2019年11月11日更新
【Android】起動しない・立ち上がらない対処法!セーフモードでの起動方法は?
Androidが起動しないというトラブルの対処法を大きく3つのカテゴリーに分けてご紹介します。また、Androidが起動しない原因をセーフモードで特定する方法も紹介しているので、アプリによるフリーズなどのトラブルにも対応できます。
目次
Androidが起動しない・立ち上がらない時の対処法:バッテリーが原因の場合
今や生活必需品といっても過言ではないスマホ。Androidが突然起動しない、立ち上がらないという状況になったら生活に支障をきたしてしまう程です。Androidの電源が入らなくなる原因で1番に考えられるのはバッテリーです。しかし、バッテリーが原因といっても、単純に充電不足のためか、それともバッテリーの劣化のためかで対処法は異なってきます。
単純な充電不足が原因の場合、充電すれば再びAndroidは起動し使えるようになります。Androidが起動しなくなった状態では30分を目安に充電してみましょう。
一方、バッテリーの劣化により電源が入らない場合、充電してもバッテリーに蓄電されないため、Androidは起動しないままです。残念ながら、バッテリー劣化の場合は個人ではどうしようもできないので、スマホショップに行ってバッテリー交換、または機種自体の交換手続きをしなくてはなりません。
充電できないなら純正の充電器で充電してみる
買い換えたばかりでバッテリーに問題がないのに、充電してもAndroidが起動しない場合、充電器自体に問題があると考えられます。充電器から定格の電流が流れた方がスマホにかかる負担も少なくなるので、できるだけスマホと一緒に購入した正規の充電器を使うようにしましょう。
充電器やケーブルを変えてみる
正規の充電器やケーブルを使用しているにもかかわらず、Androidが起動しない場合、充電器またはケーブルのどちらかが故障している可能性があります。本来であれば、正規の充電器、ケーブルを使いたいのですが、手元にある他の充電器やケーブル(以前使用してスマホの物など)を使ってみましょう。
放電をしてみる
充電してもAndroidが起動しない場合、逆に放電してみるのも一つの手です。放電することによってスマホ内の余分な電気が抜け、結果としてエラーを沈静化できる場合があります。放電は、スマホからバッテリーを抜いて30分ほど放置すれば完了します。しかし、機種によってはバッテリーが一体化して取り外せない場合があります。
バッテリーが一体化している機種の場合、スマホを放置して電池を「0」にすると、放電したことになります。
Androidが起動しない・立ち上がらない時の対処法:リセットする方法
Android内のメモリの容量不足や、重いアプリを入れてしまったことが、Androidが起動しない・立ち上がらないというトラブルに繋がることがあります。また、Androidの電源が入っても、動作が重い、フリーズして操作できないというトラブルも同様の理由で起こります。
Androidの電源は入るが、画面がフリーズしてアプリが立ち上がらない、操作できないときは、Androidのリセットが対処法として有効になります。ここでは、Androidをリセットさせる方法についてご紹介します。
強制終了や再起動をしてみる
まず、Androidのリセットで一般的なのが、スマホの「強制終了」と「再起動」です。電源が入っている状態で、「電源ボタン」または「電源ボタン」+「ボリュームボタンの上」を10秒以上押すことで、強制終了または再起動できます。
「電源ボタン」のみでよいのか、「電源ボタン」と「ボリュームボタン」の同時押しが必要なのかはAndroidの機種によって違うので、分からない人は両方試してみましょう。
リセットボタンを押してみる
Androidの機種によっては、物理的に強制終了させられる「リセットボタン」がついている場合があります。Xperiaシリーズだと、SIMカード挿入部そばに赤いボタンがついており、そのボタンを爪楊枝等で長押しすることで強制終了できます。このボタンが自分の持っているAndroidスマホにもついているかどうかは説明書等で確認してみてください。
リカバリーモードで直す方法
これも、Androidの機種によってはない場合もあるのですが、「リカバリーモード」もAndroidをリセットしたいときに使える対処法です。そもそも「リカバリーモード」とは、スマホに何らかのトラブルが起こった際に、メモリの復元やデータの復元を行うモードです。
スマホを初期化する際にも使われるため、操作方法を間違えるとAndroid内のデータが全部消えてしまうというリスクもあります。ここでは、「Galaxyシリーズ」と「NEXUSシリーズ」のリカバリーモードのやり方を説明します。
【Galaxyシリーズの場合】
電源をオフにした状態で「電源ボタン」と「音量+ボタン」と「ホームボタン」の3つを同時押しし、「RECAVERY MODE」という表示を出します。ここから先は、英語での表示となるのですが、1番上の「Reboot system now」(=再起動)を選択します。これで、Androidのリセットは完了です。
リカバリーモードでは画面にタッチして操作できないので、ボリュームボタンで選択をしていくことになります。選択一覧の中には初期化設定もあるため、くれぐれも選択には注意してください。
【NEXUSシリーズの場合】
電源をオフにした状態で「電源ボタン」と「音量-ボタン」を長押しすると、ドロイド君のお腹が開いた画面が表示されます。「音量-ボタン」でメニューを一覧の中から選択できるので、「Recovery mode」を選択します。決定する場合は「電源ボタン」を押します。
すると、「No command」という表示が出るので、その状態のまま「電源ボタン」を長押ししながら「音量+ボタン」を一度押します。英語が並んだ画面が表示されたら、それがリカバリーモードの画面です。その中から、「Reboot system now」(=再起動)を選択すれば、リカバリーモードでのAndroidのリセットは完了です。
他のAndroid機種にも同様にリカバリーモードが搭載されているので、説明書等で確認してみてください。
Androidが起動しない・立ち上がらない時の対処法:セーフモード起動
Androidが起動しない・立ち上がらないときの対処法の一つに、セーフモードの活用があります。セーフモードとは、インストールしたアプリで不具合が起きたときに、その原因を探るモードです。セーフモードで起動すると、最初からインストールされていたアプリ以外は使用できない状態になります。
そのため、あるアプリをインストールしたとき、またはインターネットであるページを開いたときにAndroidがフリーズしてしまった、表示がおかしくなってしまったというトラブルの場合に最適な対処法です。セーフモードで起動して、Androidの操作に問題がない場合、その直前に使用していたアプリ、またはインターネットページが原因だと考えられます。
原因がアプリだった場合、セーフモード状態でアンインストールすれば解決します。
原因がインターネットページだった場合、スマホ画面下の「□」ボタンをタッチし、問題となったブラウザをスワイプして終了させれば解決します。
セーフモードの起動手順
スマホがフリーズしている状態からセーフモードを起動する場合、まず強制終了させる必要があります。電源を再び入れた後にセーフモードを起動させるのですが、方法は2種類あり、機種によって異なります。自分の持っている機種がどちらに該当するか試してみてください。
どちらの方法でもセーフモードで起動できない場合、説明書等を確認してみてください。
1つ目のセーフモード起動方法は、「ボリューム-(マイナス)ボタン」を押し続けることです。押し続けると、セーフモードで起動するかどうかの確認画面が出てくるので、「OK」をタッチします。
2つ目のセーフモード起動方法は、「電源ボタン」を押し続けて表示される「電源を切る」ボタンを長押しすることです。すると、1つ目の方法と同様に確認画面が出てくるので、「OK」をタッチします。これで、セーフモードの起動は完了です。
セーフモードの注意点
セーフモードで起動した場合、ホーム画面やウィジェットの設定を再度やる必要が出てきます。また、アプリによっては、セーフモードにすると再設定しなければならない状態になってしまうので、この点は注意が必要です。セーフモードを解除したい場合は、通常通り再起動すれば自動的に解除されます。
Androidが起動しない時は対処法を試してみよう
Androidが起動しない・立ち上がらない・操作できないという状況は、Androidユーザーにとってはとても怖いことです。しかし、そんな時こそ焦らず、自分でできる対処法を試してみましょう。スマホショップに行く前にできる対処法はたくさんあります。この対処法を知っていれば、仕事中でも夜中でもAndroidの不具合にすぐに対応できます。
これらの対処法を試してダメだった場合の最悪の手段として、スマホショップを活用しましょう。