Twitterのリムるの意味とは?ブロックとの違いや他の用語も解説!
リムるとはどんな意味か、あなたは説明できますか?リムるというテクニックが使えるようになると、Twitter上の人間関係が快適になるでしょう。リムると混同しがちな「ブロック」の意味の違いや、よく聞く「ファボる」「ROMる」の意味についても解説します。
目次
Twitterのリムるとはどういう意味?
Twitterを利用している時、「リムる」という言葉を目にしたことはありませんか?この言葉は、他のアカウントへのフォローに関する意味を持つネット用語です。言葉が使わてれいる文脈からなんとなく意味を想像している人も多いでしょう。しかしその言葉の意味、本当に正しく説明できるでしょうか。
リムるとは、より快適にTwitterが利用できるようになるテクニックの一つです。他に似たような用語もあり意味が混同されやすいので、Twitterをよく利用する人はこの機会にリムるという言葉の意味を確認してみましょう。それぞれの単語の意味を知ればより高度な使い分けができます。
そしてこのリムるという言葉は、Twitter初心者で用語に聴きなじみがない人はチェックしておいて損はありませんし、Twitter上の人間関係で悩んでいる人にも勧めたいテクニックです。
まずはリムるとは一体どんな意味があるのか、その方法や似た意味を持つ用語についても解説していきます。
リムるの意味
リムるの意味を解説する前に、リムるとはどのようにして生まれた用語なのかを知っておきましょう。
リムるとは、英語のremove(リムーブ)のことを意味します。removeを日本語の文章の中で使うと「リムーブする」と言いますが、その言葉を省略したものがリムるという言葉です。Twitter上で生まれた用語ですが、徐々に世間に浸透し、今では他のSNSでも日常的に使用する人々が増えてきました。
では、英語のremoveとはどんな意味があるのでしょうか。ネット辞書の解説で意味を見てみましょう。
removeとは
取り去る、取り除く、脱ぐ、はずす、(…へ)移す、移動させる、解任する、やめさせる、殺す、片づける
リムるという用語の場合、上に記載した中の「取り去る、取り除く」という意味から発展して「関係を絶つ、繋がりを無くす」という意味合いで使われています。すなわち、リムるとは自分がフォローしているアカウントのフォローを解除するという意味です。元の英語の意味そのままと考えられます。
リムるの使い方
リムるとはどのようなタイミングで使われる用語でしょうか。よく見るシチュエーションとしては、特定のアカウントのフォロー解除についてツイートされる時です。
- 「〇〇さんのアカウントをリムる」
- 「大量のフォロイーをリムる」
また、下記のようにプロフィールの中であえてリムることについて記載しているアカウントもあります。
- うるさいと感じたらリムってください
- リムご自由に
一度フォローするとフォローを外しにくいと感じる人も多いようですので、「リムるのは自由」とプロフィールに記載することは、そういう人たちに対しての気遣いの意味もあります。顔が見えないネット上だからこその気遣いともいえるでしょう。
このように、リムるとはフォローを解除するという意味で日常的に使われている単語です。フォロー解除と言うよりはリムると言ったほうが意味が伝わるかもしれません。
リムるの派生用語の意味
皆さんはTwitterのタイムラインでこのような言い回しを目にしたことはありませんか?
- リムってください
- 仲のいい友達にリムられる
- 相互フォロワーにリム返された
リムるとはリムーブを省略したもの、と前項で解説しましたが、このように日本語の活用と同じく活用形や派生した使い方が存在します。リムるから意味は変化しませんが、語尾が変化するのでリムるという言葉が示す対象が違ってきます。相手ここではよく耳にする派生語を、それぞれの意味の違いを分かりやすく表にして解説します。
リムられる | 意味:自分がフォローを解除された (例)フォロワーだった人にリムられる |
リムった | 意味:自分がフォローしているアカウントを解除した (例)フォロー整理で大量にリムった |
リムろう | 意味:これからフォローしているアカウントをフォロー解除する(まだフォロー解除はしていない) (例)このアカウントはリムろう |
リムれ | 意味:相手にフォロー解除を要求する(自分はフォロー解除しない) (例)そのアカウント、リムれよ |
リムるなよ? | 意味:相手にフォロー解除をしないよう要求する (例)私のアカウントをリムらないでね? |
リム返された | 意味:自分がフォローを解除した相手が自分のフォローも解除する(相互フォローだった時に使用する) (例)昨日相互フォローだった人をリムったら今日リム返された |
このように、自分でリムる(フォローを解除する)という意味の時に使うだけでなく、相手からリムられた(フォローを解除された)時や互いにリムった(相互フォローを解除した)という意味の時にも使われます。リムという単語だけでフォロー解除としての意味が通じるので、日本語の動詞のように活用できるのです。
英語を日本語の動詞のように使用することは最近よく見かけますが、語尾を変化させるだけで多様な意味合いを表現できるのは便利です。
Twitterでリムる方法
では実際にTwitter上でリムる方法ですが、手順としては簡単です。
- リムる(フォローを解除する)相手のプロフィールに移動
- 「フォロー中」と表示されているボタンをクリックし、解除
- 「フォロー中」の表示が「フォローする」に変わったら完了
これで相手をリムりました。フォローを外すだけなので、アプリからもブラウザ版からも同等の手順で行うことができます。なおリムられたことが相手に通知されることはありません。
Twitterのリムるとブロック(ブロ解)の違いを解説
リムると同じくよく耳にする用語が「ブロック(ブロ解)」です。リムるとブロックはどちらも自分からフォローを外すことに変わりはありませんが、その意味や方法は全く違います。まずはブロックとブロ解の意味について解説します。
ブロックは、他のTwitterアカウントとのやり取りをコントロールするのに役立つ機能です。この機能を使うことで、特定のアカウントがあなたに連絡したり、あなたのツイートを見たり、あなたをフォローしたりするのを禁止できます。
このように、ブロックは特定のアカウントからのコンタクトを一切受け付けない機能です。ブロックは英語のblockから来ており、「妨害する、遮断する」といった意味があります。自分がブロック状態になるとこのようなことが起こります。
- 互いにフォローできない
- 相手から自分のツイートが見られない
- リプ・RTなどのアクションが通知されない
Twitter上で自分のツイートを見てほしくないアカウントや、こちらからツイートを見たくないアカウントがあれば積極的に利用したい機能です。引用で説明しているように「他のTwitterアカウントとのやり取りをコントロールする」という意味合いの機能なので、リムる場合よりもより強く関係を絶つことができます。
ブロックする手順は以下の通りです。
- ブロックしたい相手のプロフィールページに移動
- 右上の三点アイコンをクリックし、項目から「ブロック」を選択
これで相手をブロックできました。リムる時と同様、ブロックされたことが相手に通知されることはありませんが、相手がプロフィールを見に来たらブロックされていることに気づきます。
このブロック機能を利用したテクニックがブロ解です。ブロ解とは「ブロック解除」の略称で、正確に言うと「ブロックしてからブロックを解除する」ことを意味します。どのような時に使うかというと、特定のアカウントとの相互フォロー状態を解除し、互いにフォローしていない状態にしたい時に使います。
- 相互フォローを解除したいアカウントのプロフィールに移動
- 右上の三点アイコンをクリックし、項目からブロックを選択
- 「ブロック済み」と表示されているボタンをクリックし、ブロックを解除する
これで互いがフォローしていない状態になります。ブロックした時と同様、解除したことも相手に通知されることはありません。
ブロックを解除している状態なので、互いのツイートも見られますし、相手からのリプやツイートの通知が届きます。もしツイートを見たくない・見られたくないという状況でしたら、ブロックしたままにしておきましょう。
ブロ解の意味を理解したところで、再度リムるとブロック(ブロ解)の意味の違いについて見ていきましょう。
- リムる:自分のフォローのみを外すこと(フォローボタンを押してフォローを解除する)
- ブロック(ブロ解):自分だけでなく、同時に相手のフォローも外すこと(一度相手をブロックし、ブロックを解除することでお互いのフォロー解除)
このように、リムるとは自分のみにしか影響しませんが、ブロック(ブロ解)とは自分と相手双方に影響します。自分が相手をフォローしていることに必要性を感じなくなった時はリムる、相手のフォローを外すだけでなく、同時に相手からのフォローも外したい時はブロック(ブロ解)と使い分けるのがよいでしょう。
リムに関する疑問
リムるという言葉の意味やリムる方法、どのようなシチュエーションで使うかは分かりましたが、次に気になるのはリムった相手の反応です。相手はリムられることをどうやって知るのでしょうか。リムった時に相手に通知が行ってしまうのでしょうか。自分がリムられる場合も考えると知っておきたい点です。
そもそもリムるならば最初からフォローするな、と思うかもしれません。リムる・リムられるという行為が発生してしまう背景には、SNSが急速に発達し、不特定多数の人間と簡単にコミュニケーションが取れるようになったことが関係しています。
リムすると通知がくる?
自分がリムる場合もリムられる場合も通知されることはありません。なので相手にバレる心配もなく行えます。
1点注意しておきたい点は、相手が自発的にリムられることに気づく可能性があるということです。自身のフォロー・フォロワーの一覧を見てリムられたことに気づく可能性もありますし、フォローを解除したアカウントを記録する外部ツールもありますので、相手がリムられたことに100%気づかないということは難しいでしょう。
また、アプリやブラウザの設定でフォロー解除に関しての通知設定機能はありませんので、もし知りたい場合は先述した外部ツールを使用して把握しましょう。
リムるならフォローするな!?
「リムるなら最初からフォローしないでほしい」という意見もたまに見られます。リムる(リムられる)相手とネット外の場で会う機会があれば気まずく感じる、今まで交流があった人からリムられる、もしくは自分がリムるのは悲しい、と思う方も少なからずいるからでしょう。実際リムることやブロ解に関して苦言を呈する方もいます。
しかし、Twitterのフォローは個人の意志で自由に行えるものです。相互フォローやフォローを無理強いすることは本来の利用方法に反することですので、リムることもリムるタイミングも個人の意志で行うものと考えましょう。
また「気が合いそう」「この人のツイートを見てみたい」とフォローしても、実際気が合わなかったということや、見たいツイートがあまりなかったという場合も考えられます。Twitterとは一種のブログ(もしくはマガジン)のようなものなので、不要な情報の取捨選択としてリムる・リムられるという結果になる時もあります。
このような事情や理由が考えられますので、あまり自分がリムる・リムられることに固執しすぎないようにしましょう。
響きが似ているTwitter用語の意味
リムると同様にTwitterでよく使用される用語が「ファボる」と「ROM(ロム)る」です。どんな意味でどのような場面で使う用語があるのか、解説していきます。
ファボるの意味
ファボるとは、ツイートにいいねをつけるという意味です。いいねとは、各ツイートにハート型のアイコンで表示されている機能で、そのツイートを自分が気に入って後で見返したい時の保管のという目的やツイートに同意するといった意味で使われます。
ファボった場合、基本的にはそのツイートをした相手や、ツイートをRTした人にも通知されるようになっていますが、この通知設定はオフにすることも可能です。ただし通知タブの記録は削除できません。
機能の名前は「いいね」なのになぜ「ファボる」と言うのか、と疑問に思った方もいるでしょう。それは、以前はいいねではなくお気に入りという呼び名だったということが理由です。お気に入りを英語で「favorite(フェイバリット)」と言います。この言葉を動詞化して省略したのが「ファボる」という用語です。
現在も「ファボる」が使われているのは、昔のお気に入り機能の名残でもあり、いいねよりも呼びやすいからだと考えられます。機能自体もアイコンが変化したくらいなので意味としては変化していないからでしょう。
ROM(ロム)るの意味
リムるとはTwitterで多用されている言葉ですが、次に解説するROM(ロム)るとは他のSNS上でも多く使用されている用語です。こちらも英語が省略された言葉で、「Read Only Member(リード・オンリー・メンバー)」という和製語の、それぞれの単語の頭文字を取ってROM(ロム)と呼ばれています。
Read Only Member(リード・オンリー・メンバー)の意味についてはネット辞書の項目解説を確認してみましょう。
ロム【ROM】
《俗語》インターネットの電子掲示板やメーリングリストにおいて、他の参加者のコメントやメッセージを読むだけで、自らは投稿しない参加者(利用者)。◇和製語。「read+only+member」の頭文字から。読み出し専用の半導体メモリーの意の「ROM」(「read only memory」の頭文字)に由来。
上記の解説を踏まえるとTwitter上でのROMるとは、ツイートせずフォローしているアカウントのツイートを見るだけの状態のことを意味しています。
元々はネットの匿名掲示板において、初心者が既存ユーザーの書き込みから掲示板の使い方・ルールを学んでもらえるようにという意味で、「ROMれ」等といった書き込みがされていたことが始まりです。ネットスラングでしたが、いつしか世間一般に浸透してTwitterを含むSNSで使用されるようになりました。使う場所が変化したことにより、ROMの意味も少しずつ変化しているようです。
Twitterではツイートを眺めて楽しむ意味合いが強いですが、「使い方・マナーを知る」という用語の本来の意味合いでも使える言葉です。ただし、ネットに疎い方にいきなりROMる等の言葉を送っても意味が通じないこともあるのでご注意ください。
Twitterではリムとブロックを上手に使い分けよう!
SNSが急速に発達したことで多くの人とコミュニケーションが取れるようになった一方、SNS上の人間関係などで生じる「SNS疲れ」や行き違い、さらにはスパム・アカウントなどの迷惑行為も増えてきています。今回紹介したリムるとは、このようなSNS上でのトラブルを解消する一つの手段と覚えておきましょう。
自分のペースでTwitterを楽しむために、リムやブロック(ブロ解)を上手く使い分けていきましょう。