2019年09月19日更新
iPhoneアプリがインストールできない!原因・対処法・確認項目まとめ!
iPhoneアプリがインストールできない場合の原因・対処法・確認項目のまとめをレビューします。iPhoneアプリがインストールできない場合の原因はいくつか考えられますが、大別するとiPhoneの動作の不具合・設定・通信環境・ストレージ容量などが挙げられます。
目次
- 1iPhoneのアプリがインストールできない主な原因とは?
- ・iPhoneかApp Storeでアプリのシステム的なエラーが起こっている可能性がある
- ・iPhone設定でApp Storeのダウンロード制限がかかっていませんか?
- ・App Storeに設定しているAppleIDが合っていますか?
- ・デバイスがネットにきちんと接続していない可能性がある
- ・デバイスに空き容量がない可能性
- ・OSを最新版にアップデートしているか
- ・アプリ提供元に問題はないか
- ・通信速度制限
- 2iPhoneのアプリがインストールできない時はまずは強制再起動を試みる
- ・iPhone 6/iPhone 6 Puls/iPhone 6s/iPhone 6s Pulsの強制再起動の設定
- ・iPhone 5/5C/5S/SEの強制再起動の設定
- ・iPhone 7/iPhone 7 Pulsの強制再起動の設定
- ・iPhone 8/iPhone 8 Puls/iPhone Xの強制再起動の設定
- 3iPhoneのアプリがインストールできない時の9つの対処法
- ・機能制限を確認
- ・モバイルデータ通信設定
- ・App Storeからサインアウトした後サインイン
- ・ネットワーク設定のリセット
- ・すべての設定をリセット
- ・全コンテンツと設定を消去
- ・リカバリーモードによるiPhone完全初期化状態に
- ・少し時間をあけて様子を見る
- ・他のツールを使用してアプリ入力する
- 4【補足】iPhoneのアプリをインストールする上での注意点とは!
- ・不自然なアクセス許可表示に注意
- ・不正なアプリやウイルスには注意
- ・不安なアプリをダウンロードしたらすぐ削除する
- 5アプリをインストールできない場合はまず調べる事が大切!
iPhoneのアプリがインストールできない主な原因とは?
今回は、iPhoneでアプリがうまくインストールできない場合の主な原因と対処法についてレビューします。iPhoneでアプリをインストールする作業はiPhoneを利用する上で基本中の基本です。iPhoneでアプリをインストールできなくなるというトラブルが発生したときに、あせらず対処できるように原因と対処法をよく理解しておきましょう。
iPhoneかApp Storeでアプリのシステム的なエラーが起こっている可能性がある
まず、iPhoneかApp Storeでアプリのシステム的なエラーが起こっている可能性があります。iPhoneのOSシステムの不具合もしくはハードウェア起源の誤作動が起こっている場合は、正常にアプリをインストールできない可能があります。また、そうした不具合がiPhone上にある場合、App Storeとうまくアクセスできない可能性があります。
この種の不具合の対処法としては、まず、iPhoneの再起動が挙げられます。こうしたiPhone上の不具合は、iPhone自体に問題はなくても、確率的に起こるものなので、iPhoneの動作に不具合が生じても、冷静に再起動すれば不具合は収まる場合があります。再起動後に、改めてアプリをインストールしてみましょう。
iPhone設定でApp Storeのダウンロード制限がかかっていませんか?
iPhoneでアプリをインストールできないときは、「設定」でApp Storeのダウンロードに制限がかかっていることが原因の場合があります。制限がかかっている場合は、「設定」で制限をオフに設定することでアプリをインストールできるようになります。App Storeのダウンロード制限を解除する詳細手順は後述します。
App Storeに設定しているAppleIDが合っていますか?
App Storeに設定しているAppleIDで正常にサインインできているか確認しましょう。正常にサインインできていないと、アプリがインストールできない原因になります。
デバイスがネットにきちんと接続していない可能性がある
iPhoneが正常にインターネット環境に接続できているか、改めて確認してみましょう。インターネットとの接続状態が悪いとアプリをインストールできない原因になります。iPhoneでアプリをインストールする場合は、できるだけWi-Fi環境で行いましょう。
また、iPhoneにWi-Fiのマークが表示されていても、「設定」でWi-Fiの接続状況を確認すると制限がかかった状態で接続されていることがあります。この場合は正常に接続されていないので、一旦Wi-Fi接続を切った後に再度接続してみましょう。正常につながる場合があります。
デバイスに空き容量がない可能性
次に、アプリをインストールできない原因として考えられる点が、iPhone自体のストレージ容量に空き容量がない場合です。iPhone自体のストレージ容量に空き容量がない状態でアプリをインストールすると、空き容量がないというメッセージは表示されずに、単純にインストール不良として、アプリがインストールされないまま保留になる場合が多いようです。
疑わしいときは、iPhone自体のストレージ容量の空き容量を確認してみましょう。ストレージ容量の確認の仕方は、「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」まで進むと、グラフで空き容量を確認できます。
OSを最新版にアップデートしているか
次に挙げる注意点は、基本的な事項になりますが、iPhoneのOSが最新バージョンにアップデートされているか確認しましょう。iPhoneのOSが最新バージョンでないと、アプリを正常にインストールできない原因になります。
iPhoneのOSは頻繁にアップデートが行われるので、常に現在のOSが最新バージョンかどうかチェックするようにしましょう。
アプリ提供元に問題はないか
アプリを正常にインストールできない場合、アプリ提供元にトラブルが発生している可能性もあります。インストールしようとしているアプリのインストールサーバーに不具合が発生していないか確認してみましょう。トラブルが発生している場合は、アプリ提供元の公式サイトや公式SNSでその内容を告知している可能性があるのでチェックしてみましょう。
特に人気のあるアプリ、話題になっているアプリはダウンロードアクセス数が多いので、アプリをインストールできない時はインストールサーバーがダウンしている可能性があります。
通信速度制限
iPhoneのネット利用状況によって通信速度制限がかけられた場合、アプリをうまくインストールできない可能性があります。契約しているプランによりますが、規約している通信容量を超えると通信速度制限がかかるので気を付けましょう。
そうした通信トラブルを避ける意味でも、アプリをインストールするときはできるだけ、Wi-Fi環境で行うようにしましょう。
iPhoneのアプリがインストールできない時はまずは強制再起動を試みる
次に、iPhoneのアプリがインストールできない時に試す、強制再起動の手順についてレビューします。iPhoneの強制再起動の方法は、iPhoneのバージョンによって若干異なるので、以下、バージョンごとに、強制再起動の手順を解説します。
iPhone 6/iPhone 6 Puls/iPhone 6s/iPhone 6s Pulsの強制再起動の設定
iPhone端末の右側に位置している電源ボタン + ホームボタンを同時押しで10秒間、長押しします。
iPhone 5/5C/5S/SEの強制再起動の設定
iPhone端末の上方に位置している電源ボタン + ホームボタンを同時押しで10秒間、長押しします。
iPhone 7/iPhone 7 Pulsの強制再起動の設定
iPhone端末の右側に位置している電源ボタン + 音量下げボタンを同時押しで10秒間、長押しします。
iPhone 8/iPhone 8 Puls/iPhone Xの強制再起動の設定
iPhoneの音量上げボタンを軽く押し、次に音量下げボタンを軽く押して、最後に電源ボタンを10秒間、長押しします。
iPhoneのバージョンに限らず全般的に言えることは、再起動が成功するとiPhone画面の中央にAppleのロゴが表示されます。Appleのロゴが表示されたらボタンを抑えている指を離しましょう。
iPhoneのアプリがインストールできない時の9つの対処法
次に、iPhoneのアプリがインストールできないときの9つの対処法について解説します。
機能制限を確認
iPhoneの「設定」でApp Storeのダウンロードに制限がかかっていないか確認しましょう。「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」まで進み、「コンテンツとプライバシーの制限」の項目の設定状態を確認しましょう。
オンに設定されている場合は、詳細設定でApp Storeのダウンロードに制限がかかっている可能性があるので、一旦オフにトグルを切り替えた後に、アプリのダウンロードを試してみましょう。これでうまくダウンロードできれば、設定でApp Storeのダウンロードに制限がかかっていたことが原因であったことが分かります。
モバイルデータ通信設定
iPhoneで、モバイルデータ通信を使ってアプリをインストールしようとしてうまくいかない場合は、モバイルデータ通信の設定でApp Storeをオフに設定している可能性があります。
モバイルデータ通信の設定を確認するには、まず、「設定」→「モバイルデータ通信」まで進み、画面下方に表示されているアプリ一覧からApp Storeを探しましょう。App Storeのトグルがオフ設定になっている場合は、オンに設定して、改めてアプリをインストールしてみましょう。正常にインストールできる場合があります。
また、モバイルデータ通信の設定でApp Storeをオフに設定していても、Wi-Fi環境下であれば、App Storeからアプリをインストールできます。
App Storeからサインアウトした後サインイン
iPhoneでアプリをうまくインストールできない場合、App Storeでサインインし直すと、不具合が解消されて、アプリをうまくインストールできるようになる場合があります。
App Storeでサインインし直すには、まず、iPhoneのホーム画面でApp Storeのアイコンをタップして立ち上げ、画面右上に表示されている「人型アイコン」(アカウントアイコン)をタップしてアカウント設定画面に切り替えます。
アカウント画面最下段の「サインアウト」をタップして一旦サインアウトし、再度サインインすることで、App Storeとの連携が正常化することがあります。
ネットワーク設定のリセット
iPhoneでアプリをうまくインストールできない場合、ネットワーク設定をリセットすることで不具合が解消されて、アプリをうまくインストールできるようになる場合があります。
ネットワーク設定をリセットするには、まず、「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」まで進み、切り替わった画面の「ネットワーク設定をリセット」(赤文字)をタップします。
ネットワーク設定をリセットしたら、改めてアプリをインストールしてみましょう。
すべての設定をリセット
上記の「ネットワーク設定のリセット」を行っても、状況が改善しない場合は、すべての設定をリセットしてみましょう。
手順は、同様に、「設定」→「一般」→「リセット」→「すべての設定をリセット」まで進めばリセットできます。リセット後、改めてアプリをインストールしてみましょう。
全コンテンツと設定を消去
上記の「すべての設定をリセット」の処理を行っても、状況が改善しない場合は、iPhoneの初期化を試してみましょう。ただし、この処理はiPhone内のデータを完全消去することになるので、事前にiPhoneのバックアップを行った後に、処理を行いましょう。
iPhoneのバックアップの方法はiTunesを使う方法とiCloudを使う方法がありますが、ここでは割愛します。
iPhoneのバックアップを取った後に、「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」まで進めばiPhoneを初期化できます。iPhoneを初期化した後、改めてアプリをインストールしてみましょう。
リカバリーモードによるiPhone完全初期化状態に
上記のiPhoneの初期化方法は、iPhoneを操作できる状態でiPhoneを初期化する方法ですが、iPhoneがフリーズしている場合は、iTunesを使ったリカバリー・初期化モードがあります。
リカバリー・初期化モードを利用する際は、iPhoneとPC・Macをライトニングケーブルでつないで、前述した強制再起動の手順を踏みます。
しばらくすると、iTunes にリカバリー・初期化モードの画面が表示されます。選択肢として「復元」と「アップデート」から選べます。「復元」は初期化、「アップデート」はOSのアップデートです。試す順番としては、まず「アップデート」を行い、状況が改善しなう場合は「復元」を試しましょう。
少し時間をあけて様子を見る
また、単純な対処法ですが、一旦時間を空けてから再度アプリのインストールを試すという対処法もあります。数時間・1日、ある程度の時間を空けて、アプリをインストールするとうまくいく場合があります。インストールサーバーのアクセスが混んでいる場合は、この方法で解決できます。
他のツールを使用してアプリ入力する
iPhoneのアプリをインストールしてもうまくいかないときは、App Storeで提供しているアプリを、App Store以外のアプリ管理ソフトを通してアプリをインストールする方法があります。
「AppSitter」はPC上でiPhone用のアプリをダウンロードして管理できるソフトです。iTunesの代替ソフトといえます。「AppSitter」を利用すれば、App Storeとは違ったダウンロード環境なのでうまくアプリをダウンロードできる場合があります。ダウンロードしたアプリは、PCにつないだiPhoneにマウスを使ってインストールできます。
【補足】iPhoneのアプリをインストールする上での注意点とは!
次に補足として、iPhoneのアプリをインストールする上での注意点について解説します。
不自然なアクセス許可表示に注意
新規アプリを立ち上げると、初期設定として、位置情報の確認許可(GPS)、写真データ・カメラ機能の使用許可、アドレス帳の使用許可などを求めるポップアップが表示されますが、機械的に許可することは避けるべきです。必要以上に機能許可を行うと、自分が想定していた以上にアプリが勝手に機能する場合があります。
位置情報、写真データ・カメラ機能、アドレス帳などは大事な個人データに関する項目なので、必要最小限で許可し、後から用途に合わせて再設定を行うようにする方が、想定外のトラブルに巻き込まれなくて済みます。
不正なアプリやウイルスには注意
基本的に、App Storeで紹介しているアプリはApple社が認可したアプリなので、信用できるアプリと考えて良いですが、インターネット上では、App Store以外でもiPhone用のアプリが配布されています。こうしたアプリはApple社の認可は受けていないので、動作確認はとれておらず、身元不明のアプリなのでウイルス感染の危険もあります。
インターネット上で話題になっていても、安全性は担保されないので、こうしたアプリのインストールはあくまで自己責任になります。できる限り身元不明のアプリをインストールするのは避けるべきです。
不安なアプリをダウンロードしたらすぐ削除する
インストールしたアプリに少しでも不安要素を感じたら、すぐに削除するのが賢明です。
iPhoneやiPadの削除方法
iPhoneやiPadの場合、アプリを削除するには、任意のアプリアイコンを長押しして、ホーム画面が削除モードに切り替わって、アプリアイコンがプルプル震え出したら、アプリアイコンの左上に表示されている「x」マークをタップすれば、アプリを消去できます。
Androidの削除方法
今回は、iPhoneに関するレビューですが、念のためAndroidスマホやタブレットでアプリを削除する手順を説明すると、「設定」→「アプリと通知」と進んで、表示されるアプリ一覧の中から削除するアプリを選んでタップし、展開したアプリの枠内の「アンインストール(削除)」をタップすればアプリを消去できます。
アプリをインストールできない場合はまず調べる事が大切!
アプリをインストールできない場合はまず不具合の原因を調べましょう。不具合の原因が判明すれば適切な対処法も見つかります。
アプリをインストールできないときの対処法は、iPhoneの動作の復旧・設定変更・通信環境の調整・ストレージ容量の確認などが挙げられますが、まずは実行しやすい対処法から試して、少しずつ状況把握を行っていくやり方が良いでしょう。