オフィス版Yahoo! JAPANが2019年10月末をもってサービス終了したことをご存知でしょうか?通常版とデザインやサービス内容が異なるオフィス版のYahoo! JAPANが終了した理由、ユーザーの反応について紹介していきます。
Yahoo!JAPANのトップページを職場で利用するためにカスタマイズした、「オフィス版Yahoo!JAPAN」が2019年10月末でサービスを終了しました。本記事ではオフィス版Yahoo!JAPANが終了した理由、通常版との違い、サービス終了に伴う利用者の声を紹介していきます。
Yahoo!JAPANオフィス版は2009年にβ公開されたサービスです。10年ほど続きましたが、2019年10月末で終了となりました。通常のYahoo!JAPANトップページ左上の「オフィス版」ボタンをクリックすると切り替えが可能でした。
Yahoo!JAPANオフィス版はYahoo!JAPANのトップページを職場での利用に最適化したサービスです。オフィス版という名前ですが、利用者はオフィスワーカーに限りません。落ち着いたデザインで見やすいため、オフィスでの利用以外にも、個人で利用しているユーザーも大勢いたことでしょう。通常版とのデザインやサービスの違いについては後述します。
気になるのはサービス終了の理由でしょう。ヤフーとしては、近年におけるインターネット利用環境の変化や、ユーザーの利用状況を踏まえて検討を重ねた結果、終了に至った旨を公式サイトにて発表しています。以前よりユーザーの利用頻度が減ったためにサービスを存続させるのが適切ではなくなったということが理由の一つと考えて間違いないでしょう。
一方でオフィス版の利用者からは悲しみの声が挙がっています。その一部を紹介します。このユーザーは、通常版のデザインに不満があったようです。反対に、オフィス版には満足していたので、サービス終了を嘆き悲しんでいます。
こちらのユーザーも同じようにオフィス版の終了を悲しんでいます。それにとどまらず、Yahoo!JAPANの利用自体を考え直すとまで言っています。よほどオフィス版を好んでいたことが伝わってきます。
愛用していたユーザーにとってはオフィス版のサービス終了は衝撃的で悲しい出来事であったことがうかがえます。
ではオフィス版Yahoo!JAPANと通常版Yahoo!JAPANの違いはいったいどこにあるのでしょうか。両者の違いはデザインとサービスにあります。それぞれ解説します。
Yahoo!JAPAN通常版は画面上に表示されているアイコンが暖色系のものばかりで、穏やかで明るい印象を受けます。これに対してオフィス版は青を基調としたシンプルなデザインです。落ち着いたデザインで見やすく、オフィス用にも個人での利用にも適しています。
Yahoo!JAPAN通常版は芸能ニュースや企業が出稿している商品広告が表示されていますが、オフィス版ではそれらは表示されていませんでした。オフィスワーカーの利用頻度が高いサービスを中心に掲載されており、マーケティングデータや仕事術等、仕事に役立つ情報を集めたコーナーも設置されていました。
本記事を書いているのは、オフィス版Yahoo!JAPAN終了後の11月ですが、現在の状況はどうなっているのでしょうか。
オフィス版Yahoo!JAPAN終了後はアクセスしても通常版Yahoo!JAPANが表示されるようになっています。本記事を読んでオフィス版Yahoo!JAPANに興味を持ってアクセスしても、もう該当のページは存在しません。サービスの利用はもちろん、オフィス版ページの閲覧さえもできない状態になっています。
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