2019年07月24日更新
iPhoneのファイル転送方法!iOS機器やWIndowsPCとのデータ共有方法を解説!
iPhoneからPCや他の端末にファイルやデータを転送して移動する方法とはどのような方法があるのでしょうか。この記事ではiPhoneとWindows PCなどとの間でのファイル移動やデータ共有について、iTunesを使って転送する方法など詳しく解説します。
目次
- 1iPhoneのファイル転送方法【USBメモリ・SDカード】
- ・WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
- ・USBメモリ・SDカードを使ってファイル転送する方法
- 2iPhoneのファイル転送方法【クラウドストレージサービス】
- ・WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
- ・iCloudを使ってファイル転送する方法
- ・Dropboxを使ってファイル転送する方法
- ・Googleドライブを使ってファイル共有をする方法
- ・Googleドライブを使ってファイル転送する方法
- 3iPhoneのファイル転送方法【iTunesの利用】
- ・WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
- ・iTunesを使ってファイル転送する方法
- 4iPhoneのファイル転送方法【PCソフト】
- ・WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
- ・PCソフトAnyTransを使ってファイル転送する方法
- 5iPhoneのファイル転送方法【AirDrop】
- ・iOS端末間での転送が可能
- ・AirDropを使ってファイル転送する方法
- 6iPhoneのファイルを他の端末に転送しよう!
iPhoneのファイル転送方法【USBメモリ・SDカード】
iPhoneに保存した文書ファイルやデータをPCや他のiOS端末のiPadや他のiPhoneに転送したいときには、USBメモリやSDカードを使ってファイル転送する方法があります。iPhoneの端子の接続口はmicro USBではなくLightning端子ですが、iPhoneのLightning端子に対応したUSBメモリやSDカードリーダーが発売されています。
USBメモリやSDカードを使ったファイルの転送方法は、ファイルやデータを移行したいときに最も簡単な方法です。ぜひAmazonや楽天などで「iPhone USBメモリ」「iPhone SDカードリーダー」と検索して、iPhoneのLightning端子に対応できるUSBメモリやSDカードリーダーを入手しましょう。
WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
USBメモリやSDカードリーダーを使った方法は、Windows PCでもiPadや他のiPhoneなどのiOS等への転送が可能な方法です。
USBメモリ・SDカードを使ってファイル転送する方法
USBメモリやSDカードを使ってiPhoneの中のファイルやデータをPCや他のiOSデバイスに移動する方法について具体的に見ていきましょう。
USBメモリ・SDカードの機器を接続する
iPhoneのファイルやデータを、USBメモリやSDカードを使ってWindows PCやiPadなどのiOSデバイスに転送するためには、まずiPhoneに対応したUSBメモリもしくはSDカードリーダーをiPhoneに接続します。SDカードリーダーにはデータをコピーできる空き容量のあるSDカードをセットします。
USBメモリ・SDカードでファイルを移動する
iPhoneにはWindows PCのようにファイルやフォルダだけをコピーしてUSBメモリやSDカードに移動する機能はありません。ファイルやフォルダを移動したり、Windows PCなどの他の端末と共有したりするためには、USBメモリもしくはSDカードリーダー専用のアプリが必要になります。
iPhoneに対応しているUSBメモリもしくはSDカードリーダー専用のアプリをiPhoneにインストールして、そのアプリの手順に従ってデータを転送しましょう。
尚、USBメモリやSDカードに移動できるファイルの種類は利用するデバイスによって違います。USBメモリなどの説明書を良く読んで、あなたが転送したいファイルを転送できるものを選ぶようにしましょう。
iPhoneのファイル転送方法【クラウドストレージサービス】
iPhoneのファイルを転送する方法には、Dropboxなどのクラウドストレージを利用する、という方法もあります。Dropboxなどのクラウドストレージを利用すれば、USBメモリなどの他の機器を用意する必要もなく、他の人や離れた場所にあるPCや他のiOSデバイスとの共有がしやすいというメリットがあります。
WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
Dropboxなどのクラウドストレージを利用したファイル転送や、他のPCなどとの共有方法はWindows PCでも、他のiOS端末の間でも、ファイルの転送や共有が可能です。
iCloudを使ってファイル転送する方法
クラウドストレージを利用してファイルやデータの転送をする方法には、いくつかの方法があります。まずはApple純正のクラウドストレージのiCloudを使ってファイル転送をする方法についてみていきましょう。
iCloud の設定を確認する
iCloudはiPhoneやMac PCにはデフォルトでインストールされていますが、Windows PCにはインストールされていません。Windows PCでiCloudを使ったファイル転送を行う場合には、Windows PCにiCloudのアプリをインストールするか、ブラウザで開けるようにApple IDの確認をしておきましょう。
アプリをインストールする場合には、バージョンを確認して最新版になっているかどうかも確認しておきます。
iPhoneの方では、iPhoneの「設定」から「Apple ID」、「iCloud」と進み、「iCloud Drive」をオンにしておきます。
ファイルを転送する
iCloudを使って文書ファイルなどをiPhoneから転送するためには、iPhoneのファイルアプリからiCloudドライブを使ってファイルの移動や共有を行います。iPhoneにファイルのアプリがインストールされていない場合には、Appストアで「ファイル」と検索してこちらのアイコンのアプリをインストールします。
iPhoneで転送したいファイルのアプリを開いて、転送したいファイルの下のメニューに表示されているこちらのアイコンをタップします。
転送したいファイルを選んだら、下のメニューから「ファイルに保存」をタップします。
iPhoneでファイルアプリのファイルを保存してあるアプリを開き、画面の右上にある「編集」をタップします。するとファイルを選択できるので転送したいファイルを選択して、下のこちらのマークをタップします。
次のページで「iCloud」をタップして「コピー」をタップします。するとiCloudにファイルを転送することができます。
Dropboxを使ってファイル転送する方法
次はDropboxを利用してファイルやデータを転送する方法を見ていきましょう。Dropboxは基本的に有料のクラウドストレージサービスですが、非常に使い勝手がいいということで、多くの人たちに利用されています。2GBまでは無料でストレージを利用できるので、Dropboxでのファイル転送も試してみましょう。
Dropboxをインストールする
DropboxはiPhone版だけではなく、PC版もDropbox専用のアプリをダウンロードして利用します。まずはiPhoneのApp Storeと、PCのブラウザでDropboxと検索してアプリをPCとiPhoneにインストールしましょう。
アカウントを登録する
Dropboxを利用するためには、アカウントを作成する必要があります。PCからでもiPhoneからでもいいので、まずはDropboxに必要事項を入力してDropboxのアカウントを作成しましょう。
ファイルをアップロードする
iPhoneでDropboxで転送したいファイルが保存されているフォルダを開いて、転送するファイルを選択します。iCloudで転送した時に最初にタップしたのと同じアイコンをタップして、下のメニューバーを一番右にスライドして「その他」をタップします。
「Dropbox」をオンにします。
前の画面に戻ると「Dropbox」のアイコンが出ています。そちらをタップします。
すると保存するフォルダを選択する画面になって、ファイル名などを確認したら「保存する」をタップするとDropboxにファイルがアップロードされます。PCでもすぐに共有されて確認できます。
ファイルのリンクを送信する
Dropboxにアップロードしたファイルは共有リンクを発行してリンクから共有することもできます。iPhoneのDropboxのアプリを開いたら、共有リンクから共有したいファイルの下にある「…」をタップします。
「共有」をタップします。
「リンクを作成」をタップします。すでにリンクが発行されている場合には「リンクを作成」をタップします。
するとそのリンクがクリップボードにコピーされます。このリンクをメールなどで共有すると、リンクを共有している人はそのファイルを共有できます。
共有フォルダを作成する
Dropboxを使って共有する方法には、共有フォルダを作成して共有するという方法もあります。iPhoneのDropboxのトップ画面の下のメニューから「+」をタップします。
「フォルダを作成」を選択します。
フォルダの名前を付けたら「作成」をタップするとフォルダが作成できます。フォルダを開くと「共有」のボタンがあるので、こちらをタップします。
すると共有する相手のメールアドレスやグループ名を入力したり、共有リンクを作成したりして共有の設定ができます。
Googleドライブを使ってファイル共有をする方法
iPhoneでもGmailを使っているのなら、Googleドライブを利用する方法もとても便利な方法です。Gmailを利用するためにGoogleアカウントを作成したら、Googleドライブの無料のストレージが15GB割り当てられます。iCloudが5GBなので、Googleドライブの方が無料で利用できるストレージが多い点がおすすめポイントです。
Googleドキュメント・スプレッドシート・Googleフォトのストレージ利用は無制限
Googleドライブが他のクラウドストレージサービスと大きく違う点は、誰でも完全無料で使い放題できるサービスがあるという点です。Googleドライブには、MicrosoftのWordやExcel、PowerPointとも互換性があるGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドがあります。また、写真をアップロードできるGoogleフォトもあります。
Googleドライブで1アカウントあたりに無料で割り当てられるストレージ容量は15GBですが、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドの使用容量は利用中のストレージ容量に一切カウントされません。また、Googleフォトはアップロードする写真や動画の画質を「高画質」に設定すると、容量無制限で利用することができます。
写真や動画を「元のサイズ」でアップロードしてしまうと、ストレージ容量を使ってしまうのですが、Googleの方で自動的に最適なサイズに圧縮する「高画質」を選択すると容量無制限で利用できます。画質の方はPC上である程度拡大表示しても全く問題ない程度の圧縮率です。
文書ファイルや表計算ファイル、スライドファイルを共有したい場合には、Googleドライブの容量無制限で利用できるサービスはとても使い勝手の良いものです。ぜひこちらのサービスの利用も検討しましょう。
WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
GoogleドライブはiPhoneやiPadなどのiOSでも、Windows PC、Mac PC、Android端末の間でファイルの転送や共有が可能です。
Googleドライブを使ってファイル転送する方法
Googleドライブを使ってファイルを転送するためには、まずはGoogleドライブのアプリを入手します。App Storeで「Googleドライブ」と検索するとアプリが出てくるのでこちらのアプリを入手しましょう。
GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、Googleスライドを利用する場合には、それぞれの専用アプリがiPhone用に用意されているので、必要なものをインストールしましょう。
Googleドライブのアプリがインストール出来たら、「ログイン」ボタンからGoogleアカウントにログインします。
GoogleドライブでGoogleアカウントにログイン出来たら、共有したいファイルを開いて、こちらのボタンをタップします。
真ん中の段を一番右側までスライドして「その他」をタップします。
するとこちらで利用できるアクティビティの選択肢に「Googleドライブ」があるので、Googleドライブをオンにして「完了」をタップします。
選択したファイルをどうするのか、その選択肢に「Googleドライブ」が追加されています。「Googleドライブ」をタップします。
選択したファイルをGoogleドライブのどこのフォルダにアップロードするのか、共有はどうするのかを設定したら「アップロード」をタップすると、Googleドライブにファイルがアップロードされます。こちらで共有設定もしておくと、そのファイルを他の人と共有することができます。
iPhoneのファイル転送方法【iTunesの利用】
iPhoneのファイル転送はiTunesを利用することでもできます。iTunesはiPhoneをPCにバックアップするときに欠かせないアプリですが、ファイルを転送するのにも利用できます。こちらではiTunesを使ってiPhoneからファイルを転送する方法についてみていきましょう。
WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
iTunesを使ったファイル転送は、iOS間でも可能ですし、Windows PCへのファイル転送も可能です。
iTunesを使ってファイル転送する方法
iTunesを使ってiPhoneからファイルを転送する方法は次の通りです。
iTunesの設定を確認する
まずはiTunesがファイルを転送できる設定になっているかどうかを確認します。PCでiTunesを立ち上げたら「編集」から「環境設定」をクリックします。
「詳細」をクリックして「ライブラリへの追加時にファイルを”iTunes Media"フォルダにコピー」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
iTunesからiPhoneアプリで直接転送する
iTunesからiPhoneへファイルを共有する方法についてみていきましょう。iTunesにiPhoneをライトニングケーブルで接続したら、iTunesの左サイドバーから「App」を開きます。表示された「App」の一覧を一番下までスクロールすると「ファイル共有」があります。
「ファイル共有」をクリックするとファイル共有できるアプリの一覧が表示されます。こちらから共有したいファイルのアプリを選んでフォルダを開きます。開いたアプリのフォルダの中に、共有したいファイルをドラッグアンドドロップすれば、PCのiTunesから簡単にiPhoneにファイルの移動ができます。
iPhoneのファイル転送方法【PCソフト】
iPhoneと他のiOSの端末やWindows PCとファイル転送する方法には、PC用のAnyTransというアプリを使って、ファイル移動をするという方法もあります。こちらではAnyTransを使って、iPhoneやWindows PCとの間でファイル転送をする方法についてみていきましょう。
WindowsPC・iOS端末間での転送が可能
AnyTransはiPhoneとWindows PC、他のiPhoneやiPadのiOS端末の間での転送が可能です。
PCソフトAnyTransを使ってファイル転送する方法
PCソフトのAnyTransを使ってファイル転送をする方法についてみていきましょう。AnyTransは有料のソフトで、PC1台につき3,980円、5台分のライセンスで5,980円が必要になりますが、7日間は無料体験ができます。
AnyTransをインストールする
AnyTransはPCソフトなので、まずはソフトをWindows PCにインストールします。こちらのリンクからダウンロードページに入って、Windows版とMac版、お使いのPCに使える方を選んでクリックします。
インストーラーがダウンロードされたらダウンロードファイルをクリックしてPCへインストールします。インストーラーをクリックするとこのように、どのような機能をインストールするのか選ぶことができます。今回はiPhoneとのファイルの移動に利用したいので、「iPhone&iPadマネージャー」の「インストール」をクリックします。
AnyTransを起動する
ダウンロードされてインストールが進んでいったら、AnyTransが起動します。
初期設定する
まずはアプリに利用する言語を選びます。日の丸をクリックして下のスタートボタンをクリックします。
PCにiTunesをインストールしているでしょうが、AnyTransと互換性のあるiTunesではない可能性があります。こちらの画面が出てきたら互換性のあるiTunesをダウンロードしましょう。
iTunesが既にインストールされていると、AnyTransと互換性のあるiTunesがインストールされない可能性があります。エラーメッセージが出たら古いiTunesをPCからアンインストールすると、AnyTransと互換性のあるiTunesがインストールできます。
インストールが完了したらデスクトップにAnyTransのアイコンが出現するので、そちらをクリックしてAnyTrans iOSを立ち上げます。
iPhoneをPCに接続する
ライトニングケーブルを使ってiPhoneをPCへ接続します。するとAnyTransで利用できる機能が表示されます。
ファイル選択して転送する
iPhoneをPCへ接続すると、こちらの画面が表示されます。
こちらからPCへ転送したいファイルを選ぶと、PCへワンクリックで簡単にファイルを移動することができます。
iPhoneのファイル転送方法【AirDrop】
iPhoneのファイルやデータを転送したり移動したりする方法には、AirDropを利用する方法もあります。こちらではAirDropを使った方法についてみていきましょう。AirDropとはiPhoneにプリインストールされている機能で、こちらを使いこなせるととても便利に簡単にファイルやデータの移動や転送ができます。
iOS端末間での転送が可能
AirDropはiPhoneやiPadといったiOSだけではなく、Apple社のPCであるMacの間でもファイルやデータの移動ができるアプリです。Windows PCやAndroid端末にはデータの転送ができませんが、iOS、Mac間でのデータの移動にはぜひ活用したいのがAirDropです。
AirDropを使ってファイル転送する方法
AirDropを使ってファイルを転送する方法を具体的に見ていきましょう。
AirDropの設定を確認する
まずはiPhoneでAirDropを使えるようにせってしをしておく必要があります。AirDropの設定はiPhoneのコントロールセンターから行います。iPhoneの画面を下から上にスワイプしてコントロールセンターを出します。まずはWi-FiとBluetoothがオンになっていることを確認します。
以前のiPhoneならコントロールセンターを開くとすぐにAirDropがあったのですが、iOS11から隠れてしまいました。まずは隠れているAirDropを表示します。
コントロールセンターの左上の、WiFiとBluetoothのアイコンが入っているフォルダの真ん中あたりを押します。3Dタッチ対応iPhoneなら強めに押します。3Dタッチ非対応のiPhoneでも長押しすれば開きます。
するとそのフォルダが大きく開きます。その中にAirDropが入っているのでタップします。
どの人からAirDropでデータを受け取るのか選ぶことができるので、対象となる人を選びます。
転送するファイルを選択する
AirDropで転送するファイルを開きます。ファイルを開いた画面の下のこちらのアイコンをタップします。
転送相手を選択して送信する
するとAirDropで転送できる人が周囲にいる場合には、下の画像の「AirDrop」のところに、相手が表示されます。そちらをタップすると、ファイルをその人に転送することができます。
AirDropを使うとApple社製の端末を使っている人の間では、とても簡単にファイルを転送することができるので、iPhoneやMacとの転送ではとてもおすすめです。
iPhoneのファイルを他の端末に転送しよう!
この記事ではiPhoneのファイル転送方法について解説してきました。iPhoneにファイルを転送したい場合や、iPhoneからデータを移動したい場合など、様々な場合があります。しかし、転送方法にはいろいろな方法があり、それぞれメリットもあればデメリットや使いにくい場面もあります。
ファイル転送が必要な場合や場面ごとに最適な方法を使い分けできるようにいくつかの方法を用意しましょう。そうすればあなたにとって使いやすい方法を選んで、便利に転送ができるように工夫できます。ファイル転送を効率的にできるようにして、ぜひ快適に仕事効率化を図ってみましょう。