2019年03月04日更新
iPhone標準カメラの設定と使い方を解説!カメラ便利な機能も紹介!
本記事ではiPhoneの標準カメラの設定方法や使い方を解説します。iPhoneユーザーでも、まだまだ知らない設定や使い方が多いiPhoneのカメラアプリですが、本記事を読んでiPhoneのカメラ機能を余すこと無く活用していきましょう。
目次
- 1iPhoneのカメラには知られていない設定が多い
- ・iPhoneには隠れた設定が多い
- 2iPhone標準カメラアプリの基本機能
- ・iPhone標準カメラアプリの基本機能は4つある
- 3iPhoneカメラを満喫する9つの機能
- ・「Live photos」の使い方
- ・タイマー機能の使い方
- ・フィルター機能の使い方
- ・撮った写真の確認方法
- ・インカメラの使い方
- ・ズーム機能の使い方
- ・ピント・フォーカスの使い方
- ・明るさ調節
- ・バースト(連写)機能の使い方
- 4HDR設定を使おう!
- ・HDRとは
- ・HDR設定の使い方
- 5iPhone XSのカメラ設定
- ・カメラレンズが2つある理由
- ・iPhone XSの性能
- 6iPhoneカメラの設定をマスターして日常を楽しく撮ろう!
iPhoneのカメラには知られていない設定が多い
長年のiPhoneユーザーでもiPhoneのカメラ機能を全て熟知しているユーザーはあまり多くはありません。iPhoneのカメラアプリには、みなさんの知らない機能が沢山搭載されているのです。本記事ではiPhoneのカメラアプリであまり知られていない機能をご紹介していきます。
iPhoneのカメラアプリ機能をうまく活用していくことで、iPhoneが日常生活で更に身近な存在になります。またInstagramなどのSNSを利用しているユーザーは、より綺麗で魅力的な写真を撮影することも可能です。本記事を最後まで読み、iPhoneの機能を最大限活用していきましょう。
iPhoneには隠れた設定が多い
iPhoneの標準カメラアプリ機能の中でも、あまり知られていない機能がQRコードリーダー機能です。QRコードとは4角形の白黒バーコードです。主にWebサイトのURLや、LINEなどのSNSアカウント情報が入力されており、読み取るだけでWebサイトにアクセスしたり、SNS上で友達申請ができたりする便利な機能です。
iOS11よりも新しいOSを利用している方は、iPhoneの標準カメラアプリを起動して、QRコードをかざすだけで簡単にスキャンすることができるのです。
iPhoneの標準カメラでQRコードがスキャンされない場合は、【設定】>【カメラ】と進み、【QRコードのスキャン】のスイッチをONにしてください。
iPhone標準カメラアプリの基本機能
続いてiPhoneの標準カメラアプリの基本設定、及びモードをご紹介してきます。この基本をそれぞれ詳しく理解している人はあまり多くはありません。
本章ではiPhoneの標準カメラアプリの基本機能と特徴、どういった使い方をするのかをご紹介します。
iPhone標準カメラアプリの基本機能は4つある
iPhone標準カメラアプリに搭載されている、基本機能は4つモードに分かれています。
写真モード | ポートレートモード |
スクエアモード | パノラマモード |
普段何気なく利用している標準カメラアプリのモードも、使いこなすことで写真の見え方がまったく異なるのです。次の章からは標準カメラアプリの4つのモード(機能)について詳しく解説していきます。
写真モード
写真モードは一般的に最も利用されているモードです。【Live photos機能】や【タイマー機能】、【インカメラ】など複数の機能が搭載されており、それらの機能を撮影シーンで使い分けることで、写真の仕上がりに変化付けることが可能です。
この【写真モード】の各機能の使い方は、本記事後半の【iPhoneカメラを満喫する9つの機能】で詳しく解説していますので、そちらを参照してiPhoneの写真撮影のコツやポイントを覚えておきましょう。
ポートレートモード
【ポートレート】モードはiPhone 8Plus以降の新しいスマートフォンに搭載されたモードです。被写体以外の部分にぼかしをいれることで、被写体を目立たせる効果のある撮影技法となります。
主にインカメモードで自画撮りをする際や、料理写真、ペット写真など、風景ではなく1つの被写体を撮影する時に利用することで、綺麗で被写体を強調する効果を持っています。
iPhone 8より古い機種には搭載されていなかったモードで、これまではInstagramや、写真加工アプリなどで加工する必要がありました。ポートレートモードが標準カメラに搭載されていることから、外部アプリを利用しなくてもiPhone単体で加工できるようになったので、新しいiPhoneを購入する時の大きな判断材料の1つでもあります。
スクエアモード
【スクエアモード】で写真を撮影すると、写真サイズが1:1の正方形に仕上がります。これはInstagramアプリで人気の出た撮影モードですが、現在はiPhoneの標準カメラモードで利用することが可能です。
通常の写真モードで撮影した画像データを、後からスクエアに仕上げることができるので、あまり利用頻度の高くないモードです。
パノラマモード
【パノラマ】モードは、iPhoneを水平方向、または垂直方向にスライドして広範囲の被写体を撮影する時に使うモードです。主な利用方法としては、写真モードで被写体をカバーしきれない、風景などを撮影する際に利用します。パノラマモードでは【タイマー機能】や【Live photos機能】、【インカメラ機能】は利用できません。
iPhoneカメラを満喫する9つの機能
本章ではiPhoneの標準カメラで利用できる、【写真モード】の各機能をご紹介します。
「Live photos」の使い方
【Live photos】は写真の要素と動画の要素両方を持つ写真を撮影する機能です。【Live photos】機能をONにした状態で写真を撮影すると、撮影前後の1.5秒間の音声付き動画と写真が撮影されます。
【Live photos】を利用する場合は、iPhoneの標準カメラアプリを起動し、【写真モード】を選択してください。画面上部の【Live photos】アイコンをタップし、アイコンが黄色の状態になると【Live photos】が有効になります。
タイマー機能の使い方
【タイマー機能】は名前の通り、セルフタイマー機能を使って写真を撮影するモードです。複数人で集合写真を取る際に利用します。また夜間の暗い場所でフラッシュを撮影する際、手ブレを防止するためにセルフタイマーを利用する方法も人気です。手を使って写真撮影せず、セルフタイマーを設定し、カメラを定点設置して撮影する際にも利用されています。
フィルター機能の使い方
iPhoneの標準カメラには、オリジナル画質も含めて10種類の写真エフェクトモードが搭載されています。【フィルター機能】は標準カメラアプリを起動し、【写真モード】の右上の【フィルター】アイコンをタップして利用します。。
iPhoneのフィルター機能のほとんどが、Instagramや画像加工アプリで利用できる上、外部アプリを使った方が綺麗なフィルターをかけることができるので、そこまで利用頻度が高い機能ではありません。
撮影時にフィルターをかけると、後から細部までチェックしながらエフェクトをかけることができません。また写真撮影後に保存ファイルから、同じエフェクト効果をかけることができるので、撮影時にフィルタをかけるのは上級者向けの技法になります。
撮った写真の確認方法
撮影した写真はiPhoneの【写真】アプリに保存されます。iPhoneの標準カメラアプリを起動し、画面左下に表示されている、最後に撮った写真のサムネイルをタップすれば、iPhoneの標準カメラアプリからでも【写真】アプリにアクセスする事が可能です。
インカメラの使い方
iPhoneにはインカメラが搭載されており、自画撮り写真を撮影する際に利用します。
インカメラを起動する方法は、iPhoneの標準カメラアプリ画面の右下にある【カメラ切り替え】アイコンをタップしてください。撮影方法はメインカメラ(外カメラ)と同様です。メインカメラモードに切り替える方法はインカメラ切り替え同様に、画面右下の【カメラ切り替え】アイコンをタップしてください。
ズーム機能の使い方
iPhoneにはズーム機能が搭載されています。iPhoneの標準カメラを起動し、スクリーンを2本の指でピンチアウトすると、画面中央部分が拡大されます。またピンチアウトすると、スクリーンにスイッチが表示され、スライド部分を左右にスライドしズーム倍率を調整することもできます。
iPhoneの写真モードでは最大10倍のデジタルズームが可能です。動画撮影モードでは最大6倍のデジタルズームに対応しています。なお、インカメラではズーム機能を利用することはできないので、注意してください。
ピント・フォーカスの使い方
iPhoneの標準カメラアプリには【ピント・フォーカス調整機能】が搭載されています。カメラのピントが合わない時や、フォーカス部分を変更する時に利用します。
【ピント・フォーカス調整機能】を利用する方法は、iPhoneの標準カメラモードを起動し、写真のピントを合わせたい部分、またはフォーカスを合わせたい部分をタップしてください。スクリーン上に黄色の四角が表示され、その部分にフォーカスやピントが照準されます。
明るさ調節
iPhoneには明るさ調整(露出調整)機能が搭載されています。写真の光の露出に合わせて、写真を暗くしたり、明るくしたり調整することが可能です。
iPhoneの写真モードで明るさ調節する場合は、フォーカス、またはピントを合わせると、四角のフォーカス部分の横部分に【明るさ調整】スライドが表示されます。上にスワイプすると明るくなり、下方向にスワイプすると暗くなります。
写真撮影後にも、保存された写真ファイルの明るさを調整することができますが、写真を撮影する際に最適な明るさ調節することで、より綺麗な写真に仕上がります。
バースト(連写)機能の使い方
iPhoneには【バースト】機能と呼ばれる、写真を連写する機能が搭載されています。【バースト(連写)】機能は、iPhoneの写真モードでシャッターボタンを長押ししてください。長押ししている間は、常に写真を連写し続けます。
バースト(連写)機能の主な使い方は、動きの早い被写体を撮影する時や、シャッターチャンスが極端に短い状況で利用します。
バースト(連写)機能で撮影された写真は、iPhoneの【写真】アプリに1つの写真ファイルとして保存されます。そのため、連写した写真が個別に表示されることはありません。
HDR設定を使おう!
iPhoneユーザーでもHDR設定を深く知っているユーザーは多くありません。ですがHDR機能は非常に便利な機能です。本章ではiPhoneの標準カメラに搭載されているHDRについてご紹介します。
HDRとは
HDRとは【High Dynamic Range】の略です。HDRモードで写真撮影すると、明るさの異なる画質の写真を同時に3枚撮影し、肉眼で見える映像に最も近い露出(明るさ)の写真画質を生成する機能です。また画質調整された合成写真と、標準露出(画質)で撮影された写真2枚が【写真】アプリに保存されます。
HDR設定の使い方
iPhoneの出荷状態の初期設定では、自動でHDR撮影がされるように設定されています。
HDR撮影が自動で起動しない場合は、下記の手順で自動HDR設定をする必要があります。
1.iPhoneの【設定】アプリを起動し【カメラ】を選択します。 |
2.カメラの設定画面の【自動HDR】項目のスイッチをONにしてください。 |
また上記の設定画面に表示されている【通常の写真を残す】のスイッチがONの状態だと、HDR画質の写真と、通常画質の写真2枚が保存されます。この状態のままだと、iPhoneのストレージ容量を圧迫する恐れがあるので、通常画質の写真が不要な方は【通常の写真を残す】のスイッチをOFFに切り替えてください。
iPhone XSのカメラ設定
2018年に発売されたiPhone XS・XS Max・XRシリーズには、これまでのiPhoneシリーズとは異なるカメラが搭載され話題を呼びました。
iPhone Xから搭載されたカメラ・レンズが2つあるタイプのiPhoneカメラですが、皆さんはこの機能や性能をご存知でしょうか?この2つのカメラが搭載されているシステムは【デュアルカメラ】と呼ばれ、iPhoneシリーズには最新機能として搭載されています。
この【デュアルカメラ】について本章では解説していきますので、これからiPhone Xシリーズの購入を考えている方は、本章を読んで機種変更の際の判断材料として活用してください。
カメラレンズが2つある理由
iPhone X以降のモデルに搭載されている【デュアルカメラ】ですが、それぞれ違う機能のカメラレンズが内蔵されています。【デュアルカメラ】の上部レンズはiPhone 8 Plusと同じ画質性能の広角カメラが内蔵されており、下部レンズはiPhone史上最高画質の望遠カメラが内蔵されています。
iPhone XSの性能
この2つの異なるカメラが内蔵されていることから、被写体に合わせてカメラモードを切り替えることが可能なのです。また光学式の手ブレ補正機能も搭載され、より高性能なカメラを搭載しているのです。
これからiPhoneの購入を考えている方は、比較的値段の落ち着いてきたiPhone Xシリーズを購入することで、高画質な写真撮影を実現できます。
iPhoneカメラの設定をマスターして日常を楽しく撮ろう!
本記事ではiPhoneのカメラアプリの設定方法や機能についてご紹介しました。iPhone以外にもカメラ性能の良いスマートフォンはありますが、引き続きカメラの操作性やデザイン性、画質の面からもiPhoneシリーズは高い人気を誇っています。
これからiPhoneへの切り替えを考えている方は、本記事で紹介したiPhoneのカメラアプリ機能を、1つの判断材料として活用してみてください。