2019年06月21日更新
iPhoneのダークモード切り替え方法!色反転機能をショートカット設定で便利に!
iPhoneには画面の色を反転させるダークモードという機能があります。目に優しいとか、節電になるといったメリットがあるのですが、設定方法はどうしたらいいのでしょうか。この記事ではiPhoneのダークモードについて詳しく解説します。
目次
- 1iPhoneのダークモードとは?
- ・画面の色を反転させる機能
- 2iPhoneをダークモードにするメリットとは?
- ・目に優しい
- ・節電になる
- ・画面の焼き付き防止
- ・スマートな見た目になる
- 3iPhoneをダークモードに設定する方法とは?
- ・ダークモードの設定方法
- ・ダークモードの解除方法
- 4iPhoneのダークモードはショートカットを作ると便利!
- ・ショートカットで簡単に切り替えできる
- ・ショートカットを作る方法
- ・ショートカットからダークモードを開く方法
- 5iPhoneのダークモードには2種類ある!その違いとは?
- ・ダークモードのクラシックとは?
- ・ダークモードのスマートとは?
- ・どちらに設定すればいいの?
- 6iPhoneをダークモードにして目に優しい設定にしよう!
iPhoneのダークモードとは?
iPhoneなどのスマホやPCなどの液晶画面を長時間見続けていると、目が疲れてしまう、という人が増えています。スマホやPCから目を守るためのブルーライトカットのフィルターや眼鏡を活用している人もたくさんいます。また、ナイトシフトモードなど、目に優しいモードに設定することも最近ではできるようになってきました。
ブルーライトカットの眼鏡を使ったり、ナイトシフトモードを使ったりするほかに、iPhoneには画面の色を反転させるダークモードというモードがあります。目をiPhoneから守る方法の中でも、今後主流になるのがダークモードの利用だと言われています。
目に優しくて節電にもなるというダークモードとはどのようなものなのか、設定方法やダークモードに切り替えるのに便利なショートカットの設定方法などについてこの記事では詳しく解説します。
画面の色を反転させる機能
ダークモードとはiPhoneの画面の色を反転させる機能のことです。iPhoneの明るい部分を暗くして、暗い部分を明るく反転させる機能です。通常はiPhoneのホーム画面はこのようになっています。壁紙の色とアイコンの色がはっきりとわかります。
iPhoneをダークモードに設定するとホーム画面がこのように色が暗く反転した画面になります。iPhoneの画面が明るすぎて目がチカチカするという人にはダークモードに設定した方が目に優しいと言われています。
iPhoneをダークモードにするメリットとは?
iPhoneをダークモードにしなくても特に問題を感じない人もたくさんいます。しかし、iPhoneをダークモードにすることをメリットに感じる人もいます。iPhoneをダークモードに設定することにはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
目に優しい
iPhoneなどのスマホやPCのディスプレイを長時間見続けているとどうしても目が疲れてしまいます。その理由は、スマホやPCの画面からはとても強い光が発生しているので、その光の刺激を長時間見続けていると目に大きな負担を掛けるためです。
ダークモードにすることで、目がチカチカしなくなってまぶしくて見えにくかった画面が見やすくなった、画面が目に優しくなった、という声が多くあります。例えばこちらの画面はYahoo!ニュースの画面ですが、通常は文章の部分は背景が白地で文字が黒です。
背景を白系の色にすることで、画面はとても明るくなるのですが、光が強すぎて目が弱い人にとっては長時間スマホを見続けることが苦痛になる、という声も多くあります。
それをダークモードにすることで色が切り替えられて反転しました。背景が黒地で文字が白くなりました。こうすることで、背景のまぶしい白地で文字がチカチカすることがなくなり、読みやすくなる、という声があります。
ダークモードにすることで長時間スマホでニュースやブログなどを読んでいても、疲れにくくなったという声もあり、目への優しさを感じている人がたくさんいます。
節電になる
iPhone X以降のiPhoneのディスプレイには液晶画面ではなく有機ELが使われています。液晶画面であれば画面の色に関係なくバックライトで色の素子を照らさなくてはいけませんが、有機ELの場合には黒い画面では素子を光らせていません。
黒以外の色を表現したいときにはバックライトで照らして画面を光らせなければいけないのですが、黒い画面では電気を使って光らせる必要がないのです。ということは、ダークモードにして面積の大きな背景を黒地にすることで、バッテリーの消費を抑えることができます。
iPhoneのバッテリー容量も改善していますが、少しでも長く持たせたいという人にとっては、iPhone X以降のiPhoneでのダークモードは心強い味方となることでしょう。
画面の焼き付き防止
有機EL画面を使っているiPhoneの場合には、液晶画面よりも画面が焼き付きやすいというデメリットがあります。常に同じものが長時間表示されるiPhoneの上部のステータスアイコンなどは特に焼き付きが心配になります。
ダークモードにすると、黒い背景の素子を光らせる必要がなくなります。素子を光らせない時間を長くすることで、素子の寿命を長く伸ばすことができます。結果としてダークモードの方が通常モードに比べると、画面が焼き付きにくくなるというメリットがあります。
スマートな見た目になる
iPhoneで同じページを通常モードとダークモードで並べてみました。通常モードに比べると、ダークモードの方が画面の見た目の漢字がスマートになったように感じます。
また、近年発売されるiPhoneは画面の縁の部分が黒い枠になっているので、ダークモードで表示することで、画面とiPhone本体との一体感が出ます。ダークモードで利用したほうが、iPhoneをもっと格好良くスマートに使えるようになるというメリットもあります。
iPhoneをダークモードに設定する方法とは?
iPhoneを通常モードからダークモードへ色を反転させて切り替えるための設定方法とはどのようなものなのか、こちらでダークモードの設定方法と解除方法を見ていきましょう。
ダークモードの設定方法
ダークモードの設定方法はiPhoneの設定から行います。iPhoneの設定を開いて、「一般」>「アクセシビリティ」>「ディスプレイ調整」と進みます。
「色を反転」をタップします。
するとダークモードの設定画面に入ります。「iPhoneのダークモードには2種類ある!その違いとは?」で詳しくお伝えしますが、画面の色が反転するダークモードには「スマート」と「クラシック」があります。
簡単に説明すると、「クラシック」のダークモードは全ての色の明暗が反転して切り替わります。「スマート」は文字の部分だけが切り替わって、画像やアイコンは切り替わりません。どちらかを選んでタップします。するとダークモードの設定ができます。
ダークモードの解除方法
ダークモードを解除する方法は、iPhoneの設定から「一般」>「アクセシビリティ」>「ディスプレイ調整」>「反転」と進んで、設定したダークモードの「スマート」か「クラシック」を解除すれば、解除できます。
iPhoneのダークモードはショートカットを作ると便利!
iPhoneのダークモードを設定する方法は、iPhoneの設定をわざわざ開かなくては利用できません。しかし、夜だけダークモードを使いたい、暗い場所だけ使いたい、明るい場所だけで使いたいなど、人によってこまめに標準モードとダークモードを切り替えたい、という人もいることでしょう。
こまめにダークモードに切り替えたいという人にとって便利な機能に、ショートカットがあります。こちらではダークモードを便利に切り替えられるショートカットについてみていきましょう。
ショートカットで簡単に切り替えできる
iPhoneのショートカットというのは、「設定」の「アクセシビリティ」から設定できる機能です。ダークモードの他に、「文字を大きくする」「透明度を下げる」「コントラストを上げる」といった設定を、便利に切り替えられるようになります。
ダークモードをショートカットで設定しておくと、わざわざiPhoneの設定アプリを開かなくても簡単な操作で便利にダークモードに切り替えられます。ダークモードを頻繁に使う人は、ぜひ便利なショートカットを設定してみましょう。
ショートカットを作る方法
iPhoneのダークモードのショートカットを設定する方法は次の通りです。まずはiPhoneの「設定」を開いて「一般」>「アクセシビリティ」を開きます。
「アクセシビリティ」のページを一番下までスクロールすると「ショートカット」があります。「ショートカット」をタップします。
「ショートカット」の設定ページにダークモードのショートカットの設定があります。「色を反転(クラシック)」「色を反転(スマート)」のどちらか、もしくは両方をタップしてチェックマークを付ければショートカットの設定が完了します。
ショートカットからダークモードを開く方法
便利なショートカットを設定しても、iPhoneのホーム画面にダークモードへのアイコンが出現するわけではありません。実はダークモードのショートカットはアイコンでは表示されません。設定したショートカットはどのように使えばいいのかというと、ホームボタンを素早く3回押します。するとこのようにダークモードへの切り替えが画面に表示されます。
2種類のダークモードのショートカットを設定している場合には、どちらか選ぶことができます。こちらのショートカットを設定しておくと、簡単にダークモードを設定出来て便利です。ダークモードを頻繁に使う人はぜひショートカットを設定して便利に活用しましょう。
iPhoneのダークモードには2種類ある!その違いとは?
ここまで見てきたように、iPhoneのダークモードには「クラシック」と「スマート」の2種類あります。「クラシック」と「スマート」ではいったいどのような違いがあるのか、選ぶのならどちらを選んだらいいのかについてこちらでは見ていきましょう。
ダークモードのクラシックとは?
ダークモードの「クラシック」というのは、iPhoneの画面のすべての色が反転して切り替えられるモードです。ホーム画面のアイコンも、写真もすべての色が反転してしまう機能がクラシックです。例えばホーム画面は通常は左の色合いのものが、右側のように切り替わります。
写真付きのWebページは、通常は左側のように見えているページが右側のように見えるようになります。
ダークモードのスマートとは?
ダークモードの「スマート」とは、文字の部分は反転しますが、アイコンや写真などの色は元の色のままの機能のことです。ダークモードでスマートにしても、ホーム画面には何も変わりがありません。しかし、Webページなどを開くとこのように、文字の部分だけが色が反転します。
文字を読むときには、背景の方が文字よりも明るいと目がチカチカしてしまい疲れるので、ダークモードで読みたいけれども、写真の色合いはそのまま楽しみたい、という人におすすめのモードです。
どちらに設定すればいいの?
ダークモードの機能にはクラシックとスマートがありますが、いったいどちらを選んだらいいのか迷ってしまう人もいることでしょう。ダークモードの2つの機能は、特に目の状態に問題がなければスマートで大丈夫です。
ダークモードは「アクセシビリティ」というところに入っています。「アクセシビリティ」とはもともとは、すべての人が平等に同じ情報にアクセスできるようにしよう、ということで設定されたものです。目が悪くて、通常のディスプレイでは文字が読めない人のために、文字を大きくしたり、目がチカチカしないような工夫がされています。
もともとダークモードとは、常にどんな場所でもサングラスが手放せないような、目が光に対して病的なレベルで弱い人でも、他の人と同じようにPCやスマホを使って情報にアクセスできるように設定された機能でした。
そのために、通常の写真では明るすぎて見られない人のためにクラシックモードの機能があります。スマートモードが出現したのは、実はダークモードは特に目に問題や病気を抱えていない人にとっても優しいということがわかったためです。
特に目に病気や障害を抱えていない人でも、目に優しい環境でスマホやPCを楽しめるように、ということでダークモードのスマートモードができました。特に目に問題を抱えていないのであれば、スマートモードで大丈夫です。スマートモードでも目が疲れやすくて困る、という場合にはクラシックモードに切り替えてみるといいでしょう。
ただし、スマートモードでも目が極端に疲れるような場合には、目に何らかの問題が発生している可能性があります。一度、病院の眼科を受信することをおすすめします。
iPhoneをダークモードにして目に優しい設定にしよう!
この記事ではiPhoneのダークモードについて詳しく見てきました。iPhoneを長時間使っているとどうしても目が疲れてしまいます。iPhoneからは目に対して強い刺激となる光がたくさん出ているので、付かれるのは仕方がありません。疲れが気になる人はぜひダークモードに設定して、少しでも目に優しい環境でiPhoneを使えるように工夫してみましょう。
ただし、ダークモードの設定だけではなく、こまめに休憩を取ることも大切です。ぜひダークモードも便利に上手に使いながら、iPhoneを使った生活をより充実して楽しめるようにいろいろと工夫してみましょう。