iCloudキーチェーンのセキュリティコードを忘れた際の対処法を解説！

iPhone・iPad、Macユーザーで「iCloudセキュリティコード」といわれてピンッとくる人はどれくらいいるでしょうか？一言でいうと「iCloudセキュリティコード」とは「iCloudキーチェーン」のパスワードのことです。

「iCloudキーチェーン」とは自分のクレジットカード情報やWebサイトログイン時のIDやパスワードの情報を一括で管理する機能です。これらの情報を一括で管理することで、同じApple IDでサインインしたデバイスであればどのデバイスでも情報共有できるようになります。

この「iCloudキーチェーン」の情報を共有する際に必要になるのが、「iCloudセキュリティコード」になります。

通常、「iCloudキーチェーン」「iCloudセキュリティコード」の設定はiPhoneの初期設定の時に行われます。初めてiPhoneを立ち上げた時に、一連のオリエンテーションの中でApple IDなどと一緒に設定しています。

「iCloudキーチェーン」を利用している人は必ず設定しているはずですが、念のため設定しているかどうか確認する方法があります。

iPhone・iPadiであれば、「設定」→「Apple ID」「iCloud」→「キーチェーン」まで進み、「オン」になっていれば設定されています。

Macであれば、「システム環境設定」→「iCloud」→「キーチェーン」まで進み、チェックが入っていれば設定されています。

次に、「iCloudセキュリティコード」を忘れた場合の対処法について解説します。まずはコードを変更する場合の手順です。

まず、注意するべき点は、新しいデバイスでApple IDでサインインして「iCloudキーチェーン」を利用しようとして「iCloudセキュリティコード」を聞かれた時にコードを忘れてしまったという状況で、勘を働かせてむやみにコードを何度も入力するのはタブーです。

何故かというと、何度も間違ったコードを入力すると不正入力と判断されて「制限回数を超えました」というメッセージが表示され、「iCloudキーチェーン」の情報が無効化・削除されてしまうからです。

そうした状況を踏まえ、「iCloudセキュリティコード」を忘れた際は、コード入力は行わず、別のデバイスで「iCloudセキュリティコード」の変更処理を行う必要があります。

「iCloudセキュリティコード」を変更する手順をiPhoneを例に説明します。まず、「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「キーチェーン」まで進み、「詳細」をタップします。

切り替わった画面で「セキュリティコードを変更」をタップし、「Apple ID」と「パスワード」を入力後、新規の「セキュリティコード」を設定します。

「iCloudセキュリティコード」を忘れた際に、諸条件がそろわず、上記の手順ではコードを変更できない場合があります。その場合はコードをリセットして再設定する方法があります。

上記の手順ではコードを変更するには、コード変更を行うデバイスの「iCloudキーチェーン」が有効になっている必要があります。「iCloudキーチェーン」が有効になっているデバイスがない場合はコードを1度リセットして、新たにコードを設定する必要があります。

「iCloudセキュリティコード」をリセットする手順をiPhoneを例に説明します。まず、「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「キーチェーン」まで進み、「iCloudキーチェーン」をオンに設定し、「詳細」をタップします。

次に、「セキュリティコードで承認」→「コードをお忘れですか？」→「キーチェーンをリセット」と順番にタップし、最後に「リセット」をタップすればコードのリセットは完了です。その後は指示に新規のコードを設定します。

iCloudセキュリティコードを忘れた場合はあせらずに現状確認しましょう。「iCloudキーチェーン」が有効になっているデバイスがあればコードの変更、ない場合はコードのリセット・再設定を手順を踏んで行えば問題は対処できます。現状確認ができれば適切な対処法を判断できます。