iPhoneの画面録画をご存じですか。画面録画はスクショ録画とも呼ばれます。iPhoneに搭載された新しい動画機能で、ゲームの実況などに最近よく使われている、ユーザーが待ち焦がれた機能です。今回はiPhoneで動画スクションを撮影する方法を解説します。
これまでiPhoneを愛用するユーザーから、少なからず上がるAppleへの要望の声がありました。それはスクリーンショットのキャプチャを録画できないか、という要望です。iPhoneのこれまでのモデルには、スクリーンショット機能はすでに搭載されていました。
ネットを見ていて興味深い記事があったり、アプリやプログラムなどの設定方法や説明書をWebからその部分だけ切り出して保存したり、あるいは海外に行く際にビザ取得に必要な銀行残高をWebでチェックしてその部分を切り出して保存したりする際に、このスクリーンショット機能を使い、画像をスクリーンショットし、ライブラリに保存していました。
しかし、スクリーンショットには限界があります。静止画像は取れても、動画をスクリーンショットできないので、たくさんのスクリーンショットを取り、それを編集して1つにし、他の人に見せたり説明したりする必要がありました。もしスクリーンショットで静止画像の撮影だけでなく動画撮影もできれば、活用範囲は大きく広がります。
そうしたユーザーからの要望に応えるべく、2017年9月にAppleはiOS11のアップデートサービスを開始しました。それ以降、画面動画、つまりスクショ動画はiPhoneの標準装備機能となりました。ではiPhoneで動画をどのようにスクショ、つまり画面動画をするのでしょうか。
iPhoneのスクショ録画機能、つまり画面録画機能を使用するには、まず画面録画をコントロールセンターに追加する必要があります。コントロールセンターとは、Bluetooth、画面ロック、明るさ調整、カメラ、電卓、ミラーリングなどiPhone搭載の様々なアプリをワンタッチで操作できる機能のことです。
iPhoneの「ツールボックス」のような機能です。この「ツールボックス」に画面録画という新たな「ツール」を入れて初めて、スクショ録画機能を使用することができます。画面録画を追加する方法を説明します。iPhoneのホーム画面から「設定」アイコンを選択します。「iPhone設定」画面のメニューの中から「コントロールセンター」を選択します。
そして次の画面で「コントロールカスタマイズ」を選択します。
「カスタマイズ」画面下部に「コントロールを追加」があり、その中に「画面収録」があります。「画面収録」の左にある「+」をタッチします。「画面収録」が「含める」の中に移動します。これでコントロールセンターに画面録画が追加されました。
これから、コントロールセンターに追加された画面録画を呼び出し、キャプチャ動画の撮影をどのように開始するのかを説明します。iPhoneのロック画面、ホーム画面どちらでも構いませんが、画面の下に指を付け、画面上に向かってスワイプします。「コントロールセンター」が現れます。
「コントロ-ルセンター」の中にある「ツール」から、「二重丸」で表示されている「画面録画開始」ボタンをタッチします。これでキャプチャ動画、つまりスクショ動画の撮影が開始されます。
「コントロ-ルセンター」の中にある「二重丸」で表示されている「画面録画開始」ボタンをタッチすると、3秒のカウントダウンが始まります。その後キャプチャ動画の撮影が始まります。キャプチャ動画の撮影を停止したいときは、画面上部の赤い部分をタッチします。
「録画収録を停止しますか」というポップアップが表示されますので、「停止」を選択します。これでキャプチャ動画を停止できます。
iPhoneに標準装備された画面録画機能、つまりスクショ録画機能は、ただ単に音無しの動画を撮影できるだけではなく、音を入れて録画することもできます。iPhone内の音やiPhoneの外の音も含めてスクショ録画を撮ることができます。これからiPhoneで動画をスクショする際の3つ音声の切り替え方法について考えます。
1つ目は外部の音声を録音する方法、2つ目はiPhone内の音声をオフにする方法、そして3つ目は通知音や効果音をオフにする方法です。
iPhoneで動画をスクショする際の3つの音声切り替え方法の1つ目は、外部の音声を録音することです。外部の音声とは、iPhoneを使っている自分自身の声や、自分の周りにいて話しかけている人たちの会話の音声、また自分の周りの騒音や音楽などもすべて外部の音声に含まれます。どのように外部の音声を録音できるのでしょうか。
これからその設定方法を説明します。まず、iPhoneの「コントロールセンター」を開きます。「二重丸」で表示されている「画面録画開始」ボタンを長押しします。「画面収録」画面にかわります。「画面収録」画面の下に「マイク」のアイコンがあります。タッチする「マイク」のアイコンが赤に変わります。
その状態で「収録を開始」を選択すると、外部の音声録音がオンになります。外部の音声録音をオフにしたい場合は、もう一度「マイク」アイコンをタッチします。
iPhoneで動画をスクショする際の3つの音声切り替え方法の2つ目は、iPhone内の音声をオフにすることです。これは、スクショ録画中に不必要にアプリが出す音や効果音などを入れずに録画したいときに便利です。注意したいことはスクショ録画中にiPhone本体の音量をゼロにしたり、ミュートにしたりしても、iPhone内の音声は録音されてしまいます。
それでiPhone内の音声をオフにするには、iPhoneをマナーモードにします。マナーモードの状態で、iPhone内の音声が録音されることはありません。マナーモードの設定の仕方は簡単です。iPhone本体の左に音量調整ボタンがあります。
その上に「着信/サイレントスイッチ」があります。それを上に押し上げるとマナーモードになります。マナーモードの状態の場合、「着信/サイレントスイッチ」にオレンジ色のラインが見えます。
iPhoneで動画をスクショする際の3つの音声切り替え方法の3つ目は、通知音や操作音をオフにすることです。煩わしい通知音や操作音といった雑音を排除してスクショ録画を撮るには、iPhoneをおやすみモードにする必要があります。設定方法は、iPhoneの「設定」アイコンを選択し、「設定」画面のメニューから「おやすみモード」を選択します。
「おやすみモード」画面にある「おやすみモード」を有効にし、通知は「常に知らせない」にチェックを入れます。
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