2019年10月31日更新
iPhone「デバイスに到達できません」エラーが表示される原因・対処法を解説!
iPhoneから写真・画像や動画・ビデオファイルをインポートする際に「デバイスに到達できません」というエラーが表示される場合があります。本記事では、iPhoneの「デバイスに到達できません」エラーメッセージの対処・解決方法を照会していきます。
目次
- 1「デバイスに到達できません」のエラーが出る原因
- ・iPhoneとPCの間の画像・ビデオの互換性の問題
- ・PCに何らかの問題がある
- ・iPhoneに何らかの問題がある
- 2「デバイスに到達できません」で互換性が問題の解決法
- ・iPhoneの写真転送の設定を見直してみる
- ・iPhoneのインポート専用ソフトを使ってみる
- 3「デバイスに到達できません」でPC側の問題の対処法
- ・iPhoneのドライバを再インストールしてみる
- ・iTunesの更新をしてみる
- ・Windows Updateを最新にしてみる
- ・PCの容量が足りているか確認する
- ・使うUSBポートを変えてみる
- ・USB 2.0ポートを利用する
- 4「デバイスに到達できません」でiPhone側の問題の対処法
- ・iPhoneで使用中のアプリを全て終了してみる
- ・iPhoneを再起動してみる
- ・iOSを更新してみる
- ・iPhoneのケーブルを変えてみる
- ・iCloud写真共有を有効にしてみる
- 5「デバイスに到達できません」のインポート方法の確認
- ・Windowsのフォトアプリを使って転送する方法
- ・PCに直接コピーする方法
- 6「デバイスに到達できません」は解決しましたか?
「デバイスに到達できません」のエラーが出る原因
iPhoneで「デバイスに到達できません」というエラーメッセージが表示され、写真・画像や動画・ビデオファイルがインポートできない状況に悩んでいませんか?「デバイスに到達できません」と表示される場合、いくつかの原因が考えられます。原因を究明しておくことで、正しい対処・解決方法を導き出せるので、下記のリストを確認してください。
「デバイスに到達できません」のエラー原因1 | iPhoneとPCの間の画像 |
「デバイスに到達できません」のエラー原因2 | 動画・ビデオの互換性の問題 |
「デバイスに到達できません」のエラー原因3 | PCに何らかの問題がある |
「デバイスに到達できません」のエラー原因4 | iPhoneに何らかの問題がある |
「デバイスに到達できません」のエラーは、主にWindowsパソコンで発生します。上記4つの原因を詳しく紹介していきます。
iPhoneとPCの間の画像・ビデオの互換性の問題
iPhone7以降のモデルでiOS11以降のVerから、「HEIF」「HEVC」と呼ばれる写真・画像や動画・ビデオファイル形式が採用されています。これらのデータファイルはWindowsパソコンと互換性が無いので、「デバイスに到達できません」と表示されるエラーが発生します。
PCに何らかの問題がある
続いて「デバイスに到達できません」エラーが表示される原因として、PC側の設定やOSなどに問題が発生していると考えられます。また、iPhoneとパソコンを接続しているケーブルの断線や、非正規品のケーブルを利用していると、「デバイスに到達できません」と表示されることもあります。
本記事後半の章、【「デバイスに到達できません」でPC側の問題の対処法】で対処法を詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
iPhoneに何らかの問題がある
「デバイスに到達できません」と表示される場合、iPhoneのiOSバージョンが古い、またはiPhone内で何らかのシステム不具合が発生している可能性があります。本記事後半の章【「デバイスに到達できません」でiPhone側の問題の対処法】で詳しい対処・解決方法を紹介しているので参考にしてみてください。
「デバイスに到達できません」で互換性が問題の解決法
解決・対処方法1 | iPhoneの写真転送の設定を見直してみる |
解決・対処方法2 | iPhoneからのインポート専用のソフトを使ってみる |
iPhoneの写真転送の設定を見直してみる
iPhoneの写真データを自動変換から、元のファイルフォーマットを保持する設定にしておけば「デバイスに到達できません」のエラー問題を解決できる場合があります。
STEP1 | iPhoneの「設定」>「写真」の手順でタップしてください。 |
STEP2 | 「MacまたはPCに転送」>「元のフォーマットのまま」を選択します。 |
「元のフォーマットのまま」に設定している状態で写真・画像や動画・ビデオファイルが転送できない場合は「自動」を選択してから、サイド写真・画像や動画・ビデオファイルの転送を試してみてください。
転送後HEIF・HEVCを見るためには
HEIF・HEVCファイル形式の写真・画像や動画・ビデオファイルを転送する場合、Windowsは互換性がないので、別途専用のツールを用意する必要があります。Windowsの拡張機能や、Web上のサービスを利用しましょう。
iPhoneのインポート専用ソフトを使ってみる
【DearMob iPhoneマネージャー】【FonePaw DoTrans】は、Windowsに対応しているiPhoneからWindowsパソコンに写真・画像や動画・ビデオファイルなどのデータファイルを転送できるソフトです。iTunesにはない機能を利用でき、HEIF・HEVCの転送にも対応しています。
DearMob iPhoneマネージャー
DearMob iPhoneマネージャーは、iTunesの代わりにiPhoneの音楽ファイルや写真・画像や動画・ビデオファイルのバックアップができるソフトです。HEIF・HEVCの転送にも対応しているので、無料版から利用してみてください。DearMob iPhoneマネージャーの使い方は下記のリンクからも確認できるので参考にしてみましょう。
FonePaw DoTrans
FonePaw DoTransも、iTunesの代わりにiPhoneから写真・画像や動画・ビデオファイルのバックアップ・転送ができるソフトです。無料体験版も利用できるので、はじめて利用する人でも安心です。FonePaw DoTransの使い方は、上記のFonePaw DoTrans公式サイトで紹介されているので、参考にしてみましょう。
「デバイスに到達できません」でPC側の問題の対処法
解決・対処方法1 | iPhoneのドライバを再インストールしてみる |
解決・対処方法2 | iTunesの更新をしてみる |
解決・対処方法3 | Windows Updateで最新にしてみる |
解決・対処方法4 | PCの容量が足りているか確認する |
解決・対処方法5 | Wi-Fi環境を見直す |
解決・対処方法6 | 使うUSBポートを変えてみる |
解決・対処方法7 | USB 2.0ポートを利用する |
PC側に問題の原因がある場合は、上記の対処方法・解決方法を1つずつ実行してみましょう。
iPhoneのドライバを再インストールしてみる
「Apple Mobile Device USB Driver」のバージョンが古いと「デバイスに到達できません」エラーが表示される場合があります。下記のApple公式ヘルプサイトで紹介されている「iPhoneドライバーの更新」で問題が解決する場合が多いので実行してみましょう。
iTunesの更新をしてみる
iTunesのバージョンが古いと「デバイスに到達できません」と表示される場合があります。下記のApple公式サイトから最新バージョンのiTunesをインストールしましょう。
Windows Updateを最新にしてみる
「Windowsボタン」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windows Update」>「更新プログラムのチェック」の順番に進んで、WindowsのUpdateを実行してみましょう。
PCの容量が足りているか確認する
「デバイスに到達できません」が発生する直接的な解決方法にはなりにくいですが、パソコンのストレージ容量が不足していることが原因で、iPhoneの写真・画像や動画・ビデオファイルが転送できない場合があります。この場合は、インストール先のハードディスクドライブを変更するか、不要なファイルを削除してみましょう。
インポート先をSSDからHDDに変えてみる
インポート先をSSDからHDDに変えてみましょう。詳しいインポート先の変更方法は下記のリンクで紹介しているので参考にしてみてください。
インポート先を外付けHDDからCドライブに変えてみる
インポート先を外付けHDDにしている場合は、Cドライブに変えてみるのも有効的な対処法です。詳しい変更方法は下記のリンクで紹介しているので参考にしてみてください。
使うUSBポートを変えてみる
パソコンのUSBポートに問題がある場合、「デバイスに到達できません」というエラーメッセージが表示され、写真・画像や動画・ビデオファイルが転送できません。違うUSBポートを利用して、iPhoneとパソコンを接続してみてください。
USB 2.0ポートを利用する
iPhoneのモデルによって、USB 2.0ポートを利用すると「デバイスに到達できません」が解消される場合があります。
「デバイスに到達できません」でiPhone側の問題の対処法
解決・対処方法1 | iPhoneで使用中のアプリを全て終了してみる |
解決・対処方法2 | iPhoneを再起動してみる |
解決・対処方法3 | iOSを更新してみる |
解決・対処方法4 | iPhoneのケーブルを変えてみる |
解決・対処方法5 | 写真や動画などのファイルを小分けで転送してみる |
解決・対処方法6 | iCloud写真共有を有効にしてみる |
iPhoneで使用中のアプリを全て終了してみる
iPhoneのバックグラウンドで起動中アプリを終了してみましょう。詳しい方法は下記のApple公式サイトを参考にしてください。
iPhoneを再起動してみる
iPhoneを再起動してから、パソコンとiPhoneをUSB接続して写真・画像や動画・ビデオファイルを転送してみましょう。
iOSを更新してみる
iPhoneのiOSバージョンが古いと「デバイスに到達できません」とエラーが表示される場合があります。iPhoneの「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」の順番にタップしてください。アップデートがある場合はiOS情報が表示されるので、画面の指示に従ってアップデートしましょう。
iPhoneのケーブルを変えてみる
iPhoneのライトニングケーブルは消耗品です。「デバイスに到達できません」と表示される場合は、ライトニングケーブルに破損があると考えられます。Apple純正のライトニングケーブルを購入して、再度パソコンとiPhoneを接続しみましょう。
iCloud写真共有を有効にしてみる
iCloudの写真共有を有効にすると、iCloud経由でパソコンにiPhoneの写真・画像や動画・ビデオファイルを共有できます。下記のリンク記事で詳しいiCloudの利用方法を解説しているので参考にしてみてください。
「デバイスに到達できません」のインポート方法の確認
最後にWindowsパソコンにiPhoneの写真・画像や動画・ビデオファイルを転送・インポートする方法を紹介していきます。
Windowsのフォトアプリを使って転送する方法
STEP1 | 最新版のiTunesをインストールします。 |
STEP2 | iPhoneとWindowsパソコンをケーブルで接続してください。 |
STEP3 | iPhone側でパスコードを入力してロックを解除します。 |
STEP4 | 「フォトアプリ」>「インポート」>「USB デバイスから」を選択します。 |
STEP5 | 画面の指示に従って写真・画像や動画・ビデオファイルをインポートしてください。 |
PCに直接コピーする方法
iPhoneの場合は「PC\Apple iPhone\Internal Storage\DCIM」フォルダ、iPadの場合は「C\Apple iPad\Internal Storage\DCIM」に写真・画像や動画・ビデオファイルが保存されているので、iPhoneとパソコンをケーブルで直接接続して、ファイルを手動で直接コピーすることも可能です。
「デバイスに到達できません」は解決しましたか?
「デバイスに到達できません」と表示される場合の対処法を紹介しました。問題が解決しない場合は、上記のAppleヘルプセンターページから直接問い合わせしてみましょう。