Wi-Fiの電波はあるのに繋がらない・ネット接続できない原因と対処法!
日常生活を過ごす上で欠かすことのできないWi-Fi。電波があるのに繋がらないなんてことを何度も経験したことがあると思います。Wi-Fiの電波があるのに繋がらないのは原因がなんなのか理由とその対処法を4つに分けて紹介します。
目次
Wi-Fiに電波があるのに繋がらない・接続出来ない場合の原因とは?
現代の社会では当たり前になったパソコンやスマホなどの電子機器をインターネットにつなぐために活躍しているのがWi-Fiです。日本でも、東京や大阪などの大都市やJRなどの主要な交通機関には無料のWi-Fiスポットがあちこちに設置されていて私たちの日常生活の中では欠かせないものになってきています。
Wi-Fiの発展によりいつでもどこでもインターネット回線を使用できるようになり今まで家や会社など特定の場所でしかできなかった仕事などに制限がなくなり自由度が高くなりました。
つまり、現在の私たちはWi-Fiに依存している状態であります。Wi-Fiの電波があるのに接続できなくなったり、接続のスピードが遅くなったりとWi-Fiの電波に繋がらないだけで全ての行動に支障が生じるようになりました。
支障が長引かないようにするために原因を見つけないといけません。しかし、原因を特定、対処するには事前に知識がないと難しい。すぐに、原因を特定するためにチェックすべき4つのポイントを解説していきます。
【原因その1】Wi-Fiルーターの位置が原因でインターネットに接続できない
多くの人が、Wi-Fiルーターの置き場所に気を使っていません。Wi-Fiルーターは設置場所を少し変えるだけで、通信速度が遅くなったり、インターネットの接続に時間が掛かったりします。逆に、繋がりやすくしたり、接続ができるようになります。
対処法
Wi-Fiルーターを設置する時に注意すべきことを紹介します。スマホやパソコンがWi-Fiの電波があるのにインターネットに繋がらないという状態を回避することができます。
ルーターの置く高さ
Wi-Fiルーターの性能を最大限に発揮させるには高さが重要です。Wi-Fiルーターを電源コンセントの近くの床に設置したりしているとパフォーマンスが著しく低下します。
Wi-Fiルーターをできるだけ高い位置に設置することにより、電波が届く範囲を広げることができます。また、他の電波の干渉も受けづらくなります。
周囲の状態
Wi-Fiルーターの周囲がコンクリートや金属に囲まれていないか確認してください。コンクリートや金属は、Wi-Fiの電波にとって最大の障害物になるからです。
また、コンクリートや金属だけでなく、そのほかの物質もWi-Fiネットワークのパフォーマンスを低下させる原因になります。大きな物体でWi-Fiルーターを覆わないように注意しましょう。
ルーターとの距離
当たり前のことですが、Wi-Fiルーターから離れればなれるほど、Wi-Fiの電波は弱くなります。だから、Wi-Fiルーターは使用するデバイス(スマホやパソコン)からできるだけ近くに設置することが理想です。ただしこれは、Wi-Fiを使用する場所が一か所に限定されているときだけの考え方です。
家の様々な場所でWi-Fiを使用する場合は、ルーターを家の中央に設置することをお勧めします。Wi-Fiの電波は360度の方向にブロードキャストされるので、家の角に設置するのは合理的ではありません。
また、ルーターのブロードキャスト能力が低かったり、家が広い場合は、Wi-Fiの電波が届く範囲を広げる必要があります。Wi-Fi中継器やWi-Fi信号増幅器を使うことで電波の範囲を広げることができます。
【原因その2】スマホや電子レンジなどの無線周波数に干渉されている
生活をしている中で感じることはできないが、無線電波が飛び交っていて、体を通り抜けています。こうした電波は、電子デバイスやWi-Fiルーター、スマホ、衛星、携帯基地局などから発信されています。Wi-Fiはこうしたデバイスとは異なる周波数で動作しますが、ラジオノイズによってWi-Fiの電波は干渉されています。
対処法
Wi-Fiの電波に干渉している原因を紹介し、影響を最小限にし、インターネットに接続するための対処法を紹介します。
電子レンジ
電子レンジはWi-Fiネットワークに干渉を引き起こすと分かっています。特に、旧式のルーターに干渉します。電子レンジが作動する周波数2.45GHzが、Wi-Fiの電波の帯域である2.4GHzに近いためです。干渉されるとルーターのデータ転送が妨害されてしまいます。
対策するには、自分が持っている電子レンジにシールドが内蔵されているのか確認し、内蔵されていない場合はシールドが内蔵されている電子レンジを購入してください。シールドが内蔵されていても性能が不十分だと電波に干渉が発生する恐れがあるため慎重に選ぶようにしましょう。
Bluetoothデバイス
ワイヤレス接続であるBluetoothもWi-Fiの電波と同じ2.4GHzで動作します。基本的に、適切に設計されたBluetoothデバイスは、干渉を防ぐようにシールドされています。
また、周波数の衝突を避けるため、Bluetoothは周波数ホッピング方式が採用されています。シグナルが、70の異なるチャンネルの間をランダムにローテーションすることにより、毎秒1600回のチャンネルの切り替えにより、周波数の衝突を回避しています。
最近のBluetoothデバイスは、現在使われているチャンネルを識別し、自動的に回避する機能が付いています。しかし、干渉が発生しないように確実にできるわけではないのでルーターとBluetoothデバイスは距離を置くようにしてください。
ルーターの接続が悪い原因を特定する時はBluetoothデバイスをオフにすることによって問題の要因がBluetoothデバイスかどうか確認することができます。
クリスマスライト(電飾)
クリスマスのライト(またはフェアリーライト)が、原因でWi-Fiの電波があるのに繋がらないことがあります。ライトが発生させる電磁フィールドと、Wi-Fiバンドが相互作用を起こしてしまうからです。
LEDライトのLEDストリングの中には、ランプの中に点滅するチップが埋め込まれており、チップが発生させる電磁フィールドが、Wi-Fiの電波と干渉してしまいます。
どの様な種類の電子ライトも、電磁フィールドを発生させWi-Fiの電波に干渉を引き起こします。影響はわずかですがルーターと距離をできるだけ離すことをお勧めします。
バックグラウンドノイズ
「Architecture of Radio」というアプリは、衛星や携帯基地局、Wi-Fi、GPSの情報を利用して、自分の周囲にある目に見えない電波をマッピングしてくれます。測定ツールではありませんが、自分の周りのデジタル信号を視覚化し、ルーターの設置場所を考える参考にできます。
【原因その3】隣の自宅など近隣のWi-Fiルーターが原因で接続できない
Wi-Fiルーターがタウンハウスや住宅団地、マンションの密集地で大量に存在しているとチャネルの重複という問題が発生しやすくなっています。チャネルの重複は、2.4GHzだけを使用するルーターや、2.4GHzの無線電波しか受信できないデバイスを使用していると発生します。
対処法
チャネルの重複を防ぐためには、ルーターを設定する時に適切なチャネルを選ぶことが重要です。自動でチャネルを選ぶルーターもありますが、自分で見つけることがいいケースもあります。
また、セキュリティとしてルーターのパスワードを強固にする必要があります。WEP規格の弱いパスワードは簡単に破られてしまい、Wi-Fiのネットワークの無断使用を許してしまいます。Wi-Fiの電波があるのに遅くなったり、繋がらくない要因にもなります。
ルーターを常に最新の状態に保ち、ネットワークに怪しいデバイスが接続されていないか、定期的にチェックすることでWi-Fiが遅くなることを防ぐことができます。
【原因その4】同じWi-Fiに接続している人がダウンロードしていることが原因
同じWi-Fiを使用している人が、パソコンやスマホで大容量のファイルのダウンロードをしているとWi-Fiのパフォーマンスに大きな影響を与えます。また、ゲームや動画など大きな帯域を占有することを実行していてもWi-Fiの電波があるのに動作が遅くなったり、繋がらない状態になります。
対処法
一番手軽な対処法は、行っているダウンロードを一旦停止するとWi-Fiが正常に作動するようになります。また、ルーターの設定でQoSを有効にすることで自分のパソコンやスマホの通信を優先させることによりWi-Fiの動作をもとに戻すことができます。
人間の体の中にある水がWi-Fi遅延の原因になる可能性があります。ルーターを人から離れた場所に設置することで遅延の原因を減らすことができます。
Wi-Fiの電場はあるのに繋がらない人は適切な対処法で接続問題を解消しよう
スマホやパソコンなどの電子機器をWi-Fiでインターネットに接続する。今では当たり前で基本的な事であるけれど、電波があるのに繋がらない状態になるとどうすればいいのか対処法が思い浮かばないことが多かったはずです。
電波があるのに繋がらない状態を解決するための4つのポイントを紹介しました。どの対処法も事前に知っていればすぐにもでも実践に移せることばかりです。
快適なインターネットライフを送れるように、適切な対処法でWi-Fiの接続問題を解消しましょう。