2019年05月18日更新
スマホでSMS(ショートメール)が送れない原因と対処法を解説![iPhone/Android]
SMSは電話番号だけで送れるメールとして,スマホ初心者にも気やすく使えて楽しく便利なメール機能です。アプリの設定で認証に使用されるなど、SMSが送れないと大変困ります。本記事では送れない原因や対策法を詳しく解説していきます。
目次
- 1SMSがスマホで送れない時に考えられる原因
- ・電波環境が不安定
- ・端末でSMS拒否設定をしている
- ・ショートメールの最大文字数を超過している
- ・ショートメールに件名や画像を入れている
- ・送信先の電話番号が間違っている
- ・相手がSMSを受信できないキャリアを利用している
- ・SMS送信回数の制限を超えている
- 2SMSが送信エラーで送れない時に確認すること
- ・相手の電話番号に間違いがないか
- ・SMSの送信条件を満たしているか
- 3SMSが送信エラーで送れない時の対処法
- ・SMS拒否設定になっていないかを見直す
- ・SMS送信の制限解除を待つ
- 4それでもSMSが送れない場合
- ・最新バージョンの不具合の可能性がある
- ・各キャリアの通信障害が発生している
- 5SMSが送れない時は原因に合わせた対処をしよう
SMSがスマホで送れない時に考えられる原因
SMS(ショートメール)は複雑なメールアドレスを使用せず、電話番号だけで送れるということで、ガラケーに親しんだスマホ初心者には、とてもありがたい簡易メール機能です。一方パソコンやスマホのアプリをインストールする際に、本人認証でコードが送られるなど重要な役割も担っています。
目立たないが、大切なSMS(ショートメール)ですが、携帯電話回線を使用して通信するためか、シンプルな仕組み故か、「送信できない」「エラーが出る」等の問題点も指摘されます。当記事では、「送れない」「エラーが出る」原因と対処法を詳しく解説してまいります。
電波環境が不安定
Wi-Fiのインターネット環境で、メール送信する場合は問題ありませんが、4G,3G,の携帯電話回線でSMS(ショートメール)送信するときには、電波環境が不安定ですと、SMSメールの送受信に影響し、エラーが出たり、送信できないこともあります。
もし、メールが送信ができないときは、画面上のステータスバーの”アンテナ”アイコンや”機内モード”アイコンをチェックしましょう。電波受信が不安定だったり、機内モードになっているとショートメールは送信できません、「設定」で"OFF"にします。
- アンテナアイコンは十分か(通信状態は良好か)
- 「圏外」になっていないか
- 「機内モード」になっていないか(飛行機アイコンが表示されていたら設定でOFFにする)
端末でSMS拒否設定をしている
相手方にショートメール(SMS)が送れないというときやエラーが出てしまうときは、相手方がSMS拒否設定をしているのかもしれません。身に覚えのないときは率直に設定を確かめてもらうとよいでしょう。同様に自身の設定も見直す機会になります。
ショートメールの最大文字数を超過している
もし、設定は間違っていないのに、エラーが出て送れないというときは、文字数がオーバーしているのかもしれません。SMSでは全角70文字半角160文字しか送れません、iPhoneでは「Softbank」「au」は670文字まで、OKのようですが、Androidの機種では全角70文字半角160文字までしか、確認できませんでした。
ショートメールに件名や画像を入れている
ショートメールでは、絵文字、写真等、画像の挿入はできないようです。件名等も同様です。SMSの拡張版ともいえる「MMS」では写真、画像も送れるようになります。
「MMS」では文字数も制限がなくなりますが、キャリアメールアドレスを使用して送受信を行うため、「格安SIM」等、キャリアメールアドレスで契約がない場合には、利用できないということになります。
送信先の電話番号が間違っている
単純なミスですが、意外と多いのが送信先の番号を間違えていることです、電話でしたら、相手方の応答で気づくことこともできますが、メールですと、最悪”送りっぱなし状態”になり、後日”送られてこない”との指摘を受け気づくことがあります。
相手がSMSを受信できないキャリアを利用している
相手の方が格安SIMキャリアを利用しているとき、SMSの契約はオプションになり(楽天モバイル、mineo,は標準装備)別途契約をしていないと、電話は掛けられてもメールは送信できないということになります。あらかじめ相手にキャリアの確認する必要があります。
SMS送信回数の制限を超えている
送信回数にも制限があります、SMSの場合文字数70で一日200通となっています。一日200通というのは大変な量で会社の業務でない限り、日常こえないと思いますが、一応、文字数と送信回数は頭の片隅にいれておくといいでしょう。
SMSが送信エラーで送れない時に確認すること
「SMS」が送信エラーで送れない時に、チェックする項目として下にまとめ、さらに詳しく検証していきます。
- 相手の電話番号に間違いはないか
- 使用しているキャリアを確認
- SMSの送信条件を満たしているか
- AndroidのSMS送信条件
- iPhoneのSMS送信条件
相手の電話番号に間違いがないか
まず、一番目に相手の電話番号の間違いについて、チェックしてみましょう。掛け慣れていたりしていても、いつもと違う番号を、入力してエラーしまうことはあるものです。やはり念入りに、もういちど確認します。
直接入力するのではなく、電話のアドレス帳から相手を選択して、SMS(ショートメール)を開くとか、送受信履歴から返信で送るようにすると、間違わなくて済みます。
間違いがなければ使用しているキャリアを確認
電話番号に間違いがなくて、エラーが出たり、ショートメールが送れないということでしたら、キャリアの確認もおこなうべきです、自身のキャリアは「au」「ドコモ」「ソフトバンク」「楽天」ですか、もし「格安SIM」キャリアを導入していたら、契約書類をみてみましょう。
「SMS」ショートメールの契約は結ばれていますか、自身のスマートフォンに問題なければ、相手の方にもキャリアの機種とSMS契約の有無を確認してみます。最近替えられたかもしれないからです。
SMSの送信条件を満たしているか
AndroidのSMS送信条件
Android端末でショートメールを送ろうとするには条件があります。第一に送り手側、受け取り側、双方がSMS対応機であることです。片方でも、格安スマホ(格安SIM)を利用している方で、SMS契約を結んでいない場合、送受信共できないです。
第二に下の画面上のステータスバーに飛行機のアイコンが表示されていると、SMSは送受信できないです。これは「機内モード」になっているしるしで、携帯電話回線(LTE)、Wi-Fiどちらもシャットダウンされます。
その他に文字数の制限、画像の添付の制限、件名はNGなどがあり、とくに全角70文字数制限は勘違いし易く、「アレ、文字数は670文字になったんじゃないの?」と、しかし70文字1通に変わりなく、それ以上文字数がこえると、複数に分割する必要があります。
- 相手はSMS対応機種か
- 圏外になっていないか(ステータスバーのアンテナアイコンを確認)
- 機内モードになっていないか(飛行機のアイコンが表示されているか)
- 文字数は70文字以下か
- 写真や画像を添付していないか
「上の画面」Androidで「機内モード」を解除してみます。上の矢印の飛行機アイコンが機内モードの印です。下段のドックにある、歯車の形をした「設定」アイコンをタップします。
「上の画面」「設定」のページから「ネットワークとインターネット」をタップして開きます。
「上の画面」「ネットワークとインターネット」のページに移動しましたら、「機内モード」のトグルが「有効」(緑色で右に位置している)なのを確認してタッチして無効にします。
「上の画面」「機内モード」が無効(トグルが白色になり左に移動)になり、同時に「Wi-Fi」が有効になりました。
「上の画面」上段のステータスバーにあった「飛行機アイコン」が消え、代わりに扇形アイコン(Wi-Fi)と、アンテナ型アイコン(携帯通信)が表示されたことにより、「圏外」でもないことが証明されて、通信モードになったことを示しています。
iPhoneのSMS送信条件
iPhoneもAndrodと同様のことが言えます。格安SIMのSMS契約しているか、文字数が70文字、件名はNG,画像を添付していないか、通信状態(機内モードになっていないか、アンテナは立っているか)などです。iPhoneの場合もう一つ「iMessage」をOFFにしておいたほうがいいです。
iPhneから送信すると自動的にiMessageに切り替わるようになり、これはiPhone同志ではよい機能ですが、相手方がAndroidですと「メッセージが届かない」とエラーになります。
SMSが送信エラーで送れない時の対処法
SMS拒否設定になっていないかを見直す
「LINE」などのSNSを頻繁に利用している方はSMSを利用する機会は少ないため、設定を「拒否設定」にしていることもあるかもしれません。設定を見直すことも解決のひとつになります。
下の画面ではある人物を「着信拒否」に設定した場面ですが、過去に何かの都合で設定したのを忘れていると、いざショートメールを送ろうとしても「送れない」状況になります。
これを解消するのは電話帳のアドレス欄から設定し直せます。SMS(ショートメール)が送れないときには 「着信拒否」になってないか、一度見直してみるといいです。
- iPhone
「上の画面」iPhoneの「着信拒否」設定画面です。電話帳アドレス欄から任意の人物を選択して「着信拒否」にできます。
- 「iMessage」をOFFにする
SMSが送れない原因にSMSの設定で「着信拒否」にしていないか?ということがありましたが、キャリアメッセージアプリの「iMessage」が妨げになっているケースがあります。iPhone,iPadでショートメールを送る際、自動的にiMessage(iPadでは「メッセージ」)で送ろうとします。
iMessage(メッセージ)はios同士でしかやり取りできないため、相手がAndroidにのりかえていたりすると「送信できない」という事態がおこります。
そのうえ、iMessageで「着信拒否」の設定をしてあると、電話も拒否されるので当然SMS(ショートメール)も届きません。そこで敢えてiMessage(メッセージ)をOFFにしましょう。
「上の画面」メッセージをOFFにするには「設定」アイコンをタップして設定ページに入ります。アプリの一覧からメッセージを選択してメッセージのトグルをOFFにします。
続いて「Android」の「着信拒否」について、手順を説明します。解説の逆の手順で解除も行えますのでAndroidでショートメールが送れないときにはやってみてください。
- Android
「上の画面」下段右の縦に点が三つの「メニュー」をタップし出てきたポップアップメニューから「設定」を選択します。
「上の画面」左の画面の一番「共通設定」をタップして右の画面の二番「詳細設定」をタップします。
「上の画面」左の画面に「ブロック中の連絡先」とありますからタップしてみます。すると右のページに「ブロックした番号」が表示されるようです。このページでSMSショートメールを着信拒否した相手を確かめることができます。
SMS送信の制限解除を待つ
業務でメールの配信を担当されている方は通信制限の上限に注意する必要があります。以下に「SMS」「MMS」の概要を記載しました。(Eメールは記事の趣旨上割愛してあります。)
メールサービス | 送信数制限内容 | 導入時期 |
SMS | 一日200件を超えた場合 その後24時間の通信制限 |
2005年5月 2011年11月改定 |
MMS | 24時間で500件を超えた場合 その後24時間の通信制限 |
2005年2月 2008年4月改定 |
それでもSMSが送れない場合
それでもSMS(ショートメール)が送受信できない場合、できること、可能性を考えることにします。
- 利用するスマホが通信量の上限(一か月7G)を超えるか、近くなっている
- USIM(SIMカード)の挿し方があまい
- 再起動が必要
- OSとSMSの相性が悪い(最新バージョンの不具合)
- 各キャリアの通信障害が起きている
対策としては「1」ではSMSは送信できない可能性もあります。節約するしかありません。「2」「3」では事態が好転する可能性も高いです。方法はマニュアルに記載されています。自分でやるのが自信なければショップでしてもらえます。
最新バージョンの不具合の可能性がある
キャリアの最新バージョンに不具合があり、アプリとの相性が悪くエラーや送信不能につながる可能性も否定できません。逆にアプリ側のアップデートにより、OSとの相性不良がおきることも考えられます。この場合は両方ともアップデートする必要があります。
各キャリアの通信障害が発生している
2018年の2月と12月にソフトバンクで大規模な通信障害が起きたのは各メディアで報道された通りです。他の「au」や「ドコモ」でもユーザーからのつながりにくさの指摘がありましたが、「au」「ドコモ」共に通信障害について否定しています。
しかし一昨年(2017)の9月「au」でも通信障害をおこしていて、大規模な通信障害とはならずとも、小規模な障害は日常おきている懸念はあります。その場合の対策は少し時間をおき,再送信するということも考えるべきでしょう。
SMSが送れない時は原因に合わせた対処をしよう
以上SMS(ショートメール)が送れない原因と対策を述べてきましたが、下にまとめてみました。
- 相手のSMS環境を確認
- 拒否設定になっていないか確認「電話」「SMS」「メッセージアプリ(MMS)」
- 文字数(70)は適切か
- 写真、画像、件名を添付していないか
- 通信障害は起きていないか
参考のため、格安スマホのサイトを下に記載してあります。