楽天モバイルの海外利用について解説します。楽天モバイルを海外で使う際は海外SIMサービスが終了しているので注意しましょう。また、楽天モバイルの国際ローミングは電話・SMSしか使えないので外部サービスの海外SIMやレンタルWi-Fiを使うことをおすすめします。
国内でスマホをお得に利用できるサービスとして需要が伸びている格安SIMサービスですが、その中でも独自のサービス展開で注目を集めているのが楽天モバイルです。
ご存知の通り、楽天モバイルは大手インターネットショッピングモール「楽天」のグループサービスで、楽天モバイルには楽天スーパーポイントを利用できるなど、他の格安SIMサービスにない特徴があります。
そんな現在注目株の楽天モバイルですが、今回は楽天モバイルのSIMを海外旅行で使う方法と注意点について解説します。
国内のSIMを海外旅行で使う場合は、国際ローミング設定か海外トラベルSIMを使う方法があります。国際ローミングとは、海外にモバイル端末を持ち込んだ際に、国内のキャリアが提携している現地のキャリアを通してモバイル通信サービスを利用する方法です。
海外トラベルSIMとは、文字通り海外旅行用のSIMカードで、有効期限が設定されており、複数の利用可能国が指定されているので、渡航前に手続き・設定を済ませておけば現地で国内の通信料金と同レベルの価格帯で通信サービスを利用できます。
楽天モバイルでは、以前はどちらのサービスの利用も可能でしたが、現在は楽天モバイルでは海外トラベルSIMは取り扱っておらず、楽天モバイルが用意している海外通信サービスは国際ローミングのみとなります。
次に、海外旅行で楽天モバイルの国際ローミングを利用する際の、注意点について解説します。
国際ローミングは、基本的に高額サービスになります。経験がある人はよく知っていると思いますが、国内と同じ感覚で利用すると、後日膨大な金額を請求されることになるので気を付けましょう。
目安としては、楽天モバイルの国内電話は通常30秒ごとに20円の電話料金が加算されるという料金体系ですが、国際ローミングでは、例えばアメリカで利用した場合は1分ごとに約120円の電話料金が加算されると覚えておきましょう(着信通話は1分ごとに約170円)。
またSMSの送信に関しては、国内では1通3~30円の手数料がかかりますが、国際ローミングでは1通100円の手数料がかかります。
また、留意するべき点は、楽天モバイルの国際ローミングを利用する際は、電話とSMSのみの利用になります。楽天モバイルの国際ローミングではインターネット通信は利用できないので注意しましょう。ただ、Wi-Fi環境下では、もちろん「設定」でWi-Fi接続に切り替えて、楽天モバイルのモバイル端末でインターネットを利用できます。
次に、楽天モバイルで、代替えの海外トラベルSIMを利用する方法を解説します。現在、楽天モバイルでは海外トラベルSIMは取り扱っていませんが、外部サービスの海外トラベルSIMを楽天モバイルのモバイル端末に設置して利用すれば、リーズナブルな価格でインターネット通信を利用できます。
楽天モバイルでは前述の通り、海外トラベルSIMの取り扱いは終わっていますが、外部サービスが提供する海外トラベルSIMでおすすめなのがIIJmio(みおふぉん)です。
IIJmio(みおふぉん)の海外トラベルSIMは、通話SIM・データSIMから選べるので、インターネットしか利用しない場合はデータSIMを選ぶ、というような使い分けができます。
IIJmio(みおふぉん)の海外トラベルSIMは、利用可能国として指定されている国が42カ国あり、主要な国はフォローされています。また、日本語サポートがついているので安心です。
IIJmio(みおふぉん)の海外トラベルSIMは、利用可能なデータ通信量・通話時間・SMS回数がそれぞれ設定されていますが、現地でデータ通信量・通話時間・SMS回数が足りなくなった時には、リチャージ・再設定が可能です。データ通信量・通話時間・SMS回数が少なくなるとSMSで通知が届くので、利用可能分がなくなる前に気付けるので安心です。
毎月10回まで、リチャージ機能を利用できるので現地で用途や使用条件が変更になっても調整できるので安心です。リチャージ機能では通話SIMをデータSIMにプラン変更することも可能です。また、購入したSIMカードは、最後にチャージした日から1年間は再利用できるので買い替える必要がありません。
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