Facebookのキーワード検索で過去の投稿を検索できる「Facebook Search機能」を解説!
Facebookの過去に行った投稿を見直したいと思ったことはないでしょうか。一度投稿したものは、キーワードを使っても、もう二度と検索や、閲覧できないのでしょうか。今回はFacebookのキーワード検索で過去の投稿を検索する方法を解説します。
目次
Facebook Search機能とは
「Facebook Search」とは、2014年12月8日にFacebookのアップデートによって導入された新機能です。この新機能「Facebook Search」によって、過去の投稿を簡単に見つけることができるようになりました。Facebook社がこの新機能を導入したきっかけは、多くのユーザーからたくさんの要望があったからです。
ユーザーがこれまでFacebookに望んできたもっとも重要なことは、以前に閲覧した投稿をもう一度見られるような機能を実装することでした。そして今回、Facebook社はそうした要望に応える形で新機能「Facebook Search」を発表することになりました。
この新機能「Facebook Search」は、これまでFacebookに実装されていた「グラフ検索(Graph Search)」を改良したものです。では具体的に「Facebook Search」でどのように過去の投稿を検索できるのでしょうか。またこれまでの「グラフ検索(Graph Search)」とはどこが違うのでしょうか。これから説明します。
キーワードの入力で友達や自分の過去の投稿・記事を検索できる
これまでFacebookの標準機能として利用されていた「グラフ検索(Graph Search)」とFacebookの新機能「Facebook Search」の検索方法との間には、どんな違いがあるのでしょうか。違いは、キーワードの入力で友達や自分の過去の投稿や記事を検索できることです。
これまで「グラフ検索(Graph Search)」を使って検索をしたい場合、検索ボックスに投稿内容や記事などの具体的な情報を入力しなければなりませんでした。例えば「~について友達がした投稿」といった具合に入力して検索しました。
しかし「Facebook Search」で過去の投稿や記事を検索する場合は、同様の入力方法で検索をすることもできますが、もっと短縮した入力方法で過去の投稿や記事を検索できます。具体的にはGoogle検索のように、人名とキーワードの組み合わせだけで、過去の投稿や記事の検索が可能になります。
Facebookの公式ページ「Facebook News Room」には1つの例を挙げた説明がなされています。「Jessica(ジェシカ)」という人物名を検索ボックスに入力し検索すると、「Jessica(ジェシカ)」という名前を持つユーザーの一覧が表示されます。以前の「グラフ検索」の場合は、これ以上の表示はありませんでした。
しかし「Facebook Search」の場合は、ユーザー一覧の下に「jessica wedding(ジェシカ 結婚式)」「jessica muir woods(ジェシカ ミューア・ウッズ国定公園)」といった人物名と投稿者の過去の投稿に含まれるキーワードとの組み合わせが表示されます。
この検索結果は、自分が「友達」として登録している人、自分を「友達」として登録している人、「いいね」をしたページからの投稿、またプリバシー設定「公開」に自分を含んでいる人など、個人向けにカスタマイズされたものです。ですから全く知らない同じ名前を持つ第三者からの投稿結果が表示されることはありません。
「Facebook News Room」は、このFacebook新機能「Facebook Search」はiPhoneやAndroid端末などのスマホ向けに導入された検索機能であるとも述べています。現在はPCブラウザからでも、「Facebook Search」を使って、Facebookのキーワード検索で投稿を検索することは可能です。
Facebookのキーワード検索で投稿を検索する準備
Facebookの新機能「Facebook Search」を使って、過去の登録をどのように検索できるのかこの記事で考えます。しかしその前に、Facebookのキーワード検索で投稿を検索する準備をする必要があります。その準備とは、言語選定です。なぜ言語設定が必要なのでしょうか。
その理由は、「Facebook Search」機能は、Facebook社により、米国のデスクトップPCとiOS版モバイルアプリでの提供を開始されたものだからです。しかし他国でこのサービスの導入をいつ始めるかは、今のところ未定です。つまりFacebookのキーワード検索で投稿を検索するには、英語でなければできないということです。
それでまず、自分のFacebookアプリの言語を日本語から英語に変えなければなりません。言語設定の方法を説明します。まずスマホにインストールされているFacebookアプリを開きます。Facebookホーム画面下部にあるタスクバーから「メニュー」アイコンを選択します。「メニュー」画面にある「設定とプライバシー」を選択します。
プルダウンが表示されますので、表示されている項目から「アプリの言語」を選択します。「言語設定」画面から「English(英語)」を選択します。これでアプリの言語が英語に変更されます。
Facebookのキーワード検索で投稿を検索する方法
ではこれから、Facebookの新機能「Facebook Search」を使って、Facebookのキーワード検索で投稿を検索してみます。ここではPCのブラウザからFacebookを起動させ、Facebookのキーワード検索で投稿を検索してみます。まずPCにインストールされている検索ブラウザからFacebookを開きます。
Facebookホーム画面上部にある「検索ボックス」に検索したい友人の名前などを入力します。「検索ボックス」の下に「Top」「Posts」「People」「Photos」「Videos」「shop」「Pages」「Groups」「Apps」「Events」という10つの項目が表示されます。この中から「Posts(投稿)」を選択します。
Facebookホーム画面左に「Filter Results(絞り込みの結果)」が表示されます。ここでさらなる絞り込みを行い詳細な検索を行います。
グラフ検索とは
この記事の冒頭でも言及しましたが。Facebookの新機能「Facebook Search」は、以前からFacebookに実装されていた「グラフ検索(Graph Search)」を改良して導入された機能です。ではそもそも「グラフ検索(Graph Search)」とはどのような機能なのでしょうか。
「グラフ検索(Graph Search)」は2013年1月に英語版Facebookに追加された検索機能で、条件を絞り込んでいくことによって、友達や写真、素敵な場所やレストランなどを検索することができました。Facebookの新機能「Facebook Search」との決定的な違いは、特定の投稿に的を絞り、検索できるかどうかです。
「グラフ検索(Graph Search)」をさらに進化させて登場した「Facebook Search」には、1つの懸念事項があります。それはプライバシー保護の問題です。これまで、良くも悪くも、Facebookの問題だったことは、検索し、探し出すのに時間がかかりすぎることでした。しかしこのことがある種のプライバシー保護をもたらす結果になりました。
しかしこの新機能「Facebook Search」は、過去に埋もれ、もう友人たちの記憶から忘れ去られたはずの「悪夢」を再び呼び戻す機能でもあります。もちろん、ユーザーに対して個人的に公開された投稿が対象で、公開投稿やページの投稿などは対象ではありません。
しかし、記憶の片隅にしまっておきたかった「恥部」を意図的に探し出されてしまうのは、心地いいものではありません。
こうしたFacebookの動向は、SNSのライバルであるTwitterと張り合う構図を生み出しました。Twitterも過去の全ての公開ツイートを検索できるように機能改善を図りました。SNSがこれまで蓄積してきたデータ量は莫大で、Facebookも例外ではありません。
そうした貴重なデータをユーザーにとって価値ある仕方で用いることが最大のサービスであり、人を中傷したり傷つけたりするために用いられるなら、SNSの存在意義が今後問われることになるでしょう。「Facebook Search」も、SNSの高潔な目的に即した仕方で活用されていくかどうか、見守っていかなければなりません。
Facebookのキーワード検索で過去の投稿を探してみよう!
「Facebook Search」を使い、Facebookのキーワード検索で過去の投稿を探して見ましょう。過去の投稿を探すことは、アルバムでこれまでの人生を振り返ることに似ています。Facebookのキーワード検索で自分の「アルバム」を振り返ってみましょう。