2019年07月25日更新
iPadのメッセージ(iMessage)受信設定方法と使い方!SMSとの違いも解説!
iPadのショートメール、iMessageを使ってメッセージを送受信する使い方について解説します。iPadでメッセージを送れるショートメールはiMessage・SMS・MMSがありますが、電話番号を使わずに送れるショートメールはiMessageだけです。
目次
- 1iPadでメッセージ受信に使うiMessageとは
- ・ショートメールが送れるアプリ
- ・iMessageとSMSの違い
- ・iMessageとSMSの見分け方
- 2iPadのメッセージアプリ(iMessage)の受信設定方法
- ・AppleIDが必要
- ・Macやすべてのデバイスで同じAppleIDで認証
- ・Macで受信する電話番号やアドレスの選択が可能
- ・Appleの他デバイスへの転送設定方法
- 3iPadのメッセージアプリ(iMessage)の使い方
- ・メッセージの送信方法
- ・メッセージの削除方法
- ・音声メッセージを送る方法
- 4iPadのメッセージをiCloudに保管する方法
- 5iPadのメッセージアプリ(iMessage)を上手に使おう!
iPadでメッセージ受信に使うiMessageとは
Appleデバイス同士でメッセージの送受信を行う際に、最適なメッセージツールとして「iMessage」があります。
「iMessage」を使えば、キャリア通信を利用できない(SIMカードがない)iPadでもWi-Fi通信を使って他のAppleデバイスとメッセージのやり取りを行えます。
今回はiPadによるiMessageの送受信の方法・使い方について解説します。
ショートメールが送れるアプリ
iPadでiMessageを利用する際は、メッセージアプリを利用します。メッセージアプリはiMessageの他にSMS・MMSのメッセージの送受信も合わせて管理しています。
メッセージアプリはメールアプリとは違って、ショートメール系のメッセージ(iMessage・SMS・MMS)の送受信を閲覧・確認できるアプリです。
iMessageとSMSの違い
ここで、iMessageとSMSの違いについて簡単に説明します。
SMSとは、電話番号を使ってメッセージを送受信するメッセージツールです。電話番号を利用するのでメッセージの送受信は携帯キャリア通信(モバイルネットワーク)を使って行われます。iPadでもSIM付きのモデル(セルラーモデル)であればSMSの利用が可能です。
SMSはメッセージの文字数が少なく、写真・画像ファイルを添付できません。簡単な一言メッセージに利用するメッセージツールです。
iMessageとは、Appleデバイス同士間でのみ利用できるメッセージツールです。iMessageのメッセージの送受信は、インターネット通信を使って行われるので電話番号は必要ありません。メッセージアプリを使ってメッセージを送信した際に、送信相手がAppleデバイスであると通信システムが認識すると自動的にiMessageに切り替わるようになっています。
iMessageを利用できる条件としてApple IDでiMessageの認証を行っている必要があります。iMessageは長文メッセージや写真・画像ファイル添付が可能です。
また、MMSとは、各携帯キャリアが提供しているメールアカウントを利用してメッセージを送るメッセージツールですが、携帯キャリアによってはサービス提供していない場合があるので(Docomoでは提供していません)、今回は説明を割愛します。
ちなみに、MMSは長文メッセージや写真・画像ファイル添付が可能で、メッセージの送受信は携帯キャリア通信(モバイルネットワーク)を使って行われます。
iMessageとSMSの見分け方
iMessageとSMSはともにメッセージアプリで閲覧しますが、iMessageとSMSの見分け方については、SMSのメッセージは「グリーンの吹き出し」、iMessageのメッセージは「ブルーの吹き出し」で表示されるので、吹き出しのカラーでiMessageとSMSの判別ができるようになっています。
iPadのメッセージアプリ(iMessage)の受信設定方法
次に、iPadのメッセージアプリを使ってiMessageのメッセージを送受信するための、設定方法・使い方について解説します。
AppleIDが必要
まず、iPadでiMessage機能を有効に設定するのは、Apple IDでiMessageの認証を行う必要があります。iPadのホーム画面より「設定」→「メッセージ」と進み、次の「サインイン」画面でApple ID・パスワードを入力すると「iMessage」が「オン」に設定されます。
Macやすべてのデバイスで同じAppleIDで認証
自分の他のAppleデバイス(iPhoneやMac)で、iPadで利用したiMessageの内容を共有する場合は、iPadと同じApple IDでiMessageの認証を行う必要があります。
iPhoneの場合は、前述したiPadの手順と同様に「設定」→「メッセージ」と進んで、iMessageの項目で同じApple IDでiMessageの認証を行います。
Macの場合は、「Finder」→「アプリケーション」→「メッセージ」をクリックしてアプリを立上げると、iMessageの認証画面が表示されるので、同じApple IDでiMessageの認証を行います。
Apple IDでiMessageの認証を行うと「メッセージ」の画面が開くので、画面上方のメニューバーから「メッセージ」→「環境設定」を開きます。「環境設定」画面が表示されたら、画面上方に表示されている「アカウント」アイコンをクリックすると、iMessage認証されている「Apple ID」を確認できます。
Macで受信する電話番号やアドレスの選択が可能
続けて、「メッセージ」アプリの「環境設定」画面で、MacでiMessage・SMSのメッセージを受信する際に使用する電話番号やメールアドレスの選択が可能です。チェックを入れることで有効に設定できます。
Appleの他デバイスへの転送設定方法
また、使用しているiPadがセルラーモデルの場合、iPadのSMS・MMSのメッセージのやり取りを、同じAppleIDでiMessageの認証を行っている他のAppleデバイスに転送するという使い方ができます。
設定の方法は、まず、「設定」→「メッセージ」→「SMS/MMS転送」まで進み、Appleデバイス一覧からSMS・MMSのメッセージ内容を転送するデバイスを選んで「オン」に設定します。
「オン」に設定すると「6ケタのコード」の入力を求める画面が表示されます。また同時に「オン」に設定したデバイスの画面上に「6ケタのコード」が表示されているので、そのコードをiPadの画面上で入力すれば設定完了です。
iPadのメッセージアプリ(iMessage)の使い方
次に、iPadのメッセージアプリを使ってiMessageを利用する手順・使い方を解説します。
メッセージの送信方法
iPadのメッセージアプリを使ってiMessageのメッセージを送る方法は簡単です。メッセージアプリを立上げて、「新規メッセージ」アイコンをタップし、通常のメールを送るようにメールアドレスとメッセージ内容を入力して「↑」アイコンをタップして送信します。
既に「連絡先」リストに相手が登録されている場合は、「+」アイコンをタップして「連絡先」リストから相手のメールアドレスを呼び出すこともできます。
また、メールアドレスがAppleデバイスのものではない、もしくは送信先のAppleデバイスがApple IDでiMessageの認証を行っていない場合はメッセージ送信がエラーになります。
メッセージの削除方法
iPadのメッセージアプリ上でiMessageのメッセージを削除するには、まず、「メッセージ」アプリの画面右上方に表示されている「編集」をタップします。
メッセージの左隣にチェックを入力するマークが表示されるので、削除するメッセージを選んでチェックを入れ、画面右下方の「削除」をタップするとメッセージが削除されます。
音声メッセージを送る方法
iPadのメッセージアプリを使ってiMessageで音声メッセージを送るという使い方もできます。iPadのメッセージアプリを使ってiMessageで音声メッセージを送るには、まず、通常の新規メッセージと同じように、「新規メッセージ」アイコンをタップし、送信先メールアドレスを指定します。
次に、メッセージ入力欄に表示されている「マイク」アイコンを長押しすると「音声入力を有効にしますか?」というマイク認証のメッセージポップアップが表示されるの「音声入力を有効にする」をタップします。
その後、再度メッセージ入力欄に表示されている「マイク」アイコンを長押しすると音声メッセージの録音が始まるので、音声を吹き込みます。音声の吹き込みが終了したら、「マイク」アイコンから指を離して録音を終了します。最後に「↑」アイコンをタップして送信します。
iPadのメッセージをiCloudに保管する方法
次に、iPadのメッセージアプリ上のメッセージデータをiCloudに保管する方法を解説します。iPadのメッセージアプリ上のメッセージデータをiCloudに保管するように設定するには、まず、iPadのホーム画面から「設定」→「Apple ID」→「iCloud」まで進みます。
iCloudと連携しているアプリが一覧で表示されるので、その中から「メッセージ」をタップして、切り替わった画面で「オン」に設定すれば完了です。
iPadのメッセージアプリ(iMessage)を上手に使おう!
iPadのショートメールツール、iMessageを上手に利用しましょう。SMSは電話番号を利用したショートメールツールですが、iMessageは電話番号がなくても利用できるAppleデバイス専用のショートメールツールです。インターネットを介して送受信します。Apple IDでiMessageの認証を行っているAppleデバイスであればメッセージを送信できます。
文字メッセージだけでなく、音声メッセージも送れるので、Appleデバイス専用のショートメールツール、iMessageをぜひ活用してみてください。