2019年09月21日更新
iPhoneでロック画面に動画(動く壁紙)を設定する方法!対応モデルも解説!
iPhoneのロック画面は静止画像しか設定できないと思っていますか。静止画像ではなく動画や動く壁紙を設定できたらもっと楽しくなるのに、と感じていますか。実は動画や動く壁紙に設定でます。今回はiPhoneでロック画面に動画を設定する方法を解説します。
目次
iPhoneのロック画面に動画設定は可能か?
iPhoneを開くと最初に目に飛び込んでくるのはロック画面、つまり待ち受け画面です。ロック画面には、iPhoneに既にインスト-ルされた静止画像や、無料で壁紙を配布しているWebサイトからダウンロードした壁紙、さらにはiPhoneで撮影した写真などを使用されているはずです。
しかしそれらすべては静止画像、つまり動きのない壁紙です。ではロック画面に使用できる動画や動く壁紙などが存在するのでしょうか。存在するなら、それら動画や動く壁紙の設定はiPhoneのすべての機種で行えるのでしょうか。
動く壁紙とは
そもそも、ロック画面の静止画像を動く壁紙に変える、とはどういう意味なのでしょうか。簡単に言えば、iPhoneの壁紙を静止画像から動画やGIFアニメに設定すると言うことです。GIFアニメとは、画像でありながら多少の動きを表現できるものを言います。パラパラマンガを電子画像にしたものとも言えます。
iPhoneのロック画面の楽しみ方はいろいろあり、iPhoneで撮影した動画を加工して、簡単に動く壁紙に設定するのは、そんな楽しみ方の1つです。
動く壁紙の対応モデルについて
iPhoneの静止画像を動画、動く壁紙に設定することは、iPhoneのどの機種でも対応可能なのでしょうか。残念ながら、機能上対応していない機種があります。以下のiPhoneは対応機種ですのでロック画面を動画、動く壁紙に設定できます。
- iPhone 6s、iPhone 6s Plus
- iPhone 7
- iPhone 8、iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPhone XS
- iPhone XS Max
以下の機種は3DTouchnに対応していないのでロック画面を動画、動く壁紙に設定できません。
- iPhone 5、iPhone 5s
- iPhone SE
- iPhone XR
iPhoneのロック画面を動画にする方法
では具体的にiPhoneのロック画面をどのように動画、動く壁紙に設定するのでしょうか。どのような手順で設定するのでしょうか。最初のステップは、動画やGIFアニメをiPhoneロック画像用に作成することです。この記事では2つの方法を説明します。1つ目の方法は、「iPhoneに標準装備されているカメラ機能を使って動く壁紙を作成」する方法です。
もう1つの方法は、「アプリを使い動画やGIFアニメを使った動く壁紙を作成」する方法です。
内容を「iPhoneのロック画面の動画設定方法」に
Live Photosを使って動く壁紙を作成したり、動画やGIFアニメを使って動く壁紙を作成したりしたら、次のステップに進みます。作成した動く壁紙をiPhoneのロック画面の動画設定を用いて変更します。基本的にはこの2つのステップを踏んで、iPhoneのロック画面を静止画像から動画、動く壁紙に設定変更します。
iPhoneのロック画面用に動画やGIFアニメを作る方法
これから、iPhoneのロック画面を動画、動く壁紙に設定するための最初のステップを考えます。最初のステップは、動く壁紙をiPhoneロック画像用に作成することです。動く壁紙を作成するには、iPhoneに標準装備されているカメラ機能を使う方法と、アプリを活用する方法の2種類がありました。
ここではまずiPhoneの標準装備されているカメラ機能の方法から説明します。その後アプリを活用する方法を説明します。3つのアプリを紹介します。1つ目は「intoLive」というアプリです。2つ目のアプリは「Pictalive」です。そして3つ目のアプリは「正方形どん」です。
Live Photos
これからロック画面を動画、動く壁紙に設定するために、iPhoneで標準装備されているカメラ機能を活用します。このカメラ機能は「Live Photos」と呼ばれています。具体的にこの「Live Photos」にはどんな機能があるのでしょうか。「Live Photos」を使ってどのように動く壁紙を作成するのでしょうか。
Live Photosについて
「Live Photos」とは、iPhoneのiOS9がリリースされた際に実装されたカメラの新機能です。この機能の驚くべき点は、カメラのシャッターを押した前後の1.5秒間、トータルで3秒間の映像を記録できることです。iPhoneの3DTouchを使って少し強めにタッチすると撮影された画像が動きます。
この「Live Photos」機能を使えば、ロック画面を簡単に動く壁紙、動画へと設定できます。
撮影方法
これからiPhoneの「Live Photo」写真機能を使って動く壁紙をどのように撮影するかを説明します。iPhoneのホーム画面にある「カメラ」アプリを起動させます。起動させた「カメラ」の画面上部の中央に「三重丸」があります。これが「Live Photos」のマークです。この「三重丸」が白ければ「Live Photos」機能がオフであることを意味します。
オンにするために「三重丸」を軽くタップしてください。「三重丸」が黄色に変わったら「Live Photos」がオンになったことを意味します。そして「カメラ」画面下部に表示されている「モード」のメニューから「写真」を選択します。後はロック画面に設定したい写真を撮影するだけです。
撮影した動画をロック画面に設定
では「Live Photos」で撮影した画像をロック画面に設定する方法を説明します。iPhoneのホーム画面に「ライブラリ」があります。そこにすべての写真や動画が保存されていますので、それを開きます。保存されている写真の中から、ロック画面にしたい写真を選びます。その際、選んだ写真の左上に「LIVE」のマークがあることを確認してください。
選択した写真が表示されたら、表示された画面下の左にある「送信」のマークをクリックします。「送信」画面の一番下にメニューが表示されます。表示されるメニューから「壁紙に設定」を選択します。
「壁紙に設定」画面の下部に表示される「設定」を選択します。「設定」画面には「ロック中の画面に設定」「ホーム画面に設定」「両方に設定」「キャンセル」の4つが表示されます。その中から「ロック中の画面に設定」を選択します。これで設定完了です。ここで1つ注意点があります。
ホーム画面に設定しても画像は動きません。画像が動くのはロック画面だけです。
intoLive
次にアプリを使い動画やGIFアニメを使った動く壁紙を作成する方法を説明します。3つのアプリをこれから紹介し、具体的にどのようにそれらを使い動く壁紙を作成するかを解説します。最初に紹介するアプリは「intoLive」です。
intoLiveとは
「intoLive」は、好きな動画やGIFアニメをiPhoneのカメラ機能である「Live Photos」の形式に変換し、iPhoneのロック画面に動く壁紙として設定するためのアプリです。通常、写真はカメラで、動画はビデオで、とiPhoneを使い分けて撮影します。
そのため、ロック画面用に「Live Photos」で撮影した写真がない、というユーザーにとっては、ありがたいアプリと言えます。また「Live Photos」に対応した機種のiPhoneを持っていないユーザーは、この「intoLive」アプリさえあれば、「Live Photos」がなくてもiPhoneのロック画面に動く壁紙を設定できます。
使い方
「intoLive」の使い方を説明します。まずApp Storeで「intoLive」をインストールします。インストールしたらアプリをタップして起動させます。立ち上がったアプリの最初の画面が、iPhoneの「ライブラリ」になります。「ビデオ」の中からロック画面の動く壁紙に加工したい動画を選択します。「intoLive」は1秒から5秒の間で選択できます。
画面下部にある「範囲指定」で「Live Photos」に変換するために保存したい部分を範囲選択し「作る」をクリックします。次の画面には「キャンセル」以外に4つの選択肢が表示されます。一番上の「繰り返しなし」を選択します。理由は、これ以外はすべて有料だからです。次の画面は「プレビュー」です。
「プレビュー」画面下の「ライブフォトを保存」を選択します。これで「Live Photos」に動画が変換され保存されました。
iPhoneのホーム画面に戻り「ライブラリ」を開きます。そこに「intoLive」で作成した動く壁紙がありますので、それを選択します。次の画面の下部にある「送信」を選択します。変わった画面に表示される「設定」を選択します。次の画面にある「ロック中画面に設定」を選択します。これでロック画面に「intoLive」で作成した動く壁紙が設定されました。
Pictalive
次に紹介するアプリは「Pictalive」です。「Pictalive」とはどんなアプリなのでしょうか。
Pictaliveとは
「Pictalive」は「intoLive」とよく似たアプリです。iPhoneのライブラリに保存された動画を「Live Photos」として作成し、ロック画面用の動く壁紙に作成するためのアプリです。「intoLive」アプリ同様、「Live Photos」の対応機種ではないiPhoneでも、動く壁紙をロック画面に設定することができます。
使い方
「Pictalive」の使い方を説明します。まずApp Storeで「Pictalive」をインストールします。インストールしたらアプリをタップして起動させます。立ち上がったアプリの最初の画面が、iPhoneの「ライブラリ」になります。「ビデオ」の中からロック画面の動く壁紙に加工したい動画を選択します。
次の画面は「写真フレーム」を選択するものです。「写真フレーム」とは、ロック画面の静止画のことを指します。つまり動く壁紙が動いていない時の画像ということです。ロック画像の静止画を選択したら「次へ」を選択します。
次の画面は、範囲選択のためです。3秒未満の動画の場合、設定するときに表示されないので、3秒以上に設定することをお勧めします。範囲選択が終わったら「作成」を選択します。「プレビュー」画面に変わります。画面の下部に、「Live Photosを保存」がありますので、それを選択します。
保存した動く壁紙は、iPhoneの「ライブラリ」に保存されます。保存した動く壁紙をロック画面に設定する方法は、「intoLive」と同じです。
正方形どん
最後に紹介するアプリは「正方形どん」です。「正方形どん」とはどんなアプリでしょうか。これから具体的に説明します。
正方形どんとは
「正方形どん」は、Instagramの動画投稿のために、多くのユーザーが利用しているアプリです。動画は縦長が基本ですが、Instagramで人気のある投稿動画は正方形です。そんな縦長の動画を正方形に変換し、なおかつ装飾も行えるアプリが「正方形どん」です。さらに「正方形どん」は音声を消したり、音楽を挿入したりすることも可能です。
「正方形どん」は、Instagramだけでなく、iPhoneのロック画面用の動く壁紙の作成にも活用できます。
使い方
「正方形どん」の使い方を説明します。まずApp Storeで「正方形どん」をインストールします。インストールしたらアプリをタップして起動させます。立ち上がったアプリの最初の画面が、iPhoneの「ライブラリ」になります。「ビデオ」の中からロック画面の動く壁紙に加工したい動画を選択します。
次の画面で「背景」と「正方形の枠の大きさを」を設定します。
次の画面に移ったら、動く壁紙の範囲選択をします。終了したら画面右下にあり「チェック」のマークをクリックします。次の画面は、作成した動く壁紙の保存方法を選択するためのものです。「Live Photos」を選択し「保存」をクリックします。保存した動く壁紙は、iPhoneの「ライブラリ」に保存されます。
保存した動く壁紙をロック画面に設定する方法は、「intoLive」や「Pictalive」と同じです。
iPhoneのロック画面の動画が動かない時の対応
これまでiPhoneのロック画面をどのように動画、動く壁紙に設定するのか、考えてきました。iPhoneに標準装備されているカメラ機能「Live Photos」を使って動く壁紙を作成し、直接iPhoneのロック画面に設定する方法と、アプリを使い動画やGIFアニメを「Live Photos」の形式に変換し、その後iPhoneのロック画面に設定する方法があるということでした。
しかし、手順通りに作業を進め、ロック画面に動く壁紙を設定したのに、動画が動かない、という問題が生じることがあります。原因は何でしょうか。どのような対応をして動画を動かすことができるのでしょうか。これから考えられる2つの原因を紹介します。
3DTouchがオフになっている
動画が動かないという問題の対応策の1つ目は、「3DTouch」がオンになっているか確認することです。「3DTouch」とは何でしょうか。「3DTouch」は、iPhone 6s、iPhone 6s Plusがリリースされた時に新たに搭載された機能です。
「3DTouch」の具体的な機能は、指で画面に加えられた圧力の大きさをiPhoneが感知し、プレビュー画面やメニュー画面を表示させることです。この記事で既に紹介しましたが、「3DTouch」を実装していない、iPhone 6s以前の機種やiPhone XRでは、「Live Photos」のカメラ機能で動く壁紙をロック画面に設定することはできません。
その理由は、「3DTouch」機能は、動く壁紙を動かすのに不可欠だからです。「3DTouch」のオン・オフの確認方法は、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「3DTouch」と進み、「3DTouch」がオフであればオンにします。
低電力モードにしている
動画が動かないという問題の対応策の2つ目は、低電力モードになっていないか確認することです。当然のことですが、ロック画面を静止画像している時よりも、動く壁紙に設定している時の方がバッテリーの消耗は大きくなります。ですからiPhonenの低電力モードがオンになっていれば、動画が動かなくなる可能性は大きくなります。
低電力モードの確認方法は、「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」で確認できます。
iPhoneのロック画面には動く動画を設定しよう!
動画やGIFアニメを使って、ユニークで個性的な、オンリーワンの動く壁紙をiPhoneのロック画面に設定しましょう。動画やGIFアニメには、独自性があるだけでなく思い出もたくさん詰まっているはずです。そんな大切な動画やGIFアニメを眠らせず、iPhoneのロック画面に設定し、あらたな命を吹き込みましょう。