2019年11月10日更新
【Android】Smart Lockの使い方!特定の条件でロック解除する設定方法を解説!
Andridに搭載されている端末セキュリティソフトのSmart Lock。端末のロック解除がいちいち面倒くさい、ロック解除を楽にしたい、という方にとてもおすすめです。なので、Smart Lockについての使い方や注意点、設定方法などを解説していきます。
目次
Smart Lockとは
Smart Lockとは、Androidに搭載されている端末ロックをしたり、自動的に解除したりする機能のことです。その機能はとても多様で五種類ほどあります。たとえば、自分が持ち運んでいるときはロック解除というような機能もあります。Smart Lockでは、自分に合った機能を見つけて使っていけば、とても時間短縮になり、とても便利です。
Android 5.0以降で利用できる
このSmart Lockは、Androidのバージョン5.0以降でないと使えないです。それ以前のバージョンでは使うことができません。
Smart Lockが指定できる条件
Smart Lockが指定できる条件
- 自分が持っているときにはロックを解除してくれる。
- 追加した場所ではロックが解除される。
- デバイスを追加して、それが近くにある時はロックを解除してくれる。
- 声を登録して、そのこえでロックを解除する。
- 自分の顔を登録しておくと、その顔を認識してロックを解除してくれる。
→似ている人の顔だと解除される可能性があります。
Smart Lockを有効にする方法
Smart Lockを有効にするには、少し多い作業が必要です。詳しく説明してあるので、よく見てやってみてください。
パスコード・指紋認証などのロック解除が必要
Smart Lockを有効にするには、端末にしているパスコードロックや指紋認証を解除してから有効になります。例えば、指定した場所にいればロックが解除されるのではなく、まずパスコードロックや指紋認証を解除したあとであればその場所でロックが解除されます。ですが、その指定した場所から出てしまうと、またパスコードロックや指紋認証を解除しなければなりません。
Smart Lockを有効にする手順
まずは、設定アプリを開いて、「セキュリティ」というところを選択します。
※これはエクスペリアです。
次に、「セキュリティ」を選択して開いたら、「Smart Lock」を選択します。
パスワードの確認があるので、ここではパスワードを入力してください。
注意:パスワードを決めていないとSmart Lockは使えません。
これでSmart Lockを設定できるようになりました。
注意:ギャラクシーでは認証済みの顔の項目が表示されません。
Smart Lockの機能と使い方
Smart Lockの機能は、五種類存在し、それぞれが全く違う使い方です。
- 持ち運び検知機能
- 信頼できる場所
- 信頼できる端末
- Voice Match
- 認識済みの顔
持ち運び検知機能
持ち運び検知機能とは、端末を身につけている間はロックが解除される機能のことです。一度端末のロックを解除すると、手に持ったり持ち運んでいるときなど、端末が動きを検知している間はロックが解除されたままになります。ですが、端末を置いたことが認識されると端末は再度ロックされます。
設定する方法
まず、一番上の「持ち運び検知機能」の項目をタップします。
次に、右上にあるoffをonに切り替えることで使えるようになります。
最後に、offをonに切り替えた後にこのような注意事項が表示されます。これを続行しないとつかうことができません。この注意事項はよく読んでから続行を選択することをお勧めします。これで持ち運び検知機能の設定が完了します。
信頼できる場所
信頼できる場所とは、端末に場所を追加して、そこにいる時にはロックが解除された状態にできる機能のことです。一度端末のロックを解除すると、信頼できる場所に追加したところにいれば、ロックが解除されたままになります。ですが、一度でもそこから出てしまうと再度端末にロックがかかってしまうので注意しましょう。
場所を追加する方法
まずは、上から2番目の「信頼できる場所」の項目をタップします。
次に、「信頼できる場所の追加」をタップして、場所を追加します。
これで、信頼できる場所の追加は完了します。
信頼できる端末
信頼できる端末とは、自分が信頼できるBluetoothデバイスを追加して、接続時に端末のロックを解除した状態にできる機能です。Bluetoothデバイスの例としては、Bluetoothスマートウォッチや車載Bluetoothシステムなどがあります。その端末でBluetoothが使えないとこの機能は使うことはできません。
Bluetooth対応デバイスを追加する方法
上から三番目の「信頼できる端末」の項目をタップします。
そうすると上のような画面が出てくるので、右下の「信頼できる端末を追加」の項目をタップします。
そうするとこのような画面が出てくると思います。このとき、端末のBluetoothをonにしてからこの画面を開くようにしましょう。Bluetoothをonにすると、接続できるデバイスが表示されます。次に、接続したいデバイスを選択します。
接続したいデバイスを選択して、接続ができる状態であるとこのような注意書きが表示されます。最後に、「追加します」を押すことで、接続が完了します。この時、接続するデバイスのBluetoothもonにしておかなければなりません。
Voice Match
Voice Matchとは、「OK Google」というと、端末のロックを解除したり、画面がオンの時に「OK Google」といえば、いつでもアシスタントにアクセスする機能のことです。これは声で登録するものなので、他人にロックを解除される危険性はほぼありません。Smart Lockの中でも安全な機能です。
有効・音声モデルを登録する方法
まず、上から四番目にある「Voice Match」という項目をタップします。
そうするとこのような画面が出てくるので、音声を登録するのであれば、最初に一番上にある「Voice Matchでアクセス」をオンにします。
オンにすると、このような注意書きのようなものが出てくるので、「同意する」を押すと
次に進むことができます。「利用しない」を押すと前の画面に戻ります。
「同意する」を押すとこのような画面に映ります。ここから音声の登録が始まります。画面に書いてある通り「OK Google」といって登録をします。はきはきと大きめの声で登録するといいです。全部で四回言って登録するので忘れないようにしましょう。
この画面が出てくれば音声の登録は完了です。
認識済みの顔
認識済みの顔という機能とは、端末に顔を登録しておいて、ロック画面で顔が認証されるとロックが解除される機能のことです。
認識済みの顔を追加する方法
まず、一番下にある「認識済みの顔」という項目をタップしてください。
「認識済みの顔」をタップすると、このような画面が出てきます。ここには注意書きがあるので、よく読んで次に進むようにしましょう。次に進むには「セットアップ」を押して進むことができます。
ここから顔を登録する作業に入っていきます。点線の枠の中に顔をできるだけ収めるようにしましょう。自動的に撮影をしてくれるので、なるべく顔を動かさないようにするのが望ましいです。
顔が認証されたら、このような画面が表示されます。これでいいならば、「次へ」を押して次の画面に行きましょう。撮り直しをするのであれば、キャンセルを押してもう一度初めから登録しなおしになります。
この画面が出てくれば、顔の認証が完了したことになります。「OK」を押せば元の画面に戻ることができます。
Smart Lockの危険性と注意点
Smart Lockは完璧に端末をロックすることはできません。その危険性と注意点を説明していきます。
持ち運び検知機能
持ち運び検知機能は、Smart Lockの中では割と危険性が高いです。持ち歩いているときに誰かに渡したり、盗まれたりしてしまうとロックがかからないので使おうと思えば自由に使えるところが危険です。
信頼できる場所
もしも、家を信頼できる場所に登録すると、家族が全員使えることになり、家に誰か来ていた場合その人も使えることになるところが危険です。家族と一緒に住んでいる人はこれを登録しないことをお勧めします。
信頼できる端末
信頼できる端末はSmart Lockの中での危険性は高くなっています。端末とデバイスをつないでいるときに盗難されてしまうと、どうにもできなくなり端末とデバイスが自由に使われてしまうところです。
Voice Match
Voice MatchはSmart Lockの中では安全なほうです。声が似ている人がロックを解除しようとすればできるかもしれませんが、解除できる確率はとても低いです。
トラステッドフェイス
トラステッドフェイスはVoice Matchと同じくSmart Lockの中での安全性は高いです。しかし、顔の似た双子兄弟であれば、ロックを解除される可能性が十分にあります。
Smart Lockの利用には注意しよう!
Smart Lockを使っていくためには、気を付けることを確認して自分に合うと思う機能を選び、慎重に使っていくことが大切です。Smart Lockには、メリットとデメリットが両方存在します。
そのメリットデメリットを把握して使っていかないと、誰かにロックを解除されたり、困ることが起きる可能性があります。皆さんも、端末のロックを楽にしたい、厳重にしたいと考えている方は、Smart Lockを使ってみてください。