2019年06月24日更新
iPhoneのメモアプリの共有機能が便利!iOSデバイスと同期して編集する方法を解説!
家族や友達グループでメモを共有したいと思ったことはありませんか。iPhoneのメモアプリを使えば、紙に書いたメモを回覧しなくても電子的にメモを共有できます。今回はiPhoneのメモアプリの共有機能、またiOS端末と同期して編集する方法について解説します。
目次
iPhoneメモアプリの共有機能とは?
メモの共有と聞くと、どのような場面を思い浮かべるでしょうか。身近な例を挙げれば買い物リストです。今日の買い物をリスト化して紙に書き、家族の成員に渡し、家族が分担してリストにある品物を購入します。学校では連絡帳がそれにあたるかもしれません。掃除当番など毎日当番制で行う仕事の記録を連絡帳に書き、情報をクラス全体で共有します。
会社でも新しいプロジェクトを立ち上げ、基本データが記された企画書をプロジェクトチームの全てが共有し、情報の収集と作成を行います。しかし共有するメモが紙だと、紛失したり雨や湿気で痛んだりするリスクが高まります。
しかし電子的にメモを共有できれば、そうした問題を避けられ、なおかつメモの共有、情報の変更、追加、削除がとても容易になります。iPhoneに標準装備されているメモアプリは、電子的にメモを共有できる共有機能が実装されていて、生活のあらゆる場面で活用できる便利なアプリです。
iPhoneメモアプリを他の人と共有できる条件
とても便利で活用範囲の広い、iPhoneのメモアプリですが、iPhoneのメモアプリの共有機能を使って、他の人とメモを共有するためには、満たすべき条件があります。これからその満たすべき条件について解説します。
iOS搭載端末を利用することが必須
iPhoneのメモアプリに実装されている共有機能を使って、他の人とメモを共有するには、共有する相手がiOS搭載端末を使用していることが必要です。
その理由は、iPhoneのメモアプリの共有機能は、Appleが提供するiCloudと同期された端末でなければ利用できず、そのため既にiCloudへの同期機能が実装されているiPhoneなど、iOSを搭載した端末でないとiPhoneのメモアプリの共有機能を使ってメモの共有をすることはできません。
iPadやMacでもメモを共有できる
iPhoneのメモアプリで作成されたメモは、iOSを搭載したデバイスであれば共有できます。ですからiPhoneだけでなくiPadでも共有が可能なので便利です。また同じAppleの製品であるMacでも共有することができます。これもとても便利なことです。
例えばオフィスから離れたところで思いついたアイデアを、手元にあるiOS端末にメモし、その後オフィスに行ってMacを開くと、すでに同期されているMacに先ほどのアイデアが反映されているので、あらためてMacコンピューターに入力し直す必要はありません。
iPhoneだけでなく、iPadでもMacでも共有が可能なのはとても便利なことですが、1つの条件があります。iPadもMacも同じApple IDでログインしていなければ共有することはできません。
iPhoneのメモアプリの共有方法
では具体的に、iPhoneのメモアプリの共有機能を使い、他の人とのメモの共有をどのような手順を踏んで行うのでしょうか。これから具体的に解説していきます。
iPhoneのメモアプリの共有方法
iPhoneのメモアプリの共有機能を使い、他の人とのメモの共有をするには4つのステップを踏みます。最初のステップは、Appleが提供するインターネット上のオンラインストレージであるiCloudに、共有したいメモを保存することです。2番目のステップは、iPhoneのiCloudの設定とメモの項目を「オン」にすることです。
3番目のステップは、共有したいメモを開き共有する準備をすることです。そして4番目のステップは、共有相手に参加依頼をメールすることです。これからこれら4つのステップを1つずつ説明します。
iCloudにメモを保存
iPhoneのメモアプリの共有機能を使い、他の人とのメモの共有をする最初のステップは、iCloudにメモを保存することです。iCloudにメモを保存するには、iPhoneのメモアプリとiCloudを同期する必要があります。これからiPhoneのメモリアプリとiCloudを同期する方法とその手順を説明します。iPhoneのホーム画面にある「設定」アイコンを選択します。
「設定」画面にある「ユーザー名」を選択します。「ユーザー名」にある「iCloud」を選択します。そして「iCloud」にある「メモ」を「有効」にします。これでiPhoneのメモアプリとiCoudが同期されました。
iCloudの設定とメモの項目を「オン」にする
iPhoneのメモアプリの共有機能を使い、他の人とのメモの共有をする2番目のステップは、iCloudの設定とメモの項目を「オン」にすることです。すでに最初のステップでiPhoneのメモアプリとiCloudを同期させるため、「iCloud」は「有効」になっています。そのため、iPhoneのメモアプリのフォルダには「iCloud」が表示されています。
iPhoneのメモアプリのフォルダには「iCloud」と「iPhone」の2つがあるはずです。「iPhone」フォルダに保存されているメモは、基本的にiPhoneからしか閲覧と編集ができません。また他の人と共有することもできません。しかし「iCloud」に保存されているメモは、他の人と共有でき、共有されたiOS端末やMacからでも閲覧や編集ができます。
さらに編集されたらすぐにiPhoneとiCloudが同期されます。しかしiPhoneのメモアプリにあるメモが全てiCloudに保存されたわけではありません。それでiPhoneのメモアプリのメモを他の人と共有するため、「iPhone」フォルダに保存されているメモを「iCloud」フォルダに移動させる必要があります。これからその手順と方法を説明します。
iPhoneのホーム画面にある「設定」を選択します。「設定」画面にある「メモ」を選択します。「メモ」にある「”iPhone”アカウント」をオフにします。ポップアップが表示されますので、「メモを移動」を選択します。
次にiPhoneのメモリアプリを開きます。「iPhone」フォルダをタップします。「iPhoneフォルダ」画面にある「編集」を選択します。その後「すべて移動」を選択します。
「フォルダ選択」画面にある「iPhone」のメモをタップします。「iPhone」フォルダにある全てのメモが「iCloud」フォルダに移動します。
共有したいメモを開く
iPhoneのメモアプリの共有機能を使い、他の人とのメモの共有をする3番目のステップは、共有したいメモを開くことです。iCloudに保存済みの、既に作成したメモを開きます。iPhoneのメモアプリを開き、「iCloud」フォルダに保存されているメモ、または「iCloud」に保存されているフォルダを選択します。
共有相手に参加依頼をメール
iPhoneのメモアプリの共有機能を使い、他の人とのメモの共有をする4番目のステップは、共有相手に参加依頼をメールすることです。先ほど選択した共有したいメモを開きます。画面右上にある「新規作成」のアイコンをクリックします。
共有相手への参加依頼送信方法を選択する画面になるので「メール」を選択します。「メール送信」画面に電子メールアドレスを入力し「送信」を選択します。
参加依頼を受け取ったら、受信トレイを開き、「共有メモ」をクリックします。「共有アプル」を開く方法を聞くポップアップが表示されるので「Safari」で「開く」を選択します。これでiPhoneのメモアプリのメモが共有されました。
iPhoneのメモアプリの編集方法
続いて共有したiPhoneのメモアプリのメモをどのように編集し保存するのか、その方法を説明します。
iPhoneのメモアプリの編集方法
共有したiPhoneのメモアプリのメモは、実装されている機能を使って編集や加工を行うことができます。特に3つの機能を活用できます。
- チェックリストの作成
- 画像や動画の作成
- 手書き
共有した相手なら誰でも編集可能
共有したiPhoneのメモアプリのメモは、基本的に共有した相手なら誰でも編集することができます。先ほど挙げたiPhoneのメモアプリに実装されている3つの機能を使って、共有されたメモの編集を行ってみます。チェックリストの作成をするには、まず共有したメモ画面下部にある「チェック」マークをクリックします。
その後画面右に「+」マークが表示されるのでそれをクリックします。表示されるメニューから「チェック」マークを選択します。「○」が画面左に表示されるので、あとはその右にチェック項目を入力します。
チェックリストに加えたい項目があるものの、名前が分からないときは、画像を挿入できます。共有したメモ画面下部にある「+」マークをクリックします。次の画面で表示される項目から「フォトライブラリ」を選択します。iPhoneのフォトライブラリに保存されている写真を選びます。選んだ画像が共有したメモ画面に添付されます。
自分以外の人が共有したメモを編集した場合マークが表示
共有したiPhoneのメモアプリのメモの所有者、つまりオーナー以外の人が、共有したメモを編集すると、そのことが分かるように表示されます。これにより閲覧がとても分かりやすくなります。
iPhoneメモは共有できて便利!
iPhoneメモは他の人と共有できる、とても便利なアプリです。iPhoneメモの活用範囲は、これからもさらに広がり、家庭や学校でのちょっとした回覧利用のみならず、ビジネスシーンでもさらにその用途を拡大していくはずです。