2019年12月08日更新
LINEのトーク履歴が消えた!原因や復元方法を解説【iPhone/Android】
あなたが便利に使っているLINEのトーク機能ですが、その履歴が消えたとしたらと思うとぞっとすることでしょう。この記事では、そんな万が一の事態に備えて、LINEトークの履歴を保存する方法と、それを使って消えた履歴を復元する方法をお伝えします。
目次
- 1LINEの過去のトークが消えた場合の復元方法【iPhone】
- ・iCloudに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する
- 2LINEの過去のトークが消えた場合の復元方法【Android】
- ・Google Driveに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する
- ・LINE Keepに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する
- ・Androidデータ復元ソフトで消えたLINEのトーク履歴の復元をする
- 3LINEのトーク履歴はバックアップが必須
- ・LINEのトーク履歴のバックアップをとる【Android】
- ・LINEのトーク履歴のバックアップをとる【iPhone】
- 4LINEのトーク履歴のバックアップがない場合の復元方法
- ・LINEのトーク履歴を相手に送信してもらう
- 5LINEのトーク履歴が消える原因とは
- ・一時的なLINEアプリの不具合
- ・機種変更時にLINEのデータの引き継ぎに失敗した
- ・友達がLINEを退会・アカウントを削除している
- 6大事なLINEのトーク履歴はこまめにバックアップをとろう
- ・LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
LINEの過去のトークが消えた場合の復元方法【iPhone】
iPhoneでiCloudにバックアップしたデータから、あなたの過去のLINEトーク履歴を復元するのは非常に簡単で、LINEアプリの再インストールのプロセスに組み込まれています。
iCloudに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する
再インストールしたLINEアプリを立ち上げたら、”ログイン”を選択します。
メールアドレスとパスワードを入力して”確認”を選ぶと、確認画面がポップアップするので”OK”をタップします。
電話番号かFacebookアカウントで確認をすると、”トーク履歴の復元”画面が表示されますので、”トーク履歴をバックアップから復元”を選択します。
するとiPhoneにLINEトークの履歴が復元され、以前と同じ環境でLINEアプリを使えるようになります。
iPhoneでのLINEトークの履歴復元は、以上で完了です。
LINEの過去のトークが消えた場合の復元方法【Android】
もしあなたのAndroidのLINEトークに問題が発生したものの、LINEアプリはそのままであるのなら、このあとの「Google Driveに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する」か「LINE Keepに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する」の節に飛んでください。
そうではなく、乗り換えなどでLINEアプリを再インストールしなければならなくなった場合には、以下の手順を踏んでください。
再インストールしたLINEアプリを立ち上げたら、”ログイン”を選択します。
メールアドレスとパスワードを入力して”確認”を選ぶと、確認画面がポップアップするので”OK”をタップします。
電話番号かFacebookアカウントで確認をすると、LINEのクラウド側のデータと同期して、”友だち”や”グループ”などのデータが復活します。
しかし、この段階ではトーク画面は履歴がなく空っぽです。
Google Driveに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する
Googleドライブからの復元は、まず「Google Driveにトーク履歴のバックアップを保存する」で説明したときと同様の手順で”トーク履歴をバックアップ&復元”画面に入ります。具体的には、
①”友だち”タブの右上の歯車アイコンの”設定”ボタンをタップ
②”トーク”を選択
③”トーク機能のバックアップ・復元”を選ぶ
の手順です。
”トーク履歴をバックアップ&復元”画面が表示されたら、Googleアカウントを設定の上、”復元する”をタップします。
これであなたのLINEトークの過去の履歴は無事復活します。
LINE Keepに保存したバックアップから消えたLINEのトーク履歴を復元する
LINE Keepのバックアップや端末上のデータから過去のLINEトークの履歴を復元するには、まずバックアップデータを「/LIIN_Backup」フォルダにコピーします。
先の「LINE Keepにトーク履歴のバックアップを保存する」の節でバックアップデータを保存した端末で復元する場合はこのまま進みますが、そうでない場合は「/LIIN_Backup」フォルダを作成して、以前の端末かLINE Keep上からダウンロードしたバックアップデータをコピーしておく必要があります。
それが済んだら、トーク履歴を復元したいトーク画面に移動し、右上の「∨」アイコンをタップします。
するとメニュー画面がプルダウンしますので”歯車”アイコンの”トーク設定”ボタンを選択します。
”トーク設定”画面に切り替わったら”トーク履歴をインポート”を選んでください。
すると確認画面がポップアップしますので”はい”を選択し、復元が終了したら”確認”ボタンをタップします。
これで大事なトークの過去データが無事復活しました。
Androidデータ復元ソフトで消えたLINEのトーク履歴の復元をする
有料ソフトですが、Windows用のAndroidデータ復元ソフトを使うことで、LINEのトーク履歴の復元ができる場合があります。
なかでもRenee Android Recoveryは、無料お試し版でデータが見つけられるかが確認できます。しっかりとデータが見つけることができると判断できたなら、課金してトーク履歴を復元させるといいでしょう。
LINEのトーク履歴はバックアップが必須
LINE側の問題でない限りは、バックアップがないと消えた過去のトーク履歴は復元できません。
バックアップを取るのは面倒な作業ですが、それでもトークの履歴が完全に失われることを避けるためには必要です。
それでは、AndroidとiPhoneでの機種別に分けて、LINEトーク履歴のバックアップ方法を説明します。
LINEのトーク履歴のバックアップをとる【Android】
AndroidでLINEトークの履歴をバックアップするには二つの方法があります。ひとつはGoogleドライブを使ってクラウド上にバックアップする方法で、もうひとつはLINEのLINE Keep機能を使って端末とクラウド上にバックアップファイルを作成する方法です。
Googleドライブにバックアップしていざというときに復元する方が簡単かつラクチンですが、クラウドに不安を感じたり、必要なトークでのみバックアップを取りたかったりすのであればLINE Keepを使うといいでしょう。
Google Driveにトーク履歴のバックアップを保存する
クラウド上のGoogleドライブにLINEトークのバックアップをとるには、まずLINEアプリを立ち上げ、”友だち”タブの右上にある歯車アイコンの”設定”ボタンをタップして”設定”画面を開きます。
”設定”画面では”トーク”を選び、画面が切り替わったら”トーク機能のバックアップ・復元”を選択します。
”トーク機能のバックアップ・復元”画面が表示されたら、Googleアカウントを設定します。すでにGoogleアカウントを設定済みの場合は、下図のあとの文章に進んでください。
”Googleアカウント”をタップすると、アカウントの選択画面がポップアップしますので、アカウントを選択して”OK”をタップします。
するとGoogleドライブからの確認画面が表示されますので、”許可”を選んでください。
画面が”トーク履歴をバックアップ&復元”に戻りますので、改めて”Googleドライブにバックアップする”をタップします。
するとバックアップ中との表示がポップアップしたのち、バックアップが終了し、”トーク履歴をバックアップ&復元”画面の上段部分に”前回のバックアップ”として、今作ったバックアップが表示されます。
以上であなたのLINEトークの履歴は無事Googleドライブにバックアップできました。
LINE Keepにトーク履歴のバックアップを保存する
LINE Keepを使ってトーク履歴をバックアップする方法は、すべてのトークの履歴をまとめてバックアップするGoogleドライブを使った方法とは違い、ひとつひとつのトークについてバックアップを取ります。手間はかかりますが、必要なトークだけしか保存しないのでバックアップファイルの容量が小さくて済むメリットがあります。
LINE Keepでバックアップを取るには、まずバックアップしたいトーク画面右上の「∨」アイコンをタップします。
するとメニュー画面がプルダウンしますので”歯車”アイコンの”トーク設定”ボタンを選択します。
”トーク設定”画面に切り替わったら”トーク履歴をバックアップ”を選んでください。
選択画面がポップアップしますので”すべてバックアップ”を選ぶと、端末の「/LIIN_Backup」フォルダにバックアップファイルが作成されます。データの共有先の候補が表示されたら”LINE Keep”を選択すると、LINEのクラウドストレージであるLINE Keepにもバックアップファイルが記録されます。
LINE Keepは総容量が1GBで、50MBを超えるデータには30日の保有期限がありますので、ファイルや写真のやり取りが頻繁なトークの場合はバックアップの間を明けすぎると復元するべきデータがない、ということになりますので気をつけてください。
LINEのトーク履歴のバックアップをとる【iPhone】
iPhoneでLINEトークの履歴をバックアップするには、実質iCloudへのバックアップしか方法がありません。
各トーク画面で”トーク編集”から”Keepに保存”を選ぶことはできますが、この機能で残せるのは選択したテキストだけでスタンプやファイル、システムからのメッセージは保存できません。しかもひとつひとつ選択する必要があり、大量の履歴を保存するのに向いていないのです。
そこでここでは、iPhoneのLINEトーク履歴のiCloudへのバックアップにしぼって説明します。
iCloudでトーク履歴のバックアップを保存する
iPhoneでLINEアプリを立ち上げたら、”友だち”画面の左上にある”歯車”アイコンの”設定”ボタンをタップします。
”設定”メニューが開いたら”トーク”を選び、切り替わった”トーク”画面では”トークのバックアップ”を選択します。
”トークのバックアップ”画面に切り替わったら”今すぐバックアップ”を選択します。ただしiPhoneがiCloudに接続されていない場合は、この部分に”iCloudに接続されていません”と表示されるので、別途iPhoneの設定画面からiCloudにサインインしてください。
”今すぐバックアップ”を選択すると、すべてのLINEトークのデータがiCloudにアップロードされ、”前回のバックアップ”の項にバックアップした日付と容量が表示されます。
iCloudに十分な容量があれば、iPhoneでLINEトークをバックアップするのはこれが唯一無二の方法と言っていいでしょう。
LINEのトーク履歴のバックアップがない場合の復元方法
LINEトークの過去履歴は、あなたの端末だけではなく、相手側の端末にも残っています。そこで、あなたが履歴を失くしても、相手からLINEトークの履歴を送ってもらうことが可能です。
ただし、その場合送ることができるのは、トークのすべてのデータではなく会話のテキストデータだけです。
LINEのトーク履歴を相手に送信してもらう
この場合、送ってもらえるのはあくまでもひとつひとつのトークのテキストデータとなります。相手はあなたのトークをすべて網羅しているのではないのですから、これは当然のことです。
またiPhoneとAndroidでは微妙に操作方法が違いますので、以下でそれぞれの節に分けて説明します。
【iPhone】iOS版LINEでトーク履歴のテキストファイルを送信してもらう
まずLINEアプリを立ち上げてもらい、目的のトーク画面に入ってもらいます。そこで右上の”∨”を選択してプルダウンメニューを開き、”設定”をタップしてもらいます。
”トーク設定”画面が開いたら”トーク履歴を送信”を選んでもらいます。
すると下から送信先選択用の共有先画面が表示されますので、メールやAirDropなどを選んでもらい、相手から過去のトークの履歴データを送ってもらいます。
送られたデータはテキストファイルなので、どんな会話を交わしたかは記録に残りますが、スタンプや写真などのデータは入手できません。
スタンプなしのLINEトークは寂しいので、こんな事態に陥らないように、こまめにバックアップを取ることをおすすめします。
【Android】Android版LINEでトーク履歴のテキストファイルを送信してもらう
AndroidのLINEアプリでトーク履歴を送信してもらう場合は、「LINE Keepにトーク履歴のバックアップを保存する」で紹介した手順とほぼ同じ手順を踏みます。
まずは送信してもらいたいトーク画面右上の「∨」アイコンをタップしてもらい、プルダウンメニューから”歯車”アイコンの”トーク設定”ボタンを選択、”トーク設定”画面に切り替わったら”トーク履歴をバックアップ”を選んでもらいます。
選択画面がポップアップしますので”テキストでバックアップ”を選んでもらいます。さらに、画面下部からポップアップする共有先選択画面からバックアップする先を選んでもらい、テキストファイルを転送してもらいます。
IOS版同様、Androidでもスタンプや写真などのデータは入手できませんので、大事なトークはこまめにバックアップするよう心がけてください。
LINEのトーク履歴が消える原因とは
便利に使っているLINEのトークですが、いろいろな理由からその履歴が消えてしまうことがあります。LINEのトーク履歴にしか記録されていない会話や写真も少なくないでしょうから、そうなると非常に困った事態に陥ります。
一番多いのが操作ミスによるものですが、それ以外にもいくつかの理由が挙げられます。
もしあなたが今現在トークの履歴が消えた状態で、しかも過去のトーク履歴のバックアップがなくて焦っていらっしゃるのでしたら、目次から「LINEのトーク履歴のバックアップが取れていない場合の復元方法」に飛んでください。
そうでない方は、以下の説明からお付き合いください。
一時的なLINEアプリの不具合
LINEアプリのアップデートの際に、トークの履歴が消える場合があります。この場合は、LINEの運営サイドの修正を待つしかありません。
同様に、アプリ側ではなくLINEのホストの不調でトークの履歴が見られなくなる場合も、LINEの運営サイドの回復を待つのみです。
晴れない雨はないと思っておとなしく待つことにしましょう。
機種変更時にLINEのデータの引き継ぎに失敗した
機種変更や端末変更を行う際に、なんらかの原因でトークの履歴が消える場合があります。
この場合は、次の章から記すバックアップからの復元が必要です。
友達がLINEを退会・アカウントを削除している
トークの相手である”友だち”がLINEを退会、もしくはアカウントを削除した場合は、トークが消えてしまいます。
その”友だち”が機種変更の際に引き継ぎに失敗したり、心機一転したりして、新しいLINEアカウントに乗り換えたのかもしれませんし、あるいはもうLINEを使いたくないという出来事があったのかもしれません。
この場合は”友だち”が元のアカウントを復活させてもトークの履歴は戻ってきません。
大事なLINEのトーク履歴はこまめにバックアップをとろう
いまやプライベートからビジネスまで、あらゆることに使われるLINEのトークだけに、その消失はとんでもないマイナスを生んでしまいます。そうなる前に、こまめにバックアップを取って、被害を最小限にするように心がけてください。
多分この記事を検索して読んでいる人は、バックアップをとらないままにトークの履歴を失った人でしょう。そんな目に遭う人が少しでも減るように、バックアップを取っていない周囲の人にこの記事を読んでもらって、バックアップをすすめてくださるよう、お願いいたします。