スマホのテザリングを利用してモバイルデータ通信を共有すれば、Wi-Fiに接続できない環境でもパソコンをインターネットに接続できます。この記事ではスマホのテザリングでパソコンをインターネットに接続するための設定方法についてみていきましょう。
外出中にWindows10やMacのパソコンをインターネットに接続するためには、Wi-Fiの接続スポットを探したり、モバイルWi-Fiを持ち歩く方法があります。しかし、実はもう一つ、スマホでテザリングするという方法もあります。
この記事ではWindows10でもMacでも利用できるスマホのテザリングでインターネット通信を共有する方法について詳しく見ていきましょう。
スマホのインターネット接続を共有できるテザリングとはいったいどういうものなのか見ていきましょう。
テザリングとはスマホのインターネット接続をパソコンと共有することです。スマホならSIMカードが入っていれば日本全国ほぼどこに行ってもインターネット通信に接続できます。
一方でパソコンはWi-Fi接続やLANケーブルでの接続ができない場所ではインターネットに接続できません。インターネットに接続できない環境でも、スマホのモバイルデータ通信をパソコンと共有して、パソコンでネット通信を利用できるようにするための機能がテザリングです。
外出中にパソコンをインターネット通信に接続する手段には、モバイルWi-Fiを利用するという方法もあります。テザリングというのはスマホをまさにモバイルWi-Fiと同じように利用する手段です。テザリングを利用することで、モバイルWi-Fiを利用するのと同じ効果を得られるということで、テザリングを利用する人も増えています。
PCをテザリングでインターネットに接続することにはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
パソコンをテザリングすることのメリットには、スマホのモバイルデータ通信が接続できれば、どこでもパソコンをインターネットに接続できるという点があります。現在、日本の国土であれば人が住んでいる場所の99.9%はスマホのすべてのキャリアがカバーしています。
一方で、外出中にパソコンを接続できるWi-Fiスポットやネットカフェなどの場所とても限られています。テザリングを利用すれば、Wi-Fiスポットなどを探す必要がなく、パソコンをインターネットに接続できるというメリットがあります。
テザリングと同じような機能があるものにモバイルWi-Fiがあります。モバイルWi-Fiとテザリングの比較は「パソコンはテザリングとモバイルWi-Fiのどちらがいいの?」で詳しくお伝えしますが、スマホでテザリングをすればモバイルWi-Fiを持ち歩く必要がなくなります。
モバイルWi-Fiの端末を持ち歩かなくて済むので、荷物をその分だけ減らすことができるのはテザリングのメリットの一つでしょう。
テザリングの機能を利用できるのは、スマホだけではありません。SIMカードを利用できる端末ならほとんどの端末でできます。もちろんiPadなどのタブレットでもテザリングの親機にできます。
まだまだ機種は少ないのですが、SIMカードが入るタイプのノートPCでもテザリングの親機として利用することができます。必要に応じて、スマホ以外のものでもテザリングで利用して他の端末をPCへ接続しましょう。
パソコンをテザリングでインターネット通信に接続するためには、まずはテザリングができるようにスマホを用意しなければいけません。こちらでは、Windows10などのパソコンをテザリングするためのスマホの用意についてみていきましょう。
数年前まではスマホでもテザリングに対応していないスマホもありました。しかし、現在では発売されているスマホのほぼすべての機種でテザリングに対応しています。キッズスマホでもテザリングができます。
テザリングに対応していない機種は、ガラケータイプの携帯電話機もしくはテザリングに対応していない時期に購入した古い機種です。これから新しいスマホを購入する場合には、機種の心配をする必要はありません。
テザリングができるスマホを用意して、Windows10の設定もしっかりとしたはずなのにテザリングができない、ということが時々あります。その理由は、携帯電話会社とテザリングの契約をしていないためです。テザリングは携帯電話会社によって対応が違います。こちらでは主要な各社のテザリングへの対応についてみていきましょう。
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