TikTokアプリは黒歴史製造機なので注意!何が面白い?拡散理由は?
現在世界中でダウンロードされている音楽動画共有アプリ、TikTok。そんな大人気のアプリであるにもかかわらず、しばしば黒歴史製造機と称されて話題になっています。今回はそんなTikTokがなぜ黒歴史製造機などと呼ばれてしまうのか、その理由を検証していきます。
目次
- 1黒歴史製造機と言われるTikTokとはどんなアプリ?
- ・中国発祥の音楽動画共有アプリ
- ・うざい広告の代名詞
- 2黒歴史製造機?TikTokは何が面白い?
- ・かわいい・かっこいい子が多い
- ・芸能人も使っている
- 3TikTokは拡散しやすい?黒歴史動画が消せなくなる
- ・フォローしていなくても他のユーザーに動画が見られる
- ・YouTubeでアップされてしまう
- 4TikTokが黒歴史製造機になる理由
- ・顔出しで動画にうつる
- ・後のことを考えずに動画を配信している
- ・手軽に投稿できてしまう
- ・動きに癖が出る
- 5TikTokを黒歴史製造機にならないための対策法
- ・見るだけで動画を投稿しない
- ・非公開に設定する
- 6TikTokが黒歴史にならないようにしよう
- ・TikTokの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
黒歴史製造機と言われるTikTokとはどんなアプリ?
TikTokとは、現在10~20代を中心に一気に注目度が高まり、面白いと評判の音楽動画共有アプリです。米国調査会社センサータワー(Sensor Tower)の発表によると、2018年のiOSアプリのダウンロードランキングでは世界No.1に輝いています。
中国発祥の音楽動画共有アプリ
そんな大人気のTikTokですが、実は中国発祥のアプリです。Bytedanceという中国企業が開発しました。アジアから発信されてメジャーになったアプリとしては、他にLINE(韓国)やWeChat(中国)等が代表として挙げられますが、世界規模で知名度がここまで広がったのはTikTokが初めてと言われています。
BytedanceはMusical.lyという音楽ショートムービーの録画アプリを買収して新バージョンのTikTokに統合しました。そのタイミングをきっかけにアメリカでもTikTokの人気に火が付きました。
現在バージョンのTikTokは、SNSの長所が網羅されている、音楽選びも含めて手軽に編集できる、演出機能が充実しているためネタに困らない、マイナス思考の投稿がないので使っていて面白い、など高評価を得ています。
うざい広告の代名詞
ところがこのTikTokの知名度、賛否両論のところがあります。TikTokのイメージといわれると、「あのうざい広告」と思い浮かぶ方も多いようです。その理由は、YouTube動画上でしつこいほどの回数でTikTokの広告が流れているため、TikTokと聞くとうんざりと思ってしまうそうです。
黒歴史製造機?TikTokは何が面白い?
とはいえ、これだけ世界中でダウンロードされているTikTokです。TikTokが面白いと評価されているのは確かです。また、そんな人気アプリが黒歴史製造機と称されるのはどんな理由なのでしょう?
かわいい・かっこいい子が多い
TikTokユーザーから挙がっている評価の一つが「TikTok動画にでている子は、かわいい・かっこいい子が多い」という点です。とりわけ流行に乗ったJKたちのアイデアあふれるダンス動画などが大人気です。
TikTokに投稿しているJKの中には人気者として注目を集めている人も多く、TikTokのかわいいJK動画を集めてYouTubeにアップしている人もよく見かけます。
ビッグデータを分析しているユーザーローカルの2018年の発表では、現在日本で一番多くのファンを得ているTikTokerは、小学6年生の女の子、「Hinata」こと野々山ひなたさんです。小学年ですが、220万人以上のファンがついているのだそうです。(2018年10月22日時点)
また、2位以下のTikTokerも高校2年生でファン91万人、中学2年生でファン81万人、高校2年生でファン74万人と、皆が高校生以下のアプリユーザーです。
スマホアプリ市場分析サービスのApp Apeの分析によると、TikTokユーザーの4割が10代で、続く3割が20代と見られており、10〜20代で7割を占めているそうです。(2018年3月時点)
芸能人も使っている
TikTokユーザーの芸能人も多く、モデルや女優、お笑い芸人、人気YouTuberなども投稿していて、面白いと評判です。代表的な方でいえば、木下優樹菜、きゃりーぱみゅぱみゅ、GACKT、ピコ太郎、ヒカキンなどが挙げられます。
2018年10月には、PerfumeのハイクオリティーなダンスもTikTokに投稿されて注目されました。
また、TikTokは2018年10月18日にエイベックスと提携し、エイベックスに楽曲ライセンスある2万5000曲がTikTokで使用可能となったことが発表されました。
TikTokは拡散しやすい?黒歴史動画が消せなくなる
TikTokは拡散しやすいSNSとは言われています。しかし、ただ面白いだけでは他のSNSと差はありませんので、本当にTikTokが拡散しやすいSNSならば何か理由があるはずです。TikTokには拡散しやすい理由があります。その理由を検証してみます。
また、黒歴史とは「今考えると恥ずかしい、できれば無かったことにしたい」と思わせる自分にとって忌々しい過去情報のことですが、自分の投稿したTikTok動画が後々になって黒歴史となっても、その黒歴史動画が消せなくなるというリスクについても説明します。
フォローしていなくても他のユーザーに動画が見られる
TikTokは他のSNSとは違い、タイムラインにフォローしていない動画も表示されます。どういうことかと言うと、AI(人工知能)がその人の好みや選びそうな傾向を判断して、自分がノーマークの動画からも「おすすめ・新着の動画」として、ピックアップして紹介してくれる機能があります。
つまり、TikTokに動画を上げると、自分と全く関係ない人にも自分のTikTok動画をどんどん勧めてくれるのです。また、TikTokで使用されるタグも他のSNSに比べて数が少なく、一つのタグに紐づく動画が多いので、タグ検索されたときにあまり関連性のない人にも、自分のTikTok動画が表示される可能性も高くなります。
YouTubeでアップされてしまう
人気YouTuberが面白いTikTok動画を取り上げて、ネタとして使うことも多く、自分のTikTok動画が本人の意図とは無関係に世の中に広まっていく可能性もあります。YouTube動画の中で紹介されてしまうと本人が消したい黒歴史動画だったとしても簡単に動画が消せなくなってしまいます。
また、TikTokにしてもYouTubeにしても一度動画としてアップしてしまうと、その動画を誰かに保存されてしまう可能性もあるため、ずっとネット上で流され、結果、黒歴史動画になってしまうケースもあります。
TikTokなどのSNSで投稿する際は、ネット上で自分の顔や姿をアップすることの意味を良く理解して投稿するようにしましょう。軽薄なTikTok動画の投稿は黒歴史になる可能性があります。本人は軽い気持ちでアップした投稿でも、第三者が勝手にその情報を取り扱う可能性があります。黒歴史となったTikTok動画に悩まされるのは避けたいところです。
TikTokが黒歴史製造機になる理由
TikTokが黒歴史製造機と呼ばれる理由とは何なのでしょうか?以下、その理由を検証してみます。
顔出しで動画にうつる
TikTokは基本的に自分をアピールする動画なので、顔出しの動画であることがほとんです。そのため、自分で自分の顔や動作を後から冷静に見ると、動画撮影したときのテンションとギャップがあるので、気恥ずかしくなることも多いのです。自分の顔が出ている以上、TikTok動画が黒歴史にになってしまったら、否定しようがありません。
かっこいいダンスや人がうらやむようなパフォーマンスのTikTok動画であれば、普通に考えて、後で黒歴史になる可能性はほとんどないでしょう。黒歴史になる可能性が高いのはやはりウケを狙ったTikTok動画です。
恥ずかしいポーズやへん顔でパフォーマンスしているTikTok動画は後で黒歴史になる可能性は高いと言えるでしょう。もちろん本人は楽しんでやっているわけですから何も問題ないわけですが、あえて強調すれば、"そのときは何も問題ない"ということです。楽しんでいるときに「後で黒歴史になる」とは思っていないわけです。
後のことを考えずに動画を配信している
TikTok動画を撮影するときのテンションは、たいてい気持ちが盛り上がっているときが多いはずです。また、ありきたりの動きでは、面白いとは評価されませんので、そのときに思いつく最高にインパクトがあるネタを披露するでしょう。完全に非日常感覚です。このテンションが後になって黒歴史に発展する可能性があるのです。
普段の実生活上であればパフォーマンスして終りですが、TikTok動画の場合、消さなければ永遠とネット上で繰り返されるわけです。後で冷静に見たら引いてしまう、そうなると黒歴史が生まれてしまいます。
自分の恥ずかしい過去の記録である黒歴史はとどのつまり、本人だけの問題です。他人は自分の黒歴史に対して何の感情も持っていません。ただ面白いかどうか、単純にそれだけです。自分の個人情報は自分が守るもので、誰も世話してくれないという厳しい現実も良く自覚しておかなければ、思わぬ失敗を招く可能性があります。
手軽に投稿できてしまう
TikTokが人気アプリである理由として、簡単操作で、手軽に投稿できてしまうという点が挙げられます。TikTokはスムーズな動画編集が可能で、フィルターや動画速度の調整、スタンプの追加、顔のデザイン等、ワンタッチ操作で済んでしまいます。
このTikTokの操作のお手軽さは投稿意欲に拍車をかけます。結果、その時のノリで気軽に投稿してしまい、後から自分の姿を見て後悔し、黒歴史ができてします。黒歴史製造機と呼ばれる理由がここにあります。
YouTube上でも「TikTokの黒歴史のまとめ」と称して、TikTok動画のまとめ動画が数多くアップされています。完全に黒歴史をネタとしてコンテンツにしているわけですが、こうした使われ方をしていることをどこまでTikTok動画に出ている本人たちが認識しているのかは疑問です。
動きに癖が出る
TikTok動画は、音楽に合わせた口パクとアクションで構成されている動画です。音楽に合わせて動画を演出・加工してコンテンツにします。
そのため、演出が過ぎると、本人のキャラクター(性格)とかなりギャップがあるTikTok動画が出来上がることもあります。TikTok動画を作っているときはテンションが上がっているので抵抗はないのですが、後で見て黒歴史に判定することになるパターンも多いのです。
TikTokの編集機能を使えば、撮影した動画を自由に編集できるため、つい過剰に盛った効果を加えたくなります。インパクトのある編集と黒歴史は裏腹な関係です。その「一時の満足感」と「後になって黒歴史となる危険性」を冷静になって管理できる余裕が必要です。
TikTokを黒歴史製造機にならないための対策法
TikTokをダウンロードしたばかりのころは、面白いアプリなのでついやんちゃなTikTok動画をアップしてしまいがちですが、この面白い動画アプリTikTokを黒歴史製造機にしないように自己対策しておくのが賢明です。
見るだけで動画を投稿しない
「冷静になって考えたらそこまで自分の動画を投稿しなくてもいい」と思えるのであれば、単純に観賞用のアプリとしてTikTok動画を見るだけで済ませるのも考え方の一つです。芸能人の投稿や面白いTikTok動画をチェックして楽しみましょう。
非公開に設定する
TikTokを非公開設定、俗に言う「鍵垢」に設定するのも一案です。非公開アカウントに設定して、内輪で楽しむ環境でTikTok動画投稿を楽しむようにすれば、いくら面白い動画をアップしても他人には見られませんし、YouTuberにネタにされることもありません。
TikTok動画に顔が出ている時点ですでに個人情報になるので、「世間に自分をアピールしたい」とまでは考えていないのなら、TikTokは友達同士で楽しむ方が無難とも言えます。
非公開設定方法
TikTokの非公開設定の方法を説明します。まず、右上の"・・・"アイコンをクリックします。
次の画面で"プライバシー設定"を選択します。
"プライバシー設定"画面の上から2段目の"プライベートアカウント"をONにします。
これで設定完了です。非公開アカウントに設定できたので、自分が承認していない無関係な人に自分のTikTok動画を見られ、黒歴史に発展することはありません。
また、同画面で"プライベートアカウント"の下の段から"自分の動画をダウンロードできる人"、"自分にコメントを送ることのできる人"、"自分とデュエットできる人"、"自分にメッセージを送ることのできる人"などを細く設定することもできます。
TikTokが黒歴史にならないようにしよう
TikTokが面白いアプリであることは間違いありませんが、自分のTikTokの使い方の一つで、後で後悔するような黒歴史を作ってしまっては意味がありません。この面白いアプリが黒歴史製造機とはならないように、TikTok動画を投稿するときは一旦冷静になってみるのも大事です。
どこまでも自己責任ですが、TikTok動画の自己アピールもあまり行き過ぎがないように気を付けましょう。
本来こうしたSNS、動画アプリはインターネットを使ったコミュニケーションツールです。遊び道具ともとらえがちですが、どこまでもコミュニケーションなので、自分を上手にアピールすることが基本です。黒歴史を生むようなツールの使い方はどこかずれているとも言えます。黒歴史として後で後悔するような記録は残さないような使い方をするのが賢明です。