ポケモン GOの個体値とは？進化や大きさとの関係や厳選・調べる方法を解説！

Pokémon GO（ポケモンGO）は、株式会社ポケモンとナイアンティック社によって共同開発されたスマホゲームです。GPS機能と連動しており、現実世界を散策しながらポケモンを集めたり育成したりすることが可能です。

以下のリンクからiOS版またはAndroid版のポケモンGOアプリをインストールすれば、どなたでもポケモンワールドを楽しむことが出来ます。

ポケモンGOを楽しむためには、ゲーム内に登場する専門用語を理解する必要があります。さすがに数が多すぎて全てを紹介することは出来ませんが、ポケモンのステータス（能力値）にかかわる主なパラメータとして、以下の表のようなものが挙げられます。
 

ポケモンGOの醍醐味である「ポケモンの育成」を進める上で、個体値（IV）のパラメータは無視できない要素です。

ちなみに個体値（IV）とは、「Individual Value」の略です。しばしば混同されがちですが、「個体値（IV）」と「種族値」は全く別のパラメータであり、以下のような違いがあります。
 

• 種族値：ポケモンの「種族」によって設定されているステータス。どの場所・タイミングで捕獲しても、ピカチュウの種族値は世界共通。
• 個体値（IV）：ポケモン一体ごとにランダムで決まるステータス。同じピカチュウでも、自分の持っているピカチュウと友達の持っているピカチュウとでは基本的に異なる個体値が設定されている。

個体値（IV）は0～100％の割合で表現され、基本的に相手から見えません。しかし、個体値によってポケモンのCPは大きく変わります。

たとえ同じ種族でも、高レベルで個体値0のポケモンが低レベルで個体値100のポケモンに負けることがあります。個体値（IV）は、HPやCPの最大値に影響を及ぼすほどポケモンのステータスに深く根差した存在です。

個体値（IV）についてもう少し詳しく見ていきましょう。個体値を形成する3つの要素（攻撃力・防御力・HP）は、それぞれ0～15までの16段階で設定されています。個体値のパラメータが全て15に近いほど、HPやCPの高い優秀なポケモンになります。
 

• 個体値0％：こうげき（攻撃）0・ぼうぎょ（防御）0・HP0
• 個体値100％：こうげき（攻撃）15・ぼうぎょ（防御）15・HP15

ポケモンGOのプレイ中に「ポケモンのアメ」を一定数集めると、「強化」の他に「進化」というコマンドを選択してポケモンをパワーアップさせることが出来ます。

しかし、ポケモンを進化させたタイミングで個体値（IV）が変化することはありません。もしも進化させたいポケモンが何体かいる場合は、高い個体値（IV）を持つポケモンを優先して育成した方が良いでしょう。

ポケモンGOに登場するポケモンには、大きさを表す「サイズ」というパラメータもあります。ポケモン図鑑に記載されている「重さ」と「高さ」を基準として、それぞれ「XS」・「無印」・「XL」というパラメータでポケモンの大きさを示しています。

同じ種族でも大きさには個体差があるため、かつては「サイズの大きいポケモンの方が個体値（IV）が高いのではないか」という見方をするユーザーが少なくありませんでした。しかし最近では大きさと個体値（IV）に何の因果関係もないことが知れ渡っており、育成のタイミングで大きさを厳選する必要は無いと言えるでしょう。

ポケモンGOにおいて、個体値はポケモンの性能・成長性をうらなう重要なパラメータです。攻撃力・防御力・HPに直結し、バトルの勝敗を左右するCPにも影響を及ぼします。

最新版のポケモンGOでは、旧バージョンのポケモンGOに比べてポケモンの個体値を閲覧しやすくなっています。各ポケモンの個体値の確認方法を見ていきましょう。

ポケモンGOでポケモンの個体値を確認したい時は、以下の手順を実行してください。
 

1. ポケモンボックスから個体値を確認したいポケモンを選択する
2. 右下のメニューボタンをタップする
3. 「ポケモンを調べてもらう」を選択する

星のスタンプは、個体値のパーセンテージを3つの星と色で示しています。5種類のスタンプがあり、それぞれ以下のような個体値を表しています。一目で個体値の優劣が分かるので、見方をしっかり覚えておきましょう。
 

3つのバーで構成されているグラフは、それぞれ「こうげき（攻撃）」・「ぼうぎょ（防御）」・「HP」の具体的な個体値の数値を示しています。

一つのバーの大きさが数値の「5」を意味しており、3つのバーが全て右端まで埋まっているとMAXの「15」ということになります。攻撃力・防御力・HPのパラメータのバランス関係が一目で分かるので、見方をしっかり覚えておきましょう。

2019年7月に実施されたポケモンGOのアップデートにて、ポケモンGOでの個体値の見方が大幅に変更されました。個体値が具体的に分かるようになった他、各ポケモンの個体値を連続でチェックできるようになった点も見逃せません。

任意のポケモンの個体値を表示させた状態で画面を右または左にスワイプすると、即座に次のポケモンの個体値が表示されます。わざわざ一体ずつ調べてもらう手間を省けるため、多くのポケモンの中から育成対象を厳選したい時にとても便利です。

もしも自分の利用しているポケモンGOで今回紹介した個体値の見方が出来ない場合は、ポケモンGOのバージョンが古い可能性があります。フィールド画面で「設定」を開き、画面右下に表示されているポケモンGOアプリのバージョンが「0.149.0」以上になっているか確認しましょう。

App StoreやGoogle Playの更新をチェックすれば、任意のタイミングでアップデートを行えます。もしもポケモンGOをアップデートできない場合は、以下の5点を実行してみてください。
 

• 自分のスマホがポケモンGOの動作対象機種か確認する
• スマホのOSをアップデートする
• スマホの空き容量を増やす
• インターネット環境を見直す（Wi-Fi接続を利用する、サーバーにアクセスする時間帯を変更してみる、など）
• 一度ポケモンGOをアンインストールして、ポケモンGOを再インストールしてみる

ポケモンGOにおける個体値は、ポケモンをゲットした時に1体ずつランダムに設定されるパラメータであり、基本的に後から変化させることは出来ない仕様になっています。

原作のゲーム版では「すごいとっくん」を行うことで個体値を高めることも出来ますが、現時点ではポケモンGOにその機能はありません。強化や進化のタイミングでも個体値は不変です。

しかし、実は一つだけポケモンの個体値を変更することの出来る方法があります。個体値の高いポケモンが欲しい方は、ポケモンGOにてポケモンの個体値が変更されるタイミングをしっかり把握しておきましょう。

結論から言うと、ポケモンGOでポケモンの個体値が変化するのは「ポケモンの交換」が実施されたタイミングです。交換の際にポケモンの個体値がランダムに変更されるため、より強いポケモンが手に入る可能性があります。

なお、ポケモンGOでポケモンを交換できるのは、「フレンド機能」でフレンド登録したトレーナー同士だけです。
 

1. フレンド登録した相手と一定距離（100m以内）まで近づく
2. フレンドリストからポケモン交換を行いたいトレーナーを選び、右下の「交換」を選択する
3. 相手と交換したいポケモンを選択する
4. 「確定」をタップすれば完了

プレイヤーの年齢が13歳以上・トレーナーレベルが10以上・「ほしのすな」が必要、などの条件があり、いつでも好きなタイミングでポケモンを交換できるわけではないことに注意してください。

ポケモンGOの交換機能を利用してポケモンの個体値をアップさせたいなら、厳選したポケモンを交換し合うことが大切です。TwitterなどのSNSを使って交換情報を共有する他、家族でポケモンを交換し合う方法もあります。

ポケモンGOのポケモン交換機能を利用して個体値を変動させる際には、必ずしも元の個体値からパラメータが上昇するとは限らないということに注意してください。

ポケモンの交換時に実行される個体値の変化は、あくまで数値のシャッフルです。時には元の個体値から大幅に下がってしまうこともあります。運任せの厳選方法であり、過度な期待は禁物です。

ポケモンGOの専門用語の一つとして、「厳選」という言葉が挙げられます。

厳選とは、簡単に言えば「いろいろ工夫しながら優れたポケモンを手に入れること」です。ポケモンGOにおいて個体値はポケモンの攻撃力・防御力・HP・CPにかかわる重要なパラメータ。いかにして高個体値のポケモンを取得するかがトレーナーの腕の見せ所であり、ポケモンGOの最大の魅力なのです。

ポケモンGOにおける個体値とは、いわばポケモンの成長性をつかさどる素質・才能のようなものです。個体値が0のポケモンと100のポケモンを比較すると、ポケモンレベルが高くなるにつれてCPに大きな差が生じます。

個体値が高い方がバトルで活躍できる可能性が高いため、必然的に市場価値も高まり周囲の見方も変わってきます。YouTubeやTwitterなどで自分のポケ活を紹介している方にとって、個体値の厳選は最高の配信ネタと言えるでしょう。

ポケモンGOにおけるバトルは様々な要素が複雑に絡み合っており、パラメータが高ければ必ず勝てるというわけではありません。勝率を上げるためには、以下のポイントを優先することが重要です。
 

1. CP
2. 種族値
3. 技
4. 個体値
5. 大きさ

意外に思う方がいるかもしれませんが、個体値厳選の優先度はそこまで高くありません。何故なら相手に与えるダメージ量は、CPや個体値などのステータスよりも使用する「技」に大きく影響されるからです。

個体値を厳選することで強いポケモンが手に入ることは間違いありませんが、オール15（MAX）のポケモンの入手率は非常に低く、どうしても妥協を余儀なくされます。個体値の厳選にこだわるよりも、わざマシンなどで技の厳選を重視した方が効率的です。

個体値厳選は、より高みを目指したい上級者向けのやり込み要素という見方が主流なのです。

少しでも個体値の高いポケモンをゲットしたいなら、普通にフィールドを散策して手当たり次第にポケモンを捕獲するよりもっと効率的な方法があります。

ここでは、ポケモンGOで高個体値のポケモンを厳選するテクニックについて解説していきます。

フレンドとのポケモン交換は、個体値を厳選する最も簡単な方法です。ポケモン交換を行うと個体値がランダムで変わるので、高個体値のポケモンを入手できる可能性があります。個体値が逆に下がってしまうリスクもありますが、やってみる価値は十分にあるでしょう。

特に狙い目なのが、「キラポケモン」です。キラポケモンとは、ポケモン交換時に稀に入手できてステータス画面がキラキラ光っているレアなポケモンのことです。キラポケモンには攻撃・防御・HPの最低個体値がそれぞれ12以上という保証があり、最悪でも「12・12・12」以上の良ステータスになります。

キラポケモンの入手確率は低いので、運だけに頼っていてはなかなかお目にかかれません。イベント時のタイミングで特定のポケモンを大量に入手し、フレンドとひたすら交換しまくってキラポケモンの出現を待つのが現実的な方法です。

ポケモンGOには、「いつでも冒険モード」というスマホアプリならではのユニークなサービスがあります。

いつでも冒険モードとは、アプリを使用していないタイミングでもポケモンGOの各種サービスを活用できるシステムのこと。例えば、外を散歩している最中にポケモンの卵を孵化させたり、1週間で歩いた合計距離に応じて報酬を貰ったりすることが可能です。

歩いた距離が長いほど報酬が豪華になり、高個体値のポケモンが手に入りやすくなります。

どのポケモンが孵化するかは完全にランダムですが、攻撃・防御・HPの最低個体値がそれぞれ10以上という保証があり、最悪でも「10・10・10」以上の良ステータスになります。

暇な時は卵を「ふかそうち」に入れて、ポケモンGOをバックグラウンド起動させておくと良いでしょう。なお、スマホのバッテリー切れには十分に注意してください。

ポケモンGOには、ランダムなタイミングでジムを襲撃してくる強力な「レイドボス」と戦う「レイドバトル」というイベントがあります。プレイヤー同士でチームを組み、制限時間内にレイドボスを倒すことが出来れば、様々な報酬を貰えます。

レイドバトルのクリアで入手できるボスポケモンも、攻撃・防御・HPの最低個体値がそれぞれ10以上という保証があり、最悪でも「10・10・10」以上の良ステータスになります。

ただし、レイドバトルは不定期に行われるため、参加タイミングが分かりづらいのが厄介なところ。また、レイドバトルに参加するためには「レイドパス」という専用のチケットアイテムが必要です。

ジムのフォトディスクをスワイプして1日に1枚ずつ入手するのが基本ですが、効率的に高レベルのレイドバトルに参加するには「プレミアムレイドパス」の購入が不可欠です。「絶対にポケモンGOに課金したくない」という方には、あまりおすすめできないかもしれません。

ポケモンGOのフィールドには、「ポケストップ」と呼ばれる施設が多数存在します。ポケストップから出るフィールドリサーチのタスク報酬で入手できるポケモンも、攻撃・防御・HPの最低個体値がそれぞれ10以上という保証があり、最悪でも「10・10・10」以上の良ステータスになります。

アイテム収集のタイミングと並行してこなせる上に、1日に何件も出来るため大変効率的です。入手できるポケモンのレベルが低いので育成に手間がかかりますが、ポケモンの強化・進化が好きな方にはおすすめの方法です。

ポケモンGOには天候システムが実装されており、現実世界の天気がポケモンGOの世界の天気にそのまま反映される仕様になっています。

晴天・曇り・雨・雪などの天候によって、特定のポケモンタイプの出現率が上がったり、ほしのすなの獲得量がアップしたりする特典が付いてきます。これを「天候ブースト」と呼びます。

一般人は悪天候を嫌うものですが、ポケモンGOユーザーの場合、「高個体値のポケモンをゲットする絶好のタイミング」という見方をします。天候ブーストがかかったポケモンにも、攻撃・防御・HPの最低個体値がそれぞれ4以上という保証があり、最悪でも「4・4・4」以上のステータスになります。

今回は、ポケモンGOの「個体値」とは何か、進化・大きさとの関係や具体的な数値の見方などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

• ポケモンGOの個体値（IV）とは、各ポケモン1体ずつにランダムに設定される「こうげき（攻撃）」・「ぼうぎょ（防御）」・「HP」の3つによって構成されるステータスのことで、ポケモンの総合的な戦闘力を表すCPに大きな影響を及ぼしている
• 進化によってポケモンを成長させることが出来るが、進化のタイミングで個体値が変化することはない（フレンドとポケモンを交換した時のみ個体値のパラーメータに変化が発生する）
• ポケモンの大きさも個体値とは一切関係なく、大きさを重視しても個体値の厳選には結びつかない
• 各ポケモンの個体値は、「ポケモンを調べてもらう」コマンドを選択すればチームリーダーに教えてもらえる
• 高個体値のポケモンをゲットするためには、フレンドとひたすら交換し合う・卵を孵化させる・レイドバトルをクリアするなどの方法がある

ポケモンGOでは強化・進化などの育成をしても個体値を上げることは出来ないため、いかにして高個体値のポケモンを効率的に集めるかが重要になってきます。

ポケモンGOのバトルで思うように勝てなくて悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にして個体値MAXのポケモンゲットを目指してください。