動画共有サービス・TikTokの利用規約はやばいと口コミで噂になっています。この記事では、TikTokの利用規約がやばいといわれる理由を徹底解説しました。TikTokを安全に利用するポイントもご紹介していますので、気になる人はぜひ読んでみてください。
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この記事では、TikTokの利用規約がやばいといわれている理由を規約の内容とともに徹底解説しました。後半では同様のサービスであるYouTubeの利用規約の内容を検証するとともに、TikTokを安全に利用するポイントも詳しく解説しています。
ぜひ最後まで読んでみてください。それでは解説していきます。
結論からいうと、TikTokの利用規約がやばいといわれる理由は3つあります。
TikTokの利用規約がやばいといわれる理由
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TikTokの利用規約がやばいといわれる理由1つ目は、他の業者や機関と情報共有することがあるからです。
事実、利用規約にはTikTokが必要と判断した場合、ビジネスパートナーや法的機関・プロバイダなどに情報を共有したり開示したりすると明記されています。情報を共有する理由は業務改善や法的に要求された場合などさまざまです。
また、TikTokが事業を売買したり合併したりする場合にも「お客様のデータを開示します」と記されています。
つまり、いったんTikTokにアップした情報は、TikTok側の判断で第三者に開示されるかもしれないということです。
情報の保有期間については下記のように記されています。
「当社は、本プラットフォームの提供および本プライバシーポリシーに定めるその他の目的のために必要な期間、情報を保持します。」
TikTokに投稿した動画や登録した個人情報は、登録解除してもTikTokのサーバーからすぐ削除されるわけではありません。TikTokが不要と判断しない限り保存されることになります。
TikTokにアップした情報は、知らないところで企業や法的機関に提供される可能性があるといえるでしょう。情報の保存期間もTikTok側次第なので、必要と判断されれば登録解除してもデータはそのまま残ることになります。TikTokのデータは全て、いつ第三者に開示されてもおかしくないと思っておいた方が良さそうです。
続いて、「セキュリティは保証できない」について解説します。
TikTokの利用規約がやばいといわれる理由2つ目は、セキュリティは保証できないからです。TikTokの利用規約には次のように明記されています。
「本プラットフォームを介して通信されるお客様の情報のセキュリティは保証できません。いかなる通信もお客様の責任において行ってください。」
つまり、TikTokを介して通信されるユーザーの情報が漏洩した場合でも、TikTokは責任を負わないということです。言い換えるとユーザーの自己責任ということになります。
TikTokを利用している時点で利用規約に同意しているとみなされるため、情報漏洩に関する苦情を申し立てても受け入れられない可能性が高いです。TikTokにアップした時点で、情報は世界中のユーザーに公開されたも同じといえます。動画や個人情報をアップする際は、細心の注意を払ってくださいね。
次に、「著作権の侵害がスルーされることもある」について解説します。
TikTokの利用規約がやばいといわれる理由3つ目は、著作権の侵害がスルーされることもあるからです。
例えば、TikTokにアップした動画を他のユーザーが許可なく使用していた場合、苦情を申し立てることができます。
ただし、「反論通知フォーム」の内容を全て記載しないと、内容を十分に調査できないため却下される可能性があると規約には明記されています。
また、苦情を申し立てても調査や処理に時間がかかるため、苦情を申し立てても相手の動画がすぐに削除されるわけではないようです。
「第三者間の紛争を解決する立場にはなく、報告されたコンテンツを削除又はアカウントを凍結できない場合がある」とも記されています。
TikTokに著作権侵害の異議を申し立てても、対応してくれるかどうかはケースバイケースといえるでしょう。TikTok側の判断で、動画を削除したりアカウントを凍結したりしてくれないこともあるからです。TikTokに投稿する際は、動画の著作権が守られない可能性があることも考慮してくださいね。
以上、TikTokの利用規約がやばいといわれる理由3つについて解説しました。
TikTokの利用規約がやばいといわれる理由
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ここからはTikTokとよく比較されるYouTubeの利用規約がどんな内容か検証していきます。
まず、動画の著作権に関しては、「YouTubeに無償ライセンスを付与するものとします。」と利用規約に明記されていました。
YouTubeに動画をアップしても、動画の著作権自体はアップした個人や団体・企業に帰属します。
しかし、アップした時点でYouTubeによる動画の二次使用を許可していると判断されるのです。
また、たとえ動画を削除しても、動画のコピーをYouTube側が不要と判断するまで保存される可能性もあります。
なぜなら、規約には「お客様が本サービスからコンテンツを削除した後も、商業的に合理的な期間にわたって存続します。」と記されているからです。
データの保存期間に関しては、TikTokと同じようなことが書かれているといえますね。
個人情報の保護に関しても、どこまで対策するかはユーザーに委ねられています。
規約にはプライバシーを保護する方法のヒントが書かれているものの、ユーザー自身が設定しないとセキュリティ対策はできません。
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