2019年06月08日更新
LINEから届く「異常ログイン」「安全認証」メールはフィッシング詐欺なので注意!
LINEから「異常ログイン」「安全認証」と題名に表記されたメールを受信して、心配な人はいませんか?本記事では現在流行しているLINEから送信「異常ログイン」を偽ったフィッシングメールの危険性と対処法を詳しく解説していきます。
目次
LINEから「異常ログイン」「安全認証」が届いた!
LINEから「異常ログイン」「安全認証」などの名目で送信されるメールには十分に注意する必要があります。このような内容のEメールやLINEでメッセージが送付されている人は、本文に記載されているURLや「安全認証」のリンクを決してクリックしないようにしてください。
まずは本記事を読み、そのメールが安全なものかどうかをしっかりと確認してください。メール内容、送信元のメールアドレスは、あたかもLINEからの公式メールアドレス、公式URLを偽っているものなので、分かっていない状態で「異常ログイン」「安全認証」の指示に従わないでください。
LINEをかたるフィッシングメールが出回る
LINEの運営元であるLINE株式会社は、2016年の10月より、LINEを偽ったフィッシングメールが流行していると公表しました。世界には「フィッシング対策協議会」というフィッシングメールを撲滅するための期間が存在しますが、同機関からもLINEを偽ったフィッシングメールが流行しているという声明が発表されています。
それではフィッシングメールとはどういった危険性があるのでしょうか。次の章からは、フィッシングメールの手口と、危険性、その目的について解説していきます。
LINEを装う「異常ログイン」メールの目的や手口は?
LINEを装う「異常ログイン」メールの目的や手口について紹介してきます。前の章でものべた通り「異常ログイン」「安全認証」などの名目でLINEから公式メールが送付されることもありますが、それを逆手にして悪用しているのがフィッシングメールです。
フィッシングメールである「異常ログイン」「安全認証」メールの目的や手口について理解しておきましょう。
目的はアカウントの乗っ取り!
LINEの公式メールを装って送付される「異常ログイン」「安全認証」などのメールは、フィッシングメールとして流行し、LINEアカウントの乗っ取りを目的として利用されています。「異常ログインが確認されました」とメール本文に記載されており、「安全認証」のリンクにはLINEの公式URLアドレスである「http://line.me/」が表記されています。
フィッシングメールの手口
この手のフィッシングメールの手口は、メール本文の内容では安全認証のリンクをタップするように促す文章が記載されています。しかし、実際にはURL文字列と、その文字列が持つURLリンクは別のものとなっているため、間違って「安全認証」のリンクをタップしてしまうユーザーが多数います。
隠れているURL文字列はフィッシングサイトと呼ばれるサイトに直結しており、アクセスするとあたかもLINE公式ページのように構築・デザインされています。
LINEアカウントの安全認証を実行するために、LINEアカウントのIDや、登録済みのメールアドレス、パスワードなどを入力する画面が表示されますが、本物のLINEページではなく、それらのLINEアカウント情報を盗み出すためのサイトとなっています。
LINEのフィッシングメール以外にも公式サイトを装ったフィッシングメールは多数蔓延しています。フィッシングメールの手口は巧妙なため、非常に騙されやすいので十分に注意が必要です。フィッシングメールに引っかからないためにも、フィッシングメールやフィッシングサイトを見破る知識をつけておく必要があります。
次の章では、フィッシングメールの見破り方や、安全対策方法を紹介しますので、LINEからフィッシングメールと思わしくメールやメッセージが届いている人は、しっかりと読んでおくことをおすすめします。
LINEから届く「異常ログイン」「安全認証」の対策をしよう!
LINEから届く「異常ログイン」「安全認証」のなどのフィッシングメールの対策方法を詳しく解説していきます。前の章でも述べた通り、LINEのフィッシングメール以外にも、公式サイトを装ってフィッシングメールを送付される事件が多数報告されています。
本章で紹介するフィッシングメールに引っかからないための対策は、LINEのフィッシングメール以外でも活用できるものなので、しっかりと対策方法を覚えておきましょう。またすでにフィッシングメールと思われるメールにひっかかってしまい、LINEのIDやパスワードを入力してしまった場合の対策方法も紹介するので安心して対処してください。
フィッシング詐欺かどうかの見分け方
フィッシングメールの対策は、そのメールがフィッシングメールがどうかを判斷できるかどうかが重要になってきます。まずは。フィッシングメールかLINE公式サイトから送信されたメールかを判斷する方法を詳しく解説していきます。
メールで届いた場合
フィッシングメールと思われるメールが届いた場合、まずみなさんは送信元のメールアドレスを確認して、LINE公式メールアドレスかどうかを判斷するでしょう。フィッシングメールで利用されていたメールアドレスの一例は下記のリストを確認してください。
・[email protected]
・do_not_reply@line○○.com
実は、上記のメールアドレスはLINEの公式メールアドレスと同様のものとなります。フィッシングメールは、LINE公式メールを装うだけでなく、メールアドレスにも巧妙なトリックをかけています。そのため、一見LINEの公式サイトから送信されたメールであると勘違いしてしまいます。
差出人名として公式LINEメールアドレスを登録しているため、受信メールにはLINE公式メールアカウントから送付されているように見せるフィッシングメールの手口の1つです。ですが、実際の差出人メールアドレスを確認する方法があります。
上の画像はAppleを装ったフィッシングメールの1つです。iPhoneの場合は、メールアドレスの右側に表示されている「詳細」をタップした後、宛先のメールアドレスをタップすると、隠れている本当のメールアドレスが表示されます。
これは、AndroidやPCのメールアプリでも実行できるので、本当のメールアドレスかどうかを確認する際に活用してください。またLINEを装ったフィッシングメールや、その他の公式サイトを装ったフィッシングメールは、本文内容の日本語表記がおかしい場合が多く、記載されている日本語文である程度判断することも可能です。
LINEトークで届いた場合
フィッシングメールの手口は、LINEのトークまで及びます。LINEチャットから公式LINEアカウントを装ってLINEアカウントのIDやパスワードを盗み出す手口も横行しているので注意が必要です。この場合、トークの送り主のLINEアカウントに「緑」のバッジが付いているかどうか確認してください。
LINEの公式アカウントからのメッセージは、トーク画面上部の「LINE」の左側に緑のバッジが付いています。上の画像はLINE公式アカウントから送られたトーク画面なので、参考にしてください。
もし情報を入力してしまったら
本記事を読む前に、すでにフィッシングメールの手口にひっかかってしまった可能性があると考えている人は、早急に対処する必要があります。本項目で紹介する対策方法を実行すれば、被害の拡大を防ぐことができます。
LINEのパスワードを変更する
もっとも有効的な対策方法はLINEアカウントのパスワードを変更することです。LINEアプリを起動して、下部のメニュータブ一覧から「…(その他)」>「設定(歯車)」をタップしてください。
設定画面が表示されたら「アカウント」>「パスワード」の順番にタップして選択してください。あとは、表示される画面の指示に従って、新しいパスワードに変更してください。LINEアカウントのパスワードを変更してしまえば、フィッシングサイト側でもLINEアカウントにログインできなくなるので、被害の広がりを防ぐことが可能となります。
LINEからの「異常ログイン」メールには注意を!
本記事では、公式LINEアカウントを装った「フィッシングメール」の対策方法や、フィッシングメールの見破り方を紹介しました。実際に対策方法を覚えておけば、LINE以外のフィッシングメールにも対応することができます。本記事を参考にフィッシングメールの手口に引っかからないように対応して、快適なLINEライフを送ってください。