タブレットにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ノートPCの代わりになるという声もあれば、大きなスマホという声もあります。いったいPCやスマホと比較した時のタブレットの違いやメリットはどんな点があるのか見ていきましょう。
2010年に初代iPadが発表されたときにはものすごく大きな衝撃を受けました。それから10年ほどが経ち、現在ではタブレットはPCとスマホに次ぐ重要なデバイスとして、世界中の人に使われています。タブレットはノートPCなのか大きなスマホなのか、それとも独自のメリットがあるのかよくわからないという声もあります。
しかし、やはりタブレットにはタブレットなりのメリットがあります。この記事では、パソコンやスマホと比較した時のタブレットのメリットにはどのようなものなのか、ということについて見ていきましょう。
まずは、タブレットのメリットを最大限に引き出すためには、タブレットの選び方が重要です。タブレットを選ぶ時のポイントについて見ていきましょう。
タブレットのメリットというのは、サイズが豊富に用意されていて、用途に応じて必要なサイズを選ぶことができるという点です。タブレットのサイズは、現在7インチから12インチまで用意されています。大画面サイズのスマホが6.5インチ程度なので、最小のタブレットはスマホよりも少し大きい程度の物から選ぶことができます。
一方で大きいサイズはノートPCの最小サイズよりも大きな12インチです。現在発売されている最小のノートパソコンは10インチなので、それよりも大きなタブレットが発売されています。小さなタブレットは携帯性に優れているというメリットがあります。大きなタブレットは大画面を活用できるというメリットがあります。
利用用途に応じて、サイズを選べる幅が大きいというのは、タブレットのメリットといえるでしょう。
タブレットを選ぶときには、OSの種類から選ぶこともできます。現在発売されているタブレットのOSは、iPhoneと同じiOSを利用したiPadと、GoogleのAndroid、Windows10から選ぶことができます。それぞれ使い勝手や特徴が変わってくるので、こちらも必要に応じて選べるというのはタブレットの大きなメリットといえるでしょう。
タブレットのOSについては「タブレットの種類ごとのメリットは?3つのOSの良さと違い」で詳しく解説します。
タブレットを選ぶときには、通信規格をどうするのか考えましょう。タブレットの通信規格は、Wi-FiモデルがSIMカードを挿入できるセルラータイプから選びます。Wi-Fiモデルを選択した場合には、Wi-Fiが利用できる環境下でしかインターネットに接続することができません。
ただし、モバイルWi-Fiを持ち歩いたり、スマホのテザリングを利用すればWi-Fiが利用できない場所でもネットに接続できます。
一方でSIMカードが入るセルラータイプであれば、スマホが接続できる場所であれば、どこでもインターネットに接続することができます。タブレット本体の価格はWi-Fiモデルの方が安くなり、セルラーモデルはSIMカードの月額利用料金が必要になります。
こちらも、どこでどのような用途でタブレットを利用するのかということによって必要性が変わってきます。購入する前にどちらが必要なのかよく考えて購入しましょう。
ここからは、タブレットのメリットとデメリットについて、パソコンとスマホとそれぞれ比較した場合について詳しく見ていきましょう。まずは、タブレットをパソコンと比較した時のメリットとデメリットを解説します。
タブレットをPCと比較したときの利点には次のようなものがあります。
タブレットをパソコンと比べた時のタブレットのメリットには、持ち運びが楽にできるというメリットがあります。確かに、ノートPCの最小サイズよりもタブレットの最大サイズの方が大きいのは事実です。しかし、使い勝手を考えるとノートPCのサイズは12インチ以上が主流です。
一方でタブレットの主流は10インチ以下が主流です。その上、ノートPCにはキーボードが付いているので、折りたたんでも厚みが出てしまい、重さもタブレットよりも重くなってしまいます。携帯性での違いを考えると、利点はタブレットのほうにあると言っていいでしょう。
タブレットをパソコンと比べた時のタブレットのメリットには、スマホと同じようにタッチパネルで操作できるという利点もあります。パソコンを利用するためには、どうしてもキーボードでタイピングをしなければいけません。
タイピングに慣れている人であれば、簡単に素早く文字入力ができます。しかし、タイピングが苦手な人の中にはパソコンでの文字入力が苦痛でしかたがないという人も少なくありません。
一方で、スマホのフリック入力であれば普段から慣れていてキーボードでのタイピングよりも早く打てるという人もいます。そういった人にとっては、ノートPCとは違い、スマホと同じように操作ができるタブレットには大きなメリットがあると言っていいでしょう。
タブレットをパソコンと比べた時のタブレットのメリットには、携帯電話会社で、スマホと同じように分割払いで購入できるという利点もあります。もちろん、PCをクレジットカードなどの分割払いで購入することもできますが、携帯電話会社で購入することはできません。
タブレットなら携帯電話会社で、スマホと同じような料金プランで購入する方法もあるというのは、PCとの大きな違いになります。
タブレットをパソコンと比べた時のタブレットのメリットには、SIMカードを使ってインターネットに接続できるという利点もあります。ノートPCでもSIMカードを挿入できるモデルが少しずつ出てきましたが、まだまだ主流だとは言えません。
しかし、タブレットであればセルラータイプのものかWi-Fiモデルかほとんどの機種で選ぶことができます。外出時にタブレットを利用することが多い人にとっては、セルラータイプを選択できるというのは、PCには無い利点と言えるでしょう。
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