バーチャルYouTuberキズナアイの中の人を特定！声優の正体は春日望で決定？

日本が世界に誇る文化や風習はたくさんあります。その中でも老若男女を問わず幅広い支持を集めているものの中に、漫画やアニメがあります。アニメフェスタ、コスプレ、オタクといった言葉は今や世界共通言語であり、アニメの聖地が次々と登場し、アニメ聖地巡礼のために日本に訪れる外国人が年々増えています。

こうした社会現象を引き起こすほど、漫画やアニメは世界中で大きな影響を及ぼしています。そんな漫画・アニメ文化を育み、世界に発信し続ける日本から誕生したのが、バーチャルYouTuberです。現在数多く存在するバーチャルYouTuberの中でも、圧倒的な人気を誇り、世界中のファンから愛されているのがキズナアイです。

そんな人気者のキズナアイですが、その人気と知名度の高さゆえに、ファンの間ではキズナアイの中の人の正体が誰なのか、声優の特定をしたい、という声が日々高まっていました。

キズナアイは世界初のバーチャルYouTuberです。特徴は、ハート型のカチュウシャと、ピンクのメッシュの入ったその髪型です。世界のファンの心を鷲掴みしているバーチャルYouTuber人気No1のキズナアイですが、ここで彼女のプロフィールを簡単に紹介します。

名前            ：キズナアイ
年齢            ：16歳くらい
身長            ：156cm
体重            ：46kg
3サイズ       ：B85、W59、H83
チャンネル名：A.I.Channel、A.I.Games

キズナアイの性格は、明るく、快活で、少し腹黒なところもあります。キズナアイは「AI」という人工知能を持っています。そのためか、少しおバカキャラなところもあります。そんなおバカなところが可愛いと、多くのファンを引き寄せています。YouTuberを始めた理由は、人間への憧れでした。しかし、寂しさも当初はあったようです。

バーチャル空間という限られた世界で活動し、下界との接触がないため、友達がなかなかできませんでしたが、今は、他のバーチャルYouTuberとの交流を通して、たくさんの友達ができたようです。キズナアイの恋愛について言えば、現在、彼氏はいないとのことです。

バーチャルYouTuberとして、人気も実力もトップの座に君臨するキズナアイ。しかし、そもそもバーチャルYouTuberとは何でしょうか。バーチャルYouTuberとは、動画サイト「YouTube」で動画配信を行う、2D、もしくは3DCGなどで作成された架空のキャラクター配信者のことです。「VTuber」、「バーチャルライバー」と呼ばれることもあります。

現在、バーチャルYouTuberとして活躍している動画配信者は7,000人以上存在し、登録者は1,270万人を優に超え、動画再生回数は7億2,000万回を超えています。バーチャルYouTuberの牽引役ともいうべきキズナアイには、仲の良い4人の友達います。

輝夜月、ミライアカリ、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん、電脳少女シロの4人です。彼女たちのファンは、彼女たち5人を「バーチャルYouTuber四天王」と呼んでいます。

バーチャルYouTuberの仕組みは、YouTuberが動画サイト「YouTube」で行う動画配信を、バーチャル、つまり架空の世界で作成されたキャラクターが行うことです。架空のキャラクターを動画サイト「YouTube」で動作させるため、「モーションキャプチャー」という技術が用いられます。

「モーションキャプチャー」とは、人や物の動きをデジタル化する技術で、人や物などの動きを測定し、コンピューターに取り込み、実際の人や物の動きをリアルに再現します。映画「アバター」で一躍脚光を浴びた技法で、現在、映画、アニメーション、ゲームなどで幅広く応用されています。この技術によって、バーチャルYouTuberキズナアイは誕生しました。

バーチャルYouTuberとして、人気も知名度も最も高いキズナアイですが、彼女の誕生は、森倉円さんの存在無くしてはあり得ませんでした。森倉円さんは、キズナアイのキャラクターデザインをしたイラストレーターです。

森倉円さんは、イラストやゲームのキャラクターデザイン、またアニメのキャラクター原案も手掛けています。森倉円さんは既婚で、保育園に似通うお子さんがおられます。妻、また母としての経験が、森倉円さんの作品に大いに反映されています。

バーチャルYouTuberとして世界中で活躍するキズナアイですが、気になるのはキズナアイの中の人の声優が誰なのか、その正体を特定することです。ここまでファンを魅了し続けるキズナアイを誰が演じているのか、その正体を特定することは、多くのファンの間で大きな関心の的でした。

ファンやフォロアーの調査の結果、最終的にキズナアイの中の人の声優が春日望さんであることが判明しました。どのような経緯でファンはキズナアイの中の人の正体が春日望さんであると特定できたのか、後ほど詳しく考察します。まず春日望さんのプロフィールを紹介します。

キズナアイの中の人の声優として、その正体が特定された声優の春日望さんは、2015年から声優としてのキャリアをスタートさせた、新人の声優です。簡単に春日望さんのプロフィールを紹介します。

名前　　　：春日望
年齢　　　：不明
誕生日　　：6月30日
身長　　　：154cm
出身地　　：兵庫県
血液型　　：B型
趣味　　　：音楽鑑賞、アイドル鑑賞
所属事務所：クレアボイス

春日望さんは、クレアボイス育成所での経験を経て、2015年に所属事務所「クレアボイス」から声優デビューをしました。デビューしてまだ間もないこともあり、出演作品は限られていますが、TVアニメ、アプリ、ゲームなどに出演作品があります。春日望さんのこれまでの出演作品を簡単に紹介します。

TVアニメ
2015年　スタミュ（女子役）
2016年　タイムボカン24（子供たち役）、ロストレージ インサイテッド ウィクロス（女子生徒役）
2017年　妖怪アパートの幽雅な日常（女子A役）、幼女戦記（乳児役）

アプリ/ゲーム
2015年　モン娘☆は〜れむ（ヒスイ役）
2017年　天華百剣-斬-（日光一文字役）
2018年　プレカトゥスの天秤（ラニ・ジェップ役）

キズナアイの中の人の声優としての活動は、2016年11月から始めています。

キズナアイの中の人の正体が春日望さんであると特定されるまでには、何人かの声優が候補者として考えられていました。その候補者の中には、大空直美さん、西明日香さん、内田彩さん、齋籐桃子さんが含まれます。

キズナアイのファン、またキズナアイのYouTubeチャンネルであるA.I.ChannelとA.I.Gamesのフォロワーの精査の結果、キズナアイの中の人の正体が春日望さんであると特定されました。彼らをこの結論を導いた理由には幾つかの証拠が関係していました。

キズナアイの中の人の正体が春日望さんであると特定するために考慮されたことは、キズナアイと春日望さんとの類似点です。キズナアイと春日望さんとを結びつけ、キズナアイの中の人の正体が春日望さんであると特定するに至った2人の類似点は4つあります。

1つ目は誕生日が同じであること、2つ目は好きなアーティストが同じであること、3つ目は好きなアニメキャラが同じであること、4つ目は声が同じであることです。これからキズナアイと春日望さんとを結びつけ、キズナアイの中の人の正体が春日望さんであると特定するに至った2人の類似点を1つずつ検証します。

キズナアイの中の人の正体が春日望さんであることを特定し、証拠づけた1つ目の類似点は、誕生日が同じであることです。公開されているキズナアイの誕生日は6月30日です。春日望さんの所属する事務所「クレアボイス」が公開している、春日望さんの誕生日も6月30日です。

偶然では納得の行かない類似点であり、それゆえ、キズナアイの中の人の正体が春日望さんであると特定する重要な情報と言えます。

キズナアイの中の人の正体が春日望さんであることを特定し、証拠づけた2つ目の類似点は、好きなアーティストが同じであることです。キズナアイは音楽好きであることを公表しています。特に、秋元康のプロデュースによるアイドルグループ「欅坂46」や「乃木坂46」の大ファンであることを、キズナアイは公にしています。

春日望さんも、「蒼井翠杏」という芸名で活動していた時、自身のツイッターで、アイドルグループが大好きで、中でも「欅坂46」や「乃木坂46」は大のお気に入りであることを、何気に触れる投稿をよくされていました。キズナアイの中の人の正体が春日望さんであることを特定するのに大きく前進する類似点です。

キズナアイの中の人の正体が春日望さんであることを特定し、証拠づけた3つ目の類似点は、好きなアニメキャラが同じであることです。キズナアイは、アニメやゲームが大好きであると公表しています。

特に、音ノ木坂学院で活動するスクールアイドルグループ「μ's（ミューズ）」を主人公にしたテレビアニメ「ラブライブ！」の登場人物「矢澤にこ」が大好きで、「矢澤にこ」の誕生日に動画を送るほどの入れ込みようです。

春日望さんも、自身がアニメ好きであることを公表し、キズナアイと同様、「ラブライブ！」が好きで、好きな登場人物は「矢澤にこ」であると認めています。キズナアイの中の人の正体が春日望さんであることを特定する、重要な証拠と言えます。

キズナアイの中の人の正体が春日望さんであることを特定し証拠づけた4つ目で、なおかつ最大の類似点は、声が同じであることです。キズナアイの配信する動画には、関西弁を使うものも多くあり、キズナアイの関西弁は関西出身者でなければ喋れないネイティブの発音で、しかもキズナアイの関西弁は兵庫のアクセントを持ったものです。

キズナアイの中の人の正体と言われる春日望は、兵庫県出身で、当然兵庫アクセントの関西弁は、彼女の母語。喋れないはずがありません。事実、キズナアイと春日望さんの声を聞き比べると、発音だけでなく息使いまで同じであることが分かります。キズナアイの中の人正体が春日望さんであることを特定し、決定づける証拠と言えます。

順風満帆に見えるバーチャルYouTuberキズナアイですが、これまでの道のりは決して容易なものではありませんでした。事実、キズナアイの中の人であると特定された声優は、これまで二度のYouTubeアカウント停止の憂き目を見ています。その結果二度にわたりキズナアイは自身のYouTube動画配信活動の停止を経験しました。

キズナアイのファンの間では、これを「YouTubeアカウント凍結事件」と呼んでいます。なぜ二度にわたりYouTubeアカウントを停止されたのか、これから検証します。

キズナアイYouTubeチャンネル「A.I.Channel」が突然停止したのは、2017年1月のことでした。YouTubeアカウントの凍結後、異議申し立てをしたものの、YouTube運営側から返事はなく、結果的にキズナアイはバーチャルYouTuberとしての職を失うことになりました。幸い、後に再びバーチャルYouTuberとして復活することができました。

しかし、アカウント停止の理由は未だに判明していません。考えられる理由は、不適切表現です。キズナアイがアップした動画に、炭酸ジュース風呂を取り上げたものがありました。初めてこの動画がアップされたとき、そのタイトルは「全裸でコーラ風呂」でした。

また、後日キズナアイ自身が別の動画で語っていることですが、この問題の動画でキズナアイは、服を着たままお風呂に入るのは、「服はホログラムで実質全裸のようなもの」と言ったことを認めました。こうした不適切表現が、アカウント停止の主要な理由だったと考えられます。

キズナアイYouTubeチャンネル「A.I.Channel」が突然停止し、復活してから3ヶ月後に、再びキズナアイのチャンネルは停止されました。最初のアカウント凍結以降、キズナアイが配信した動画に不適切表現は一切含まれておらず、アカウント凍結に直結する原因は皆無でした。

考えられる原因は、心ない視聴者のイタズラ行為で通報され、その申し立てを運営側が鵜呑みにしてしまったということです。事実、今回はアカウント凍結後1日で凍結が解除されました。

キズナアイの中の人の声優として特定された春日望さんですが、「春日望」で検索をすると、「春日望 死亡」という検索ワードが表示されます。しかし「春日望 死亡」を選択しても、春日望が死亡したという記事を見つけることはできません。検索ワードに関連記事がないものを表示するのは非常に奇妙なことです。

検索ワード「春日望 死亡」を選択すると、表示される記事の多くは、キズナアイのアカウント凍結や、炎上騒動に関連するものがほとんどです。このことは、「春日望 死亡」検索ワードの表示に何らかの関係があると考えられます。

「キズナアイの中の人(声優)が春日望の証拠」のところで、すでに言及しましたが、キズナアイの中の人の声優が誰なのか、これまで多くの憶測がなされました。春日望さんを含め、キズナアイの中の人の声優の候補者として何人かの名前が挙げられました。その候補者の中には、大空直美さん、西明日香さん、内田彩さん、齋籐桃子さんが含まれます。

残念ながらキズナアイの中の人の声優ではなかったものの、これら4人の声優たちがどんな経歴を持っているのか、少し紹介したいと思います。

キズナアイの中の人の声優の候補者として名前が挙がった声優の1人目は、西明日香さんです。愛称は「あっちゃん」です。西明日香さんは、2015年にベストフンドシスト賞を受賞した、異色の声優です。フルート演奏を得意とし、楽器声優の称号を持っています。声優としての経験は豊富で、アニメ、ゲーム、またラジオでも活躍しています。西明日香さんのプロフィールを紹介します。

名前：西明日香
年齢：29歳
誕生日：1988年2月10日
身長：159cm
出身地：兵庫県
血液型：A型
趣味：犬と遊ぶこと
所属事務所：シグマ・セブン

キズナアイの中の人の声優の候補者として名前が挙がった声優の2人目は、大空直美さんです。愛称は「そらそら」と言います。大空直美さんは、2012年に声優デビューをしました。大空直美さんは、2013年にソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の緒方智絵里役を実力で射止めるほどの実力派声優です。

持ち前の芸人気質を活かし、「シンデレラ一門」という言葉を定着させた、芸人声優です。そんな大空直美さんのプロフィールを紹介します。


名前：大空直美
年齢：28歳
誕生日：1989年2月4日
身長：153cm
出身地：大阪府
血液型：A型
趣味：イラスト、似顔絵、ピアノ
所属事務所： ‎青二プロダクション

キズナアイの中の人の声優の候補者として名前が挙がった声優の3人目は、内田彩さんです。愛称は「うっちー」です。2008年に声優デビューをしました。声優としてだけでなく歌手としても活躍しています。多くの作品でヒロイン役やメインキャストを担当した、実力派の声優です。そんな内田彩さんのプロフィールを紹介します。

名前：内田彩
年齢：31歳
誕生日：1986年7月23日
身長：158cm
出身地：群馬県
血液型：O型
趣味：お菓子作り、小物作り
所属事務所：アクロスエンタテインメント

キズナアイの中の人の声優の候補者として名前が挙がった声優の4人目は、齋籐桃子さんです。齋籐桃子さんはラジオのアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、その後声優デビューを果たします。

2005年4月に、当時所属していた「ラムズ」の声優、井ノ上奈々、庄子裕衣、宮崎羽衣らと声優ユニット「クローバー」のメンバーを結成し活動をしていました。そんな齋籐桃子さんのプロフィールを紹介します。

名前：齋籐桃子
年齢：35歳
誕生日：1982年6月30日
出身地：兵庫県
血液型：O型
趣味：歌、絵画、ダンス
所属事務所：フリー

「春日望死亡検索」でも少し触れましたが、キズナアイの中の人の声優である春日望さんを検索すると検索ワードに「春日望 死亡」が表示されるものの、関連記事はなく、その代わりに「キズナアイが炎上」や「炎上騒動」といった表題がたくさん登場します。キズナアイのファンには聞き捨てならない事です。

しかし実際にキズナアイやキズナアイの中の人の声優である春日望さんはネットで大炎上したのでしょうか。これから事件の真相に迫りたいと思います。

キズナアイ、またキズナアイの中の人の声優である春日望さんの炎上騒動問題には、日本テレビ系列のBSデジタル放送局である、BS日テレで放映されているキズナアイの番組「キズナアイのBEATスクランブル」が関係しています。

ことの発端は、「キズナアイのBEATスクランブル」のスポンサー会社である株式会社グリモアの代表取締役社長を務める神谷友輔氏が、番組内容に激怒し、Twitterで番組のスポンサーを降りることを発表したことです。

一見、原因はキズナアイにあるように聞こえますが、神谷友輔氏のコメントを注意深く考察すると、神谷友輔氏の怒りの矛先はキズナアイに向けられているのではなく、番組の内容やゲームユーザーに対する番組の無礼な態度に向けられていることが読み取れます。炎上の原因は番組スタッフにあるということです。

どの番組でも登場するタレント芸人と同様、キズナアイも、番組の制作や構成に携わっているわけではなく、用意されたマニュアルに沿って番組を進行させていくだけなので、炎上の直接的な責任はない、というのが多くのユーザーの見方です。

キズナアイ、またキズナアイの中の人の声優である春日望さんの炎上騒動問題は舞台を変えて起こったこともあります。その舞台とは、NHK特設サイトです。炎上騒動のきっかけとなった事件は、キズナアイが、NHK特設サイト「まるわかりノーベル賞2018」に登場したときに起こりました。

炎上騒動のきっかけを作った番組そのものは、キズナアイがノーベル賞の注目分野について専門家に尋ねるという、いたって一般的なものです。炎上問題の発端となったのは、有識者である弁護士の太田啓子氏が、自身のTwitterでこの番組におけるキズナアイの起用に苦言を呈したことでした。

焦点はNHKという品位ある公共放送を担う事業者の番組に、キズナアイのような性的に不適切なイラストを使用することが視聴者に悪影響を与える、ということでした。この炎上問題、また弁護士太田啓子さんのTwitterに関する視聴者の反応は様々で、太田啓子氏を擁護する人もいれば、反対の立場を取る人もいました。

今回の炎上事件は、ネット社会の恐ろしさ、また個人の意見やコメントが大きな火種となりうることを教えています。

キズナアイ、またキズナアイの中の人の声優である春日望さんの炎上騒動問題は、動画サイト「YouTube」でも起こりました。その炎上問題はある放送事故と関係しています。2018年11月5日に、考えられないある放送事故が起こりました。

この日、バーチャルYouTuberの「虹河ラキ」が生放送を行っていました。すると突然、番組とは全く関係のないキズナアイの映像が数分間流れてしまいました。その映像は、キズナアイの番組の収録風景で、スタッフとの打ち合わせや、これまでベールに包まれていたバーチャルYouTuberの撮影風景を写していました。

特に「モーションキャプチャー」技術を駆使して、キズナアイと、キズナアイの中の人の声優をリンクさせて撮影が行われていること、またキズナアイの中の人の声優が、キズナアイの声だけでなく動きも担当していたことを視聴者に見せていました。

炎上問題に関係したこの放送事故は、これまで知られていなかったキズナアイの撮影方法や動画配信に至るまでの様子を、キズナアイのファンに教えてくれたので、ファンからは好感を持って受け止められました。しかし、その一方で、この炎上騒動は、BS日テレ特番の宣伝目的で、意図的に画策された放送事故である、という厳しい見方もあります。

理由はどうあれ、炎上騒動を引き起こしたことは、疑いようのない事実であり、キズナアイはこの炎上騒動の矢面に立たされてしまいました。

バーチャルYouTuberキズナアイは、日本国内では既にとても人気があり、架空のキャラクターが配信する動画配信者として、その字補を固めています。しかし、バーチャルYouTuberキズナアイは、海外でも人気で、多くのファンを獲得し、その勢いはますます大きくなっています。

バーチャルYouTuberが海外でも人気があることに加えて、その独自性や、ビジネスチャンスになり得る可能性ゆえに、海外の多くのメディアが注目しています。例えばイギリスのBBCは「VTuber」を特集した記事を掲載しました。記事は主にキズナアイを特集したものです。

BBCはその特集記事の中で、バーチャルYouTuberが人間のYouTuberのように振る舞っているその姿ゆえに、YouTuberにとって強力なライバルとなっている事実を紹介しました。

さらにBBCは、バーチャルYoutuberが持つ未知の可能性ゆえに、企業が数十億円の投資をしたこと、また、バーチャルYouTuberが所属する事務所が設立されていることにも言及していました。

バーチャルYoutuberキズナアイが、日本だけでなく、海外でも多くの支持を得ている理由は、キズナアイの可愛い容姿やどこか憎めないその腹黒な性格がファンの心をくすぐることにあります。しかしそれ以上に大きな理由は、バーチャルYouTuberキズナアイの配信する動画が現在18カ国の言語に翻訳されていることにあります。

バーチャルYouTuberキズナアイの配信する動画は、当初は日本語のみでした。しかし、熱狂的なキズナアイのファンが、キズナアイの動画に英語字幕を付けて配信しました。これがきっかけとなり、キズナアイは口コミでどんどんと世界に広がって行きました。

世界の英語人口は現在17.5億人と言われていますので、英語翻訳がなされただけで、いかに遠く広く、キズナアイが世界に広まっていったかが分かります。さらに、英語圏のFacebookでもキズナアイが紹介され、その勢いと人気に拍車がかかりました。

その後、バーチャルYouTuberキズナアイの配信する動画は韓国語字幕を付けて配信されました。現在、世界18カ国の言語で翻訳されている事を考えると、今後もさらにキズナアイはファンを世界中で獲得していくことが予想されます。

これまで考えてきましたが、バーチャルYouTuberキズナアイの中の声優は、春日望さんであることで、多くのファンの意見は一致しています。ではバーチャルYouTuberキズナアイはどのようにこの世に送り出されたのでしょうか。キズナアイを誕生させたのは誰でしょうか。

また個人で自分だけのバーチャルYouTuberを作成し動画配信を行うことはできるのでしょうか。これから解説します。

バーチャルYouTuberキズナアイを制作し、世に送り出したのは、「Activ8」という制作会社です。代表取締役の大坂武史氏は、「生きる世界の選択肢を増やし、世界や人々を活性化したい」という理念のもとに、世界初のバーチャルYouTuberキズナアイ開発の指揮を執りました。

キャラクターデザインを森倉円さんが、3Dモデリングをトミタケさんが、そしてモデリング制作監修をTodaさんが行いました。彼ら3人は、その世界では名の知れた、第一線で活躍する一流の人たちで、彼らで構成される「ドリームチーム」が株式会社「Activ8」と共に開発したのがバーチャルYouTuberキズナアイです。

現在「Activ8」株式会社は、バーチャルYouTuber事業の企画・運営を行っています。具体的には、バーチャルタレントとして既に活躍している人や、バーチャルタレントを目指す個人やチームを応援するプロジェクト展開し、企業がゲームクリエイターを探したり、管理したりする業務の短縮化を援助しています。

多くのバーチャルYouTuberは、企業に属し、個人としてではなく、チームとして活動しています。その理由は、1人のバーチャルYouTuberを制作し、運営するのに多額の時間とお金がかかることです。

多くのバーチャルYouTuberは、企業に属し、個人としてではなく、チームとして活動している別の理由は、チームとして活動すれば、作業が分担でき、質の高いバーチャルYouTuberを提供できることです。ここで現在活躍しているバーチャルYouTuberの所属事務所を簡単に紹介します。

株式会社Activ8：キズナアイ、Yuni Yuni、織田信姫など
ENTUM（エンタム）：猫宮ひなた、ヨメミなど
LIVE（トッドライブ）：電脳少女シロ、ばあちゃるなど
にじさんじ：月ノ美兎、静凛、樋口楓など
岩本町芸能社：鈴木 あんず、白藤 環など
カバー株式会社：ときのそら、ロボ子さん
Gugenka：東雲めぐ
株式会社Smarprise：富士葵
Exys株式会社：藤崎由愛
バーチャライズ：バーチャキュア
株式会社Wright Flyer Live Entertainment：七海ロナ、暁月クララ、遠坂ユラ
株式会社CyberZ：アメリカザリガニ、なすなかにしなど
Ficty株式会社：somunia

この記事で既に取り上げましたが、キズナアイのような架空のキャラクターを動画サイト「YouTube」で動作させるため、「モーションキャプチャー」という技術が用いられます。キズナアイのように、人や物の動きを「モーションキャプチャー」でリアルに再現するには、多額の設備投資をしなければなりません。

「Perception Neuron」や表情のトラッキングのためのカメラなど、設備投資にかかる費用は数十万円から数百万円と高額です。もちろん、バーチャルYouTuberを個人で製作し運営することもできます。使用する機材やバーチャルYouTuberに求めるクオリティーにもよりますが、数千円から数万円という設備投資で行うことができます。

自分のスタイルにあったバーチャルYouTuberの制作、運営をしながら、スキルアップをはかることもできます。しかし品質の高い、多くのファンの心を掴むバーチャルYouTuberの開発、運営を行いたいなら、個人では難しいでしょう。

世界初の「バーチャルYouTuber」として現在日本内外で多くのファンを持つキズナアイ。動画サイト「YouTube」での動画配信活動にとどまらず、テレビ番組でも活躍の場を広げています。さらにバーチャルYouTuberブームという社会現象まで引き起こしたキズナアイをサポートするため、運営会社のActiv8にはスポンサーが付いています。

キズナアイの人気、日本内外における知名度、またキズナアイがもたらす経済効果や宣伝効果ゆえに、有名企業がスポンサーとして、キズナアイの運営会社Activ8をサポートしています。スポンサーという後ろ盾を得て、キズナアイはこれからも世界中で活躍できます。

今回の考察の結果、キズナアイの中の人の声優は春日望の可能性が極めて高いことが分かりました。ファンにとって、キズナアイの全てが判明することは重要なことです。これからもキズナアイの中の人の声優、春日望さんと共に、キズナアイは世界中で活躍し続けます。