【Mac】プロジェクターを端子で接続する方法!映らない対処法も解説!
Macとプロジェクターの接続方法が分からず、投影できなかったという苦い経験はありませんか?Macとプロジェクターを繋ぐには、ちょっとしたコツがあります。今回はMacとプロジェクターを端子で接続する方法、映らない場合の対処法をご紹介していきます。
目次
Macとプロジェクターを接続する準備
多くのビジネスの場では、プロジェクターとパソコンを接続し、投影してプレゼンテーションを行うという機会が多くあります。しかし、接続するパソコンがMacの場合は、事前にプロジェクターと接続する準備が必要です。
Macとプロジェクターの接続方法は、一般のパソコンとプロジェクターの接続方法とは少し異なります。事前に調べなかったため、大切な場で資料が映らなかったという事態を避けるためにも、Macとプロジェクターを端子で接続する方法、万が一映らない場合の対処法をご紹介していきます。
早速、Macとプロジェクターを接続するにあたって、事前に確認しておく項目をご紹介していきます。
プロジェクターの接続端子の確認
まずはプロジェクターの接続端子を確認しましょう。世に出回っているほとんどのプロジェクターには、青い「VGA」という端子が備わっています。最近発売されたようなプロジェクターには、テトリスのような形をした「HDMI」という端子が備わっている場合もあります。
この「VGA端子」と「HDMI端子」のどちらとも用意されている場合は、プロジェクターにスピーカーの機能が搭載されていない限り、基本的には「VGA端子」に接続しましょう。初めて訪れる場所でプロジェクターを使ってプレゼンテーションを行う場合は、基本的には「VGA端子」に接続すると考えておきましょう。
Macの接続端子の確認
次にMac側の端子を確認しましょう。Macの接続端子の確認するには、Macの側面を確認しましょう。Macには、パソコンの右側面に「Thunderbolt(サンダーボルト)ポート」と呼ばれる端子が備わっています。端子の近くにある雷に似たようなアイコンが端子の目印です。
5、6年前に発売されたMacの場合は、雷に似たようなマークではなく、下の図ようなアイコンになっている場合がありますが端子の接続には問題ありません。この「Thunderbolt(サンダーボルト)ポート」に変換コネクタを接続することで「VGA」、「HDMI」の接続が可能になります。
用意する物
プロジェクターやパソコンの端子を確認した次は、接続するための小物を用意しましょう。
プロジェクター
当たり前ですが、投影するにはプロジェクターが必要となります。プロジェクターがしっかり機能するか、事前に電源を入れて機能するかを確認しておきましょう。
Mac
プロジェクターに投影するためのMacを起動させておきましょう。投影するデータをすぐに開けるように、デスクトップにデータを移動させておくといった準備をしておくと、スムーズに投影することができます。
変換アダプタ(コネクター)
Macとプロジェクターを接続するには、変換アダプタ(コネクター)が必要となります。
Macに「Mini DisplayPort」や「Thunderbolt」 が備わっている場合は「Mini DisplayPort-HDMI変換アダプタ」と呼ばれる変換アダプタ(コネクタ)と「HDMIケーブル」、または「Mini DisplayPort – VGAアダプタ」と呼ばれる変換アダプタ(コネクタ)と「VGAケーブル」を用いて接続します。
HDMIの接続の場合は、映像と音声の両方を出力することができ、HDMIケーブルを繋ぎ、プロジェクターの電源をいれるだけで、Macの画面が投影されます。
VGAの接続の場合は、映像のみの出力となり、音声を流すことはできません。VGAケーブルを繋ぎ、プロジェクターの電源をいれるだけで、Macの画面が投影されます。
接続ケーブル
プロジェクターとMacを接続するには、接続ケーブルが必要です。接続する端子の種類に応じ「VGAケーブル」または「HDMIケーブル」を用意しましょう。
Macとプロジェクターの接続方法
早速Macとプロジェクターを接続していきましょう。VGA端子の場合とHDMI端子の場合に分けて接続方法をご紹介していきます。
VGA端子の場合
VGA端子接続の場合の手順をご紹介していきます。まずはMacとプロジェクターそれぞれの電源を入れましょう。
MiniDisplayPort to VGA Adapter(変換アダプタ)をMac側に接続しましょう。次にプロジェクター側のVGA端子に、VGA端子ケーブルを接続し、MiniDisplayPort to VGA Adapter(変換アダプタ)にも接続します。
この接続に問題がなければ、投影したい場所に投影したい資料や映像が投影されます。
HDMI端子の場合
VGA端子接続の場合の手順をご紹介していきます。HDMI端子接続の場合は、VGA接続とは異なりデジタル出力となるため、より綺麗な画質で投影することができます。まずはVGA接続と同様に、Macとプロジェクターそれぞれの電源を入れましょう。
HDMI端子が備わっているMacであれば、HDMI端子にそのままHDMI端子用ケーブルを接続することができます。HDMI端子が備わっていないMacであれば、下の画像のようなHDMI用のMiniDisplayPort(変換アダプタ)が必要となります
HDMI端子との接続の方法は、直接HDMIケーブルをMacに接続するか、MiniDisplayPort(変換アダプタ)を介して接続するかのどちらかになります。
Macでプロジェクターを使う時のディスプレイ・サウンド設定
次に、Macでプロジェクターを使う時のディスプレイやサウンドの設定方法をご紹介していきます。
解像度の変更や画面の比率をMac側に合わせたいという場合は、Mac側の画面のディスプレイ設定で変更が可能です。Macの画面左上に表示される「Appleマーク」をクリックし、メニューの中から「システム環境設定」を選択します。テレビのようなアイコンの「ディスプレイ」をクリックしましょう。
解像度の変更
解像度の変更をしたい場合は、Macの内蔵ディスプレイウィンドウで、解像度設定を変更が可能です。内蔵ディスプレイの中から、希望の解像度を選択します。選択できる解像度の数値は、Macのスペックや接続しているプロジェクターのスペックによって変わります。
Macとプロジェクターの画面を同じ表示にする
Macとプロジェクターの画面を同じ表示にしたい場合、Macの配置タブにある「ディスプレイをミラーリング」にチェックを入れましょう。チェックを入れることで、Mac側と全く同じ画面をプロジェクターに投影ができます。
「ディスプレイをミラーリング」のチェックを外すと、Mac側の画面とプロジェクター側の画面がそれぞれ別の画面と認識されるため、Mac側にKeynoteの画面を表示、プロジェクター側の画面にインターネットの画面を表示させるという裏技を使って投影することも可能です。
サウンドの設定方法
サウンドの設定方法は、出力先をMac側かプロジェクター側かを選択できます。出力先を選ぶ方法は、Mac側で「システム環境設定」を開き、サウンドを選択します。サウンドを選択すると、出力先をMac側かプロジェクター側かを選択できます。
Macでプロジェクターが映らない原因と対処法
最後に、Macとプロジェクターを接続しても映らない原因と、映らない場合の対処法をご紹介していきます。
プロジェクターの電源を確認
Macとプロジェクターを接続しても投影できない原因として考えられるのは、初歩的なことですが、プロジェクターの電源が入っていないという原因です。プロジェクターやモニターの電源がしっかりと入っているかを今一度確認してみましょう。
Macに接続してあるケーブルを、電源の入っていないプロジェクターに接続しても認識されません。
ケーブルが正しく接続されているかを確認
Macとプロジェクターを接続しても投影できないもう一つの原因として考えられるのは、こちらも初歩的なことですが、ケーブルがしっかりと奥まで接続されていないという原因です。コネクタを使っている場合は、コネクタとケーブルがしっかり接続されていないこと原因として考えられます。
ケーブルやコネクタを一度プロジェクターやMac本体から引き抜き、再度しっかりと奥まで接続しましょう。ケーブルの接続に問題がないような場合は、接続しているケーブル自体に問題があるという場合があります。そのような場合は、他のケーブルに交換しましょう。
Macでプロジェクターを使うにはまず端子を確認して準備しよう
この記事では、Macとプロジェクターを端子で接続するのに必要なアイテム、接続方法、そして万が一映らない場合の対処法を紹介してきました。
MacがWindows以上に普及している現代では、Macとプロジェクターを接続する機会が増えることが容易に想定できます。すぐに投影できるように、事前の準備をしっかり行いましょう。