GoogleChromeのflagsで高速化する12の設定!日本語化はできる?

検索速度が速いGoogle Chromeでも、便利な機能が増え、長期間使用している場合は速度が落ち「重い」と感じるようになります。そんな時は「flags」を使って高速化しましょう。GoogleChromeのflagsで高速化する12の設定をご紹介します。

目次

  1. 1Google Chromeの試験的機能「flags」とは
  2. 2Google Chromeのflags設定ページを開く方法
  3. 3Google Chromeのflagsで高速化する12の設定
  4. 高速化設定一覧
  5. 4Google Chromeのflagsを日本語化できる?
  6. 5Google Chromeのflagsの利用には注意
  7. 6Google Chromeのflagsを使わず高速化する方法
  8. タブを整理する
  9. メモリーの使用状況を確認
  10. プライバシーとセキュリティを変更
  11. 拡張機能を使って高速化する
  12. 7Google Chromeをflagsで高速化する場合は自己責任で
  13. GoogleChromeの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!

Google Chromeの試験的機能「flags」とは

Google Chromeには、まだ試験運用で正式に公表していない拡張機能があります。それがChromeの「flags」と呼ばれる機能です。この試験運用中​​​​​​​の拡張機能を設定することで、Chromeを高速化することができます。

flagsはまだ試験運用ではありますが、個人による設定で、実装していない拡張機能でも有効にすることができます。Chromeの試験運用中の「flags」には各種項目があり、各項目を変更することによりChromeの動作を高速化することができます。

Chromeの「flags」はPCのみならず、Androidアプリ版でも利用することができます。スマホやタブレットのChromeの速度が落ちてきていると感じている場合でも、Chromeの動作を高速化できます。

Google Chromeのflags設定ページを開く方法

早速、Google Chromeのflagsの拡張機能の使い方を説明します。まずはじめに、Google Chromeのflags設定ページを開くため、アドレスバーに「chrome://flags」と入力してください。入力すると、Chromeのflags設定ページに移動します。

Chromeのflags設定ページに移動すると、上の図のような「flagsについての警告」が日本語ではなく、英語で表示されます。警告が表示されるのは、前述したように、Chromeのflags機能はまだ試験運用にあり、正式に公表されている機能ではないため、flags設定の変更したことで生じた不具合は、あくまでも設定を変更したユーザー本人の自己責任となるためです。

警告は表示されますが、Chromeのflags拡張機能の設定項目の内容をしっかり理解した上で利用していれば、試験運用中とはいえ、安心して設定を変更することは可能です。

Chromeのflags拡張機能が上の図のように表示されます。Chromeのflags拡張機能の右側にある「Enabled(有効化)」「Disabled(無効化)」をクリックすることで、Chromeのflags拡張機能を有効、または無効にできます。

また、画面の上部の「検索ボックス」から、Chromeのflags拡張機能項目を検索することが可能です。

Google Chromeのflagsで高速化する12の設定

次に、試験運用中ではあるが、現在使用することができるGoogle Chromeのflags拡張機能をご紹介してきます。現段階では12種類のflags拡張機能があります。これら各flags機能の内容をしっかり理解したうえで有効化に設定するように心がけてください。

高速化設定一覧

現在設定することができるChromeのflags拡張機能は12種類あり、以下の目的のために拡張機能をそれぞれ設定することができます。

  1. 使用していないタブのメモリを自動で開放
  2. タブを閉じる早さを高速化
  3. 表示しているタブ以外の自動読み込みを抑止
  4. シンプルキャッシュ
  5.  QUIC 新しい通信プロトコル
  6.  ハイパーリンクの監査
  7. 画像処理にGPUを優先する
  8. ラスタライズにGPUを使う
  9. 画像描画の同時処理数を指定(1~4)
  10. Canvasの2Dの描画をGPUで処理する
  11.  Webフォントを別サイズのキャッシュで代用
  12. スクロールをスムーズにする

試験運用中の各flags機能の詳細について、ここから先ご紹介してきます。

Automatic Tab Discarding

日本語で解説すると、「Automatic Tab Discarding」は「使用していないタブのメモリを自動で開放メモリ開放」する拡張機能です。メモリを自動で開放する優先順位は、ブラウザにおまかせで指定することはできません。調べ物をしているうちタブを次から次へと開いてしまい、その結果スワップが発生し、重くなってしまっているという環境でこの機能は効果を発揮します。

重さ対策にはなりますが、メモリが開放されたタブを開くとページが再読み込み込まれます。メモリが解放されると、住所など入力フォームなどの内容は消えてしまうので注意が必要です。

Fast Tab/Window Close

日本語で解説すると、「Fast Tab/Window Close」は「タブを閉じる早さを高速化」する機能です。PCのタブを閉じる際の処理をPCのバックグラウンドで行うため、処理速度を向上することができます。

Only Auto-Reload Visible Tabs

日本語で解説すると、「Only Auto-Reload Visible Tabs」は「表示しているタブ以外の自動読み込みを抑止」する機能です。PCに回線が接続されていない状態で、読み込みに失敗したタブは、回線の接続が回復するとバックグラウンドでリロードします。このオプション機能を有効にすることで、開いているタブ以外の読み込みを抑止します。

Simple Cache for HTTP

日本語で解説すると、「Simple Cache for HTTP」は「キャッシュのチェックを高速化することでウェブページの表示速度を向上させるシンプルキャッシュ」という機能です。

キャッシュファイルとは、皆さんが利用するデータの中で、利用頻度の高いデータをすぐに利用できる形式でハードディスクに保管したものを意味します。再度同じデータが必要になった際、より迅速に読み出すことができ、無駄な時間や処理にかかる時間を軽減することができます。

この機能は、ブラウザのキャッシュファイルチェックにかかる時間を短縮する新しいキャッシュシステムです。キャッシュのチェックを高速化することで、ウェブページの表示速度を向上させる効果があります。

Experimental QUIC protocol

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tiamomare

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