AndroidスマートフォンでGPSが有効になっているか分からない、アプリで位置情報が使えないなど、GPSが取得できない・利用できない原因とその対処法をご説明します。また、特定アプリ（モンスト）で位置情報を取得するための設定もAndroid用に解説しています。
様々なアプリで利用されている「位置情報」。今スマートフォンで取得できる位置情報は地図アプリ上に自分の位置を表示させるだけではなく、SNSやゲームアプリでも利用されているため、位置情報が取得できないと不都合が生じるケースが多くあります。
Androidで位置情報を取得できない原因には３つの主な要因があります。
Androidで位置情報を取得できない原因として、まず最初に疑う必要があるのはGPSが正常に取得できていないケースです。まずはAndroid上でGPSが正常に取得できているか確認することから対処していきましょう。
Androidでは画面上部に表示されているステータスバーを下にスライドすると、現在有効な機能や無効になっている機能がアイコンで一覧表示されます。（Androidの機種によっては下から上にスライドさせるケースもありますのでご注意ください。）
ここで、「位置情報」が有効になっているか確認します。位置情報が取得できない原因は「位置情報」が無効になっているからかもしれません。
Android上で位置情報が取得できているけど精度が悪い、取得できないなど問題が発生している場合には、対処法として「位置情報モード」を確認してみましょう。「設定」から「セキュリティと画面ロック」を選択します。もしくは、ステータスアイコンの「位置情報」をロングタップすると設定画面に入ることが出来ます。
位置情報設定画面に入りましたら、現在設定されている位置情報モードを確認の上、この後の各モードの説明に応じて変更してください。（スクリーンショットはAndroid 8.0.0で確認したものとなります。）
「モード」を選択すると「高精度」「バッテリー節約」「GPSのみ」の３つの選択肢が表示されます。位置情報の精度が悪い場合はモードが「高精度」以外になっている可能性があります。バッテリー消費量は少し上がりますが、Android端末で位置情報の精度を高めたい場合には「高精度」を選択することが有力な対処法となります。
Androidで設定できるそれぞれの位置情報モードの特徴を解説します。
まず「バッテリー節約」に含まれるWi-Fiやモバイルネットワークによる位置情報は、Wi-Fiに登録されている位置情報（Wi-Fiのスポットに登録される情報）やモバイルネットワークの接続基地局の位置情報から特定された範囲のみを返します。そのため非常に広範囲であったり、Wi-Fiに登録されている情報に左右されるなど誤差が大きい点が問題となります。
次に、「GPSのみ」での現在地特定の場合、GPSは衛星からの電波受信により位置を特定することから、地下や建物内にいるといつまで経っても位置が特定できないという事象が発生してしまいます。
ですので、地上を歩いて位置情報を使うようなアプリでの利用の場合は「GPSのみ」でも十分効果があります。ただし「GPSのみ」の場合、位置情報の特定に時間が掛かりますのでその点も注意が必要です。
そして「高精度」モード、GPSとバッテリー節約に含まれるWi-Fiやモバイルネットワークの基地局情報を使った位置情報の特定は、衛星からの位置情報特定と地下や建物内に居る際のWi-Fiなどによる位置情報の補足、これを組み合わせたAndroid位置情報設定での最強のモードということになります。
位置情報の取得で「高精度」「バッテリー節約」を選択している場合、モバイルネットワーク接続によって基地局から位置情報を得ます。そのため、Android端末で位置情報の取得ができない場合は、3G/4Gなどのモバイルネットワークの電波状況を確認しましょう。このように位置情報をONにしていても、原因は電波状況にあるかもしれません。
上の画面はAndroid端末上の位置情報モード設定画面を表示している状態ですが、右上のステータスバーにはモバイルネットワークの電波が十分に取得できています。4Gで接続していることもわかりますので、モバイルネットワークを利用した位置情報の補足は可能です。反面、Wi-Fiには接続されていないのでWi-Fiの位置情報を利用した補足は動作しないことが分かります。
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