に電話番号で個人認証を済ませている場合は、なぜFacebookと連携しないといけないかがわかりにくいはずです。

そこで、本記事ではLINEをFacebookアカウントと連携するメリット・デメリットを解説した上で、Facebookアカウントで個人認証したLINEアカウントの登録方法と、既に電話番号で個人認証を終えたLINEアカウントでFacebook連携する方法について説明します。実際の登録・連携方法をいますぐ知りたい場合は、目次からそちらへお急ぎください。

LINEをFacebook連携したところで、Facebookの投稿がLINEにも共有されたり、反対にLINEの投稿がFacebookのタイムラインに流れたりすることはありません。それでもFacebook連携をすすめる理由としては、以下のメリットが挙げられます。

電話番号で登録したLINEアカウントがFacebookと連携した場合、LINEへのログインの際にFacebookでのログインが可能となります。これは、本人認証をLINEがFacebookに下請けに出した形となり、「Facebookが認証したから大丈夫」ということでLINEへのログインが行われるワケです。

そのため、万が一携帯電話を紛失して、LINEに登録したメールアドレスとパスワードを忘れた場合でも、PCやiPad、それにほかの端末からFacebookのアカウントで認証を受けてLINEにログインできます。Facebook連携をしておけば、そうした万が一の場合の保険となります。

Facebook連携をしていない場合は、機種変更の際に電話番号が変わると、メールアドレスとパスワードを忘れてしまうとLINEにログインできなくなります。また、その際にSMS付きSIMから、SMSなしのデータ専用SIMに変更している場合も、本人認証ができないためLINEにログインできない羽目に陥ります。

こうした際に電話番号を用いずにLINEアカウントを作成・引き継ぎできるというのは、Facebook連携を行う大きなメリットのひとつです。

物事にはいいこともあれば、かならず悪いこともついて回ります。Facebook連携や、Facebookアカウントの個人認証によるアカウント作成にも、デメリットがないわけではありません。

LINEでFacebook連携をすると、まれに自分のFacebookアカウントが友だち追加されてしまう場合があります。この現象が起きるのは以下のふたつの条件が重なった場合です。
 

• LINEで「友だち自動追加」をオンにしている
• Facebookに電話番号を登録しており、しかもそれが公開指定されている

ひと頃ほどの人気はないものの、LINEといえばLINEスタンプは欠かせません。しかし、iPhoneの場合、電話番号での個人認証をしないで、Facebookアカウントによる認証だけでログインしていると、LINEスタンプを購入することができません。

正確に言うと、AndroidでならFacebookアカウントによる認証だけでログインしていても、LINEアプリ内のスタンプショップにおいて、LINEコインを使ってスタンプを購入可能です。

しかしiPhone上でLINEスタンプを購入しようとすると、iOSのLINEアプリではLINEコインを利用できないため、ブラウザ経由でLINE STOREにアクセスすることになります。ところがLINE STOREでは、Facebookアカウントによる認証しか済ませていないLINEアカウントではログイン自体ができず、そのためLINEスタンプの購入もできなくなります。

ただし、電話番号をあとから登録してあれば、問題なくLINEスタンプを購入できます。

LINEには、LINEユーザー同士の無料通話とは別に、携帯電話や固定電話に向けて格安で電話発信できるIP電話の LINE Outという機能があります。特に最近では広告を見るだけで国内の携帯電話なら1分、固定電話なら3分無料通話できる、LINE Out Freeも使える、非常に便利な機能です。

ところがFacebookアカウントによる個人認証だけだと、この機能を使うことができません。電話番号での登録でなければ、発信地の国籍が不明な上に、確実な身元確認ができないので、有料の可能性のあるサービスは受け付けられないというわけです。

もっともIP電話はLINE Outに限るわけではありませんから、これも大きなデメリットとは言えないでしょう。また、LINEスタンプのときと同様、電話番号認証を行っているのであれば、Facebook連携することでLINE Outが使えなくなるわけではないので、これまた問題はありません。

それでは、まず電話番号を利用せずにFacebookアカウントを使用してLINEで個人認証を行い、アカウントを登録する方法から説明します。

この場合も、電話番号でLINEアカウントを登録する場合同様、まずはLINEアプリをインストールして立ち上げます。その上で「はじめる」を選択し、次の画面で「Facebookログイン」を選択します。すると改めてFacebookのアカウントでログインしていいのかを尋ねられますので、再び「Facebookログイン」をタップします。

するとLINEアプリ内部からFacebookが呼び出されますので、Facebookアカウントのメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」を選択します。画面が切り替わり、Facebookでの名前が表示されますので、LINE上では変更したい場合はここで名前を変更し、そうでない場合はそのまま、「→」ボタンをタップします。

続いて年齢確認画面が表示されますので、3大キャリアかY!mobile、もしくはLINEモバイルのユーザーであれば年齢確認を行ってください。それ以外のMVNOキャリアを利用している場合は「あとで」を選びます。