2019年05月21日更新
Amazonプライムの「緊急の通知」メールはフィッシング詐欺なので注意!
買い物だけでなく、音楽や動画、書籍などを気軽に楽しむことができるAmazonの有料サービスであるAmazonプライムの名前を利用して詐欺のメールが送信されてくることが報告されています。今回はAmazonプライムの更新を促すメールについて紹介します。
目次
- 1Amazonプライムの「緊急の通知」メールはフィッシング詐欺?
- ・Amazonプライムの更新を促す迷惑メール
- ・ユーザーの個人情報やクレジットカード情報が目的
- 2Amazonプライムのメールが詐欺かどうか見分けるには?
- ・メールアドレスを確認する
- 3Amazonプライムの迷惑メールが届いた時の対処法
- ・添付してあるリンクを開いてしまった
- ・ログイン情報を入力してしまった
- ・クレジットカード情報を入力してしまった
- 4Amazonプライムの迷惑メールによる被害
- ・ログイン情報を入力してしまった事例
- ・住所等の個人情報を入力してしまった事例
- ・クレジットカード情報を入力してしまった事例
- 5Amazonプライムのメールには注意を!
Amazonプライムの「緊急の通知」メールはフィッシング詐欺?
最近では、有名サイトやサービス、そしてSNSの運営に扮したアカウントでフィッシング詐欺などの悪質なメールを送信してくることが多くあります。今回はその中でもAmazonプライムの名前をかたった悪質な詐欺メールについて焦点を当てて解説していきます。Amazonプレミアムのサービスに会員登録して実際に利用しているという方は特に注意しましょう。
今回の特集では、まずAmazonプライムからの詐欺メールは一体どのような形で送られてくるのかということと、その悪質なフィッシング詐欺の目的、そして対処法を解説した後で、実際にAmazonからのメールを開いて信じてしまったケースではどのような被害が想定されるのかということについて検証していきます。不安な方は参考にしておいてください。
Amazonプライムの更新を促す迷惑メール
まずAmazonプライムからの悪質なフィッシング詐欺メールはどのようなものなのかを紹介します。多く報告されているケースでは、Amazonプライムに会員登録してあるユーザー宛に送っているという前提での内容になります。Amazonプライムの有料会員の期限が迫っているので、更新してほしいという趣旨のメールがユーザー宛に届くことになります。
特に受信者がAmazonプライムに、既に会員登録してサービスを楽しんでいる本当のユーザーである場合には、このメールを信じてしまいがちです。今現在まで会員として利用できたものが、ストップしてしまうというのを防ぐために、信じ込んでしまった方は、迷惑メール内のリンクからアクセスして偽の更新を行ってしまうという仕組みになっています。
ユーザーの個人情報やクレジットカード情報が目的
次に、このAmazonプライムを名乗る悪質なメールの送信者は、一体何を目的にしているのかということについて解説します。結論から言うと、ユーザーの個人情報や、クレジットカードの情報を取得するということが目的になっています。偽の更新リンクから少しでも詐欺に引っかかってくれるユーザーがいれば、詐欺師の目的は達成ということになります。
このように、偽のサイトに誘導して、個人情報を入力させる詐欺のことをフィッシング詐欺と呼びますので、覚えておいてください。Amazonプライムのフィッシング詐欺メールに関しては「緊急の通知」という文言が記載されていますので、重要なメールであると簡単に信じてしまいがちです。特にこの文言はタイトルに入れるなど目に入りやすくなっています。
Amazonプライムのメールが詐欺かどうか見分けるには?
Amazonプライムを名乗るフィッシング詐欺のメールは、どのような内容で、どのような目的で送られてくるのかということについて説明してきました。本来であれば、不自然なメールから詐欺だと気付き、すぐに破棄するべきではありますが、このように巧妙な本物に近い内容のメールを送ってくるようであれば、信じ込んでしまうことに心配になる方もいます。
ここからは、Amazonプライムを名乗ったフィッシング詐欺の緊急の通知メールに関して、本当のメールか詐欺のものかを見分ける方法について説明します。ご自身でメールをそれほど送受信しない方など少し詐欺に関して不安に感じている方は次で紹介する詐欺メールの見分け方をチェックして、いざという時に詐欺だと見極められるようにしておきましょう。
メールアドレスを確認する
フィッシング詐欺かどうかを見極めるためには、1つの項目を確認するだけで結構です。見極める方法としては、その送られてきたAmazonプライムからのメールアドレスを確認してください。Amazonからではなく、詐欺師からのAmazonプライムの会員更新を促したフィッシング詐欺メールである場合には本文がいくら本物の様であっても偽物です。
特に、送信されたメールアドレスのドメインに注目して見極めてください。Amazonから送られる本物のメールであれば、amazon.comのようなドメインで送信されます。ただし、似たようなスペルのドメインも存在しますので、しっかりとアルファベットを目視で確認するようにしてください。以上が詐欺・迷惑メールか本物かを見抜くポイントになります。
Amazonプライムの迷惑メールが届いた時の対処法
ここまで、Amazonプライムに扮した詐欺師から送られ来るメールか、本当のAmazonから送られてくるメールかを見抜く方法について解説しました。基本的には、メールアドレスのドメインにしっかりAmazonが入っているかということや、「緊急の通知」など、重要性を不必要なまでにアピールしてくるようなメールは詐欺だと思うようにしてください。
ここからは、万が一Amazonプライムに扮して送られてきた緊急の通知の詐欺メールが届いてしまった場合の対処法について解説していきます。Amazonの詐欺メールを見極めることができず、何かしらのリアクションをしてしまった場合においての対処法となります。シチュエーション別で解説していきますのでご自身の状況に合わせて読み進めてください。
添付してあるリンクを開いてしまった
まずは、Amazonプライムを名乗る詐欺メールに記載されている更新先などを含めた何かしらのリンクにアクセスしてしまった場合の対処法です。緊急の通知などのメールでは更新のリンクがありますが、Amazonの偽リンクにアクセスしたとしてもクレジットカード情報など個人情報を入力していなければそのまますぐに画面を閉じることで防ぐことができます。
ログイン情報を入力してしまった
次に、緊急の通知メールとして送られてきた詐欺メールから上記のようにリンクからアクセスし、ログイン情報を入力してしまった場合の対処法です。この場合にはあなたの情報でログインされ、不正に買い物に利用されるという大きなリスクがあります。最優先で速やかにAmazonで自分のアカウントにログインして、IDとパスワードを変更してください。
クレジットカード情報を入力してしまった
次に、最後まで詐欺だということに気付かずにリンクにアクセスした後で、会員情報とクレジットカード情報を入力してしまった際の対処法です。この場合は、自分で防ぐことができませんので、すぐにクレジットカードの会社に連絡してください。相談することで具体的な対処法を提示してくれますので指示に従い、カード停止などの対処をしてください。
Amazonプライムの迷惑メールによる被害
ここからは、Amazonプライムの迷惑メールによる被害がどのようなものとして想定されるのかということいついて解説していきます。基本的にはAmazonを利用することができる自分の情報を入力した時点で被害に遭う確率が格段にアップしてしまいますので、以下で紹介するような被害がないように未然に防ぐことが重要となります。是非覚えておきましょう。
ログイン情報を入力してしまった事例
Amazonのログイン情報を入力してしまった場合には、先ほども触れましたが、情報を取得した詐欺師が不正に買い物することが考えられます。事例としても、大量の買い物を行い、その請求が届いたなどということが報告されています。それだけでなく、会員情報を乗っ取られパスワードも変更された場合には、さらに悪質な買い物をされるリスクが高まります。
住所等の個人情報を入力してしまった事例
次に、詐欺・迷惑メールからアクセスし、住所などの個人情報を入力してしまったケースです。この場合は不審な荷物が代引きで送られてくることがあります。荷物に関してはAmazonのダミーの箱である事例が報告されています。払える程度の代引き料金にであることが多いため、違和感を覚えずに払ってしまう場合が多くあります。
クレジットカード情報を入力してしまった事例
最後に、迷惑メールのリンクにアクセスしてクレジットカード情報を入力してしまった場合です。この件に関してはカードの不正利用が目に見えています。身に覚えのない商品を大量購入したことになっているなど、高額な請求が後程明細に記載されることになります。この場合には、冷静になって契約しているカードを発行している会社に相談してください。
Amazonプライムのメールには注意を!
ここまでAmazonプライムを名乗るフィッシング詐欺のメールについての紹介と、詐欺メールを受け取った場合にできる対処などを紹介してきました。まずは、送られてきたAmazonのメールアドレスを確認し、不審な箇所があれば安易にリンクからアクセスしないように心がけてください。また、Amazonプライムに限らず他の迷惑メールにも注意しましょう。