Windows7のパソコンを使っていても、XP Modeを使ってWindows7では使えないアプリケーションをインストールすることが可能です。今回はそんな仮想XP Modeのインストール方法や使い方、設定と解除方法を詳しく解説していきます。
以前とは違うOSのWindows7を使い始めると、使いなれたアプリケーションが使えないといったこともあります。そんな時に別OSであるXPを仮想デスクトップ上で起動させることをいいます。XP Modeは、Windows7に提供されているので、いつも通りのパソコン操作で利用できます。
そんなWindows7のXP Modeとはどのようなものか、また利用するメリットなどを詳しく下記でお伝えしています。仮想デスクトップと言われると、そちらへの切り替えが必要と感じられるかもしれませんが、快適に利用できるので使わない手はありません。
Winsows7でXP Modeを使いたい場合、2つの条件を見たしている必要があります。まず、パソコンのCPUが仮想化支援機能をサポートできる。空き容量が約17GB必要です。お使いのパソコンのCPUが仮想XP Modeをサポートしているか否かは、「havdetectiontool」で診断できます。
CPUはIntelVT・AMD-Vに対応している必要があります。スマホのエミュレーターと同じ感覚で利用でき、従来のVirtual PCと比べて別のデスクトップを立ち上げるようなこともありません。Windows 7のデスクトップ上にアプリケーションが表示されているので、特別な操作をしている感覚もないのが魅力です。
Winsows7で古いアプリケーションを利用したい時、XP Modeを使えばそれらを実行させられます。逆に古いアプリケーションの実行が必要ない場合、仮想XP Modeは不要です。時として、OSをWindows7に変えたことで昔から使っていたアプリケーションが使えなくなってしまう。引き続き使い続けるためには仮想XP Modeは必須です。
何よりも、Windows 7 Professional以上のユーザーにXP Modeは無償提供されていることです。Windows 7とは分けてXP Modeを利用したい場合は、後ほどお伝えしている設定方法を確認してください。
Windows7でのXP Modの使い方をお伝えする前に、準備方法について詳しく解説していきます。ダウンロード前の事前確認も重要です。仮想環境をWindows 7上に構築するVirtual PCとWindows XP Professional SP3環境を仮想ハードディスクに組み込んだXP Mode、2つのファイルが必要です。
Windows7に仮想XP Modeを起動させるには、Virtual PC・Windows XP Modeの順にMicrosoftのダウンロードセンターで入手します。ダウンロード前に言語選択をおこなう必要があるので注意してください。先にお伝えした条件を満たしていないパソコンの場合、仮想XP Modeは起動しないので事前の確認が必要です。
次にWindows Virtual PCをインストールします。こちらもダウンロード前に言語の選択があります。間違えないように気をつけましょう。「Windows6.1-KB958559-x64-RefreshPkg.msu」をクリックしてインストールを開始します。
Virtual PCのインストールが完了したら、Windows XP Modeの順にインストールします。インストール直後、使いたいアプリケーションを登録します。手早く実行させたいアプリケーションがあれば、スタートへショートカットを作るとよいでしょう。
Windows7のXP Modeをインストールするには、「WindowsXPMode_ja-jp.exe」→「実行」→「次へ」→「完了」の順にクリックするだけの簡単作業です。セットアップは自動で終了しません
Windows Virtual PCのインストール後、再起動を行います。セットアップのために、Windows XP SP3のダウンロードをおこないます。「スタート」→「すべてのプログラム」→「Windows Virtual PC」→「Windows XP mode」の順にクリックします。
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