Amazonの当日お急ぎ便を利用する5つのポイント！選択できない原因も解説！

宅配大手のヤマト運輸がAmazonの当日配送から撤退すると言うニュースは、多くのユーザーに驚きと衝撃を与えました。宅配大手の佐川急便はすでにAmazonからの撤退をしていましたが、ヤマト運輸まで撤退するのか、とAmazonの利用者の間に大きな不安がよぎりました。

しかし同時にこのニュースは、Amazonの利用者ではない多くの人にある疑問をもたらしました。Amazonの当日配送サービスとは一体何なのか、という疑問です。Amazonの配送サービスには、通常配送とお急ぎ配送の2つがあります。それぞれどんな配送サービスなのかこれから説明します。

Amazonの配送サービスの1つ目は、通常配送です。通常配送とは、どんな配送サービスなのでしょうか。基本的には、Amazonの通販サイトで商品を購入する際に、その商品に在庫があり、なおかつお届け日の指定などの条件がない場合に適用される配送方法です。

通常配送の条件は、基本的に商品の在庫があるかどうかだけです。配送料は配送先によって変わってきます。商品が届くまでにかかる時間は、1日~4日です。配送の支払い料金を以下にまとめて記載します。
 

Amazonの配送サービスのもう1つは、お急ぎ便です。お急ぎ便とは、具体的にどんな配送サービスなのでしょうか。お急ぎ便とは、読んで字のごとく、Amazonで購入した商品の発送と配送を迅速に行い、当日か翌日に商品が届くようにしてもらえるというサービスです。待つのが苦手な人には便利なサービスです。

また緊急事態でどうしてもAmazonで注文した商品を早急に配送して欲しいときにも利用できるサービスです。

Amazonの配送サービスの1つであるお急ぎ便には、2種類あります。緊急事態は人によって異なります。それでAmazonは緊急事態を、いわば「レベル化」し、消費者の緊急事態レベルに応じて配送サービスが選べるように工夫を凝らしています。

Amazonの配送サービスであるお急ぎ便の、緊急事態レベル2の際に利用できるのが「お急ぎ便」サービスです。「お急ぎ便」サービスとは、商品の注文が確定してから商品が届くまでに3日以内かかるサービスです。しかし実際は、注文確定後、発送がすぐに行われるので、翌日には商品が届きます。配送の支払い料金を以下にまとめて記載します。
 

Amazonの配送サービスであるお急ぎ便の、緊急事態レベル1の際に利用できるのが「当日お急ぎ便」サービスです。「当日お急ぎ便」とは、商品の注文が確定したその日に商品が発送され、その日に商品が届く、即日配達サービスです。ヤマト運輸が撤退したのはこの「当日お急ぎ便」サービスです。配送の支払い料金を以下にまとめて記載します。
 

Amazonにはプライム会員制度があります。有料の会員制度です。Amazonプライム会員制度に加入するには月額400円、もしくは年額3,900円の会費の支払いが必要です。しかし、Amazonプライム会員にはたくさんの特典があります。配送サービスに関しても特典が与えられています。

Amazonに会員費の支払いをするAmazonプライム会員は、お急ぎ便も、当日お急ぎ便も無料で利用できます。Amazonプライム会員費は月額400円ですから、お急ぎ便（510円か550円）または当日お急ぎ便（610円か650円）を月に一度利用するだけで、元が取れてしまう計算になります。

Amazonプライム会員にはさらにお得な特典やサービスが盛りだくさんあるので、一考の価値があると言えます。

Amazonの当日お急ぎ便は、Amazonプライム会員以外の利用者には有料のサービスですが、即日に届くように発送と配送を手配してくれるとても便利なサービスです。しかし、このサービスを申し込むには、満たすべき条件が5つあります。これから、それら5つの条件がどんなものなのか解説します。

Amazonの当日お急ぎ便を利用するために満たすべき条件の1番目は、午前中までに注文を確定させなければならない、と言うことです。注文確定は、深夜0時からお昼12時までに行う必要があります。配送先地域も重要な要素です。東京都内であれば、午後の注文確定でも間に合う可能性はあります。

しかし東京以外の地域の場合は、午前中までに注文できなければ、当日お急ぎ便で即日に商品が届くように手配することはできません。

Amazonの当日お急ぎ便を利用するために満たすべき条件の2番目は、指定されている時間内に注文を確定させる必要がある、と言うことです。Amazonのすべての商品が当日お急ぎ便の対象になるわけではありません。Amazonの購入ページで商品を注文する際、商品ページでそのことが確認できます。

当日お急ぎ便が可能な場合は、具体的に今から何時までにお届け日時指定便を選択して注文を確定してください、と表示されています。この表示されている時間内に注文を確定しないと、当日お急ぎ便で即日に商品が届くように手配することはできません。

 

Amazonの当日お急ぎ便を利用するために満たすべき条件の3番目は、Amazonの商品しか発送できないと言うことです。

Amazonの通販サイトで販売されている商品は、Amazonが直接販売しているものと、セラ－セントラルといった販売方法でAmazonでの販売を行っている個人の転売ヤーやAmazon以外の業者の商品の2種類が存在します。

Amazonが直接扱う商品の場合、商品ページに以下の記載がなされます。

「この商品は、AMAZON.co.jpが販売、発送します」
「AMAZON.CO.JP 配送センターより発送されます」

この表示がない商品の発送を当日お急ぎ便で行ってもらうことはできません。

Amazonの当日お急ぎ便を利用するために満たすべき条件の4番目は、支払いはクレジットでしかできないことです。支払いがクレジットでしかできないことには理由があります。Amazonは商品の発送、配送、配達を手配するために、まず注文者の支払いを確認する必要があります。

クレジット以外での支払いの場合、支払いの確認に時間がかかり、そのため即日に荷物が届くように発送、配送、配達の手配を行うことはできません。支払いは必ずクレジットで行いましょう。

Amazonの当日お急ぎ便を利用するために満たすべき条件の5番目は、配送先が対象地域内でなければならない、と言うことです。Amazonの当日お急ぎ便は、即日に商品が届くように、商品の発送、配送、配達のすべてを手配しなければなりません。ですから配送地域が遠ければ状況は難しくなります。

当日お急ぎ便での配送可能地域は、この記事ですでに表にして記載しましたが、ここでは当日お急ぎ便での配送が難しい地域をまとめて記載します。
 

Amazonの商品を、当日お急ぎ便で即日に商品が届くように、Amazonに発送、配送、配達を手配してもらいたいものの、商品ページに表示されず、当日お急ぎ便の条件に合わない商品であるため利用できないことがあります。

また、当日お急ぎ便の対象商品であり、また配送先地域の条件もクリアしているものの、即日に届くのではなく、さらに早く届くことを望むユーザーもいます。そんなユーザーの必要を満たしてくれる、驚きの配送サービスをAmazonは提供しています。それがPrime Nowです。

Prime Nowとはどんな配送サービスなのでしょうか。Prime Nowは現在、Amazonが提供する配送サービスの中で配達時間が最速のものです。そしてPrime NowはAmazonプライム会員限定のサービスです。Amazonプライム会員以外のユーザーが利用することはできません。Prime Nowには下記の2種類の選択肢があります。
 

Amazonプライム会員は、会員費を月額や年額で支払っているので、様々なサービスが無料で利用できる特典があります。しかしPrime Nowのサービスは無料ではありません。Amazonプライム会員もサービスは利用できるものの支払いをしなければなりません。利用料金は以下の通りです。
 

Prime Now配送サービスは、24時間いつでも受け付けています。Prime Nowの配達時間は朝8:00から深夜0:00までです。ですから基本的にいつでも申し込むことができます。

Prime Nowの配送サービスの素晴らしい点は、配達時間が最速であることだけでなく、配送してくれる商品はAmazonだけではないことです。つまりAmazon以外で購入した商品も、Prime Nowで配達してくれます。配達可能なお店は3つあります。以下にPrime Nowでの配達が可能な3つの店舗および配達可能地域をまとめて記載します。

 

これまで考えてきたように、Amazonの当日お急ぎ便は即日に商品が届くように、Amazonが発送、配送、配達を手配してくれるとても便利なサービスであることが分かりました。しかし、この便利なサービスを選択できない状況があります。どんな状況でしょうか。

Amazonの当日お急ぎ便が利用できない1番目の状況は、決済がクレジット以外であることです。この記事ですでに取り上げましたが、Amazonは注文者の支払いと入金を確認してから発送や配送の手配をします。

コンビニ払いなど、クレジット払い以外の支払いは、入金の確認をするまでに時間がかかります。ですから即日到着のための発送を行うことはできません。

Amazonの当日お急ぎ便が利用できない2番目の状況は、対象地域以外を配送先に指定することです。沖縄県や他の離島は、商品が到着するのに時間がかかります。即日に荷物を届けることは地理上の理由で難しいため、お急ぎ便の利用はできません。

Amazonの当日お急ぎ便が利用できない3番目の状況は、Amazon定期おトク便で商品を注文することです。Amazon定期おトク便の目的は、商品を定期的に届けてもらうことで、指定日時に配送してもらうことではありません。そのため当日お急ぎ便の対象とはなりません。

Amazonの当日お急ぎ便が利用できない4番目の状況は、Amazon以外の業者が発送することです。Amazonの当日お急ぎ便はAmazonのサービスなので、他の業者の発送する商品では利用できません。もしAmazonを使って配送したいなら、「マケプレお急ぎ便」というAmazonの別の配送サービスを利用できます。

Amazonの当日お急ぎ便は、即日に注文した商品を配達してくれるとても便利な配送サービスです。明日ではなく今日届いてくれないと困る、都合が悪い、という状況は必ず生じます。時には1分1秒が勝敗を分けるような状況に直面することさえあるかもしれません。Amazonの当日お急ぎ便をぜひ活用しましょう。