Windows7へのSP1のダウンロード・インストール方法!確認すべきことは?

Windows7ユーザー向けの更新プログラムであるSP1(Service Pack1)ですが、Windows7販売開始当時のものには含まれていません。今回は、このSP1をWindows7へダウンロード・インストールする方法や確認するべきポイントをまとめました。

目次

  1. 1Windows7にSP1を適用する方法
  2. Windows7 SP1とは?インストール前に確認すべきことは?
  3. Windows UpdateでWindows7 SP1の自動インストール
  4. 2Windows7 SP1にアップできない場合の対処方法
  5. 更新プログラムの順番や影響するドライバを見直す
  6. 3Windows7 SP1の手動でダウンロードして更新する方法
  7. Microsoft公式サイトからWindows7 SP1をダウンロード
  8. PCが「32ビット」か「64ビット」かを確認する
  9. Windows7 SP1が正しくインストール出来たかの確認
  10. 4Windows7 SP1のインストールが出来ない時の対処法
  11. セキュリティソフトを停止させる
  12. 余分な外部機器は外してインストールする
  13. Windows Updateトラブルシューティングを実行
  14. どれも出来ない時はWindows7クリーンインストールを実施
  15. 5Windows7にSP1を適用しよう

Windows7にSP1を適用する方法

Windowsユーザーにとって、ソフトウェアの弱点を修正し最新の状態にするため重要なセキュリティ更新プログラムですが、通常はWindowsでは初期設定で自動更新されます。何らかの理由で自動更新がされていない場合や、PCをカスタマイズして利用している場合など、手動で更新プログラムをダウンロードできます。

今回は、Windows7ユーザーのための更新プログラムSP1を適用する方法、確認事項やインストールできない時の対処法などをご紹介します。この機会にご利用のWindows7を確認して、最新のサポートを手に入れましょう。

Windows7 SP1とは?インストール前に確認すべきことは?

Windows7 SP1とは、「Windows7 Service Pack 1」の略称であり、一般ユーザーや開発者を対象とした更新プログラムです。更新プログラムとは、ソフトウェア(ここではWindows7)の脆弱姓(弱点)やバグを修正するためのプログラムで、Windowsの初期設定では自動更新でインストールされます。

Microsoftより、Windows7 SP1にはWindows7の提供スタート以降に「Windows Update」で提供された更新プログラムが含まれユーザーやパートナーから寄せられたフィードバックをもとにWindows7のプラットフォームに対し継続的な更新が行われるため、OS(オペレーティングシステム)を強化できます。

また、主に企業などで利用されるWindowsのサーバー向けプログラムであるWindows Server 2008 R2に対してもSP1は対応可能です

Windows Server 2008 R2|マイクロソフト サーバープラットフォーム

また、Windows7 SP1をインストールする前に確認するべきことがあります。具体的な確認するべき内容とは、以下になります。Microsoftから公開されているのは4点あります。
 

  • PCにSP1をインストール可能なディスクの空き容量があるか
 
インストール方法 必要なディスクの空き容量(概算)
Windows Update x86(32ビット):750MB
x64(64ビット):1,050MB
Microsoft Webサイトからダウンロードする x86(32ビット):4,100MB
x64(64ビット):7,400MB

ディスクの空き容量の確認は、PCの「スタートボタン」→「コンピューター」を開き、インストールするディスク(ここではCドライブ)を右クリックすると、開いた「全般」タブで選択したディスクの空き容量を確認できます

  • 重要なファイルをバックアップする
SP1のインストールでは大きなプログラム修正になるため、時にPC内のファイルに影響を及ぼす可能性があります。そのため、重要な文書ファイルや写真・動画などのデータを、外付けハードディスクやクラウドサービスなどにバックアップします。

  • 取り付けとインターネットへの接続
SP1のインストールには30分から場合によっては数時間かかるため、PCが電源につながっている状態で行います。また、MicrosoftからWeb上で提供されている 更新プログラムをインターネット経由でインストールするため、PCが     ンターネットに接続されているか確認します。
 
  • ウィルス対策ソフトウェアを一時的に無効にする
ウィルス対策ソフトウェアには、SP1のインストールを妨げたり 、速度を落としたりするものがあります。そのため、SP1のインストール前にウィルス対策ソフトウェアを一時的に無効にし、リスクの可能性を確認したうえで、SP1をインストール後すぐにウィルス対策ソフトウェアを有効にします。

ウィルス対策ソフトウェアを無効にする方法ですが、一例を下記に貼ります。より詳しい無効化の方法は、ご利用のウィルス対策ソフトウェアのマニュアルなどをご確認ください。

ノートンをオフにする

また、Microsoftからの公開情報ではありませんが、こちらもご確認ください。
 

  • ディスプレイドライバーを最新にする
Windows7 SP1の適用により、Windows Liveメールなど一部のドライバーやソフトウェアの動作に影響が出ることがあります。または、ディスプレイドライバーの状態により、Windows7 SP1の更新情報が表示されないことがあります。これらは、ディスプレイドライバーを最新のものに更新すると解決できるため、できれば更新します。

ご利用のPCによっては、メーカーサービスでタスクバーなどから更新情報を確認できるものがあります。その場合は、サービスサイトで更新情報を確認し、最新ドライバーをインストールします。

または、PCの「スタートボタン」→「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」の「解像度の調整」を開きます。次に「詳細設定」→アダプタの「プロパティ」をクリック→「ドライバー」タブを開き「ドライバーの更新」から更新します

Windows UpdateでWindows7 SP1の自動インストール

まず、推奨されるWindows UpdateでWindows7 SP1の自動インストールの方法をご紹介します。Windows UpdateとはWindowsを最新の状態に保つためにMicrosoftが提供する更新プログラムを自動的に検出しインストールする仕組みで、Windowsの初期設定では有効になっています。

Windows Updateが有効になっていると、PCを起動/終了時など、時々Windowsを更新する通知がされ自動的にインストールが始まり、「更新が終わるまでお使いのパソコンの電源は切らないでください」とメッセージが表示されます。Windows Updateの状態とWindows SP1のインストール状況はPCで確認できます

ご利用のPCにWindows7 SP1がインストールされているかを確認するためには、まずデスクトップの「コンピューター」アイコンを右クリックしプロパティを開くか、デスクトップにコンピューターが無ければ「スタートボタン」→「コンピューター」を右クリックし「プロパティ」を開きます

するとコントロールパネルのシステムが開くので、「Windows Edition」の欄に「Service Pack1」が表示されているか確認しますService Pack1が表示されていれば、Windows7 SP1はインストールされており、表示されていなければインストールされていません。プロパティの右上☒でプロパティを閉じます。

Windows UpdateでWindows7 SP1を自動インストールするためには、まず「スタートボタン」→「すべてのプログラム」から「Windows Update」をクリックします

このように更新プログラムのインストール日時などが表示されていれば、Windows Updateは有効になっています。次に、左側メニューの「更新プログラムの確認」をクリックします。Windows Updateが有効になっていない場合は、有効化します。

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この記事のライター
rico705
主婦業の傍らで奮闘中。クレカやスマホキャリアのコールセンター、生産管理や秘書などの経験も活かしつつ執筆しています。

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