楽天モバイルの10分かけ放題で通話料金がお得に！プランや使い方について解説

楽天モバイルでは、現在（2019年9月時点）10分かけ放題のお得な通話サービスを実施しています。「楽天でんわ」という通話サービスと連携したオプションサービスで、大手携帯キャリアのかけ放題プランと比べると格安の料金体系になっています。

今回は、そんな楽天モバイルのお得なかけ放題通話サービスについてレビューします。

楽天モバイルが提供しているかけ放題オプションサービスは、「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」といいます。「楽天でんわ」自体は単独でサービス提供していますが、通常の「楽天でんわ」は初期手数料が無料で、通話時間に合わせて利用料金が加算される料金体系です。

それに対して「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」は月額料金として定額850円を設定し、10分かけ放題の特典を付けています。「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」の料金体系の詳細は後述します。

楽天モバイルが提供しているかけ放題オプションサービスは、以前は「楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル」と称して5分のかけ放題サービスでした。

しかし、2018年7月から10分のかけ放題サービスにアップグレードしています。5分かけ放題サービスのときから利用料金は月額850円であり、10分かけ放題サービスにアップグレードしても料金は据え置きなので、単純にユーザーにとってお得な条件に切り替わっています。

また、楽天モバイルは以前「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」というサービスも「楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル」と並行してサービス提供していましたが、こちらもサービスは終了しています。

「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」は月額2,380円で文字通り電話かけ放題のサービスでしたが、2018年3月末日でサービスは終了し、その後は課金制の「楽天でんわ」がサービスを引き継いでいます。

楽天モバイルのかけ放題プランと他の大手格安SIMのかけ放題プランの比較を以下の表にまとめました。かけ放題プランと一言で言っても、パック料金に含まれているものもあるので、以下はとりあえずオプション料金でかけ放題サービスを追加できるものを挙げています。
 

各格安SIMのかけ放題プランを比べると、自分の月の電話利用時間に合わせて選ぶべきといえます。また、各格安SIMのかけ放題プランは利用している回線がIP電話か電話回線かという点も大事なポイントですが、この点に関してはサービス案内に必ずしも明記されているとは限らないので、利用者のレビューを参考にするようにしましょう。

基本的にIP電話回線よりも電話回線の方が、安定した通話サービスを受けられます。

楽天モバイルの利用料金は基本的に日割り計算されることはないので、利用料金をできるだけお得にしたい場合に重要なのは請求の締日です。楽天モバイルの締日は月末なので、利用料金をできるだけ無駄なく収めたい場合は月初に申し込み・契約を行うべきです。これは通常の利用料金だけでなくオプションサービスにも言えることです。

次に、楽天モバイルのかけ放題の料金プランは本当にお得なのか検証しました。

まず、楽天モバイルのかけ放題料金プランの詳細を解説します。

楽天モバイルのかけ放題プラン「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」は、月額料金850円で10分間であれば何度でもかけ放題で、10分を越えた通話に関しては30秒ごとに10円の通話料金が発生します。10分かけ放題に関しては回数無制限なので、10分以内で通話が収まれば追加料金は発生しません。

また、楽天モバイルの基本料金プランは大きく分けて、「スーパーホーダイ」という人気のパックプランと「組み合わせプラン」という標準的なカスタマイズプランがありますが、「スーパーホーダイ」のプランを選んだ場合は、「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」のサービスは既にパックで組み込まれているので850円の追加料金は発生しません。

「スーパーホーダイ」を選んだ時点で10分かけ放題になっています。

前述で他の格安SIMのかけ放題プランと料金体験を比較しましたが、月の自分の平均的な通話時間を考慮して、自分のニーズに合ったプランを選択すれば良いのですが、先ほども述べたとおり、使用回線も選択基準の1つとして取り入れたいところです。

今回比較した他の大手格安SIMのかけ放題プランの案内（公式サイト）には、明確な使用回線に関する記述が見当たらなかったので一概には言えませんが、楽天モバイルのかけ放題プランの案内には「電話回線を利用しているのでIP電話のように通話が不安定になることはない」旨が明記されているので、楽天モバイルのプランはその点リードしているといえます。

ちなみに、基本的に通話サービスには電話回線を利用する、大手携帯キャリア（docomo・au・SoftBank）もかけ放題プランを提供していますが、料金体系は月額1,700円で5分かけ放題というプランがどのキャリアも定番で、10分を越えた通話は30秒ごとに20円加算されます。

この比較に鑑みると、楽天モバイルのかけ放題プランは電話回線を利用しながらも格安でかけ放題プランを提供していることが分かります。

次に、楽天モバイルのかけ放題プランを利用する手順についてレビューします。

楽天モバイルのかけ放題プランに加入する手順・流れに関しては、楽天モバイルを既に使用している場合と、他キャリア・格安SIMから楽天モバイルに乗り換える場合に分けて考察します。

楽天モバイルを既に使用しているユーザーは、まず、現在利用している基本プランを確認しましょう。パックプラン「スーパーホーダイ」を利用しているユーザーは前述した通り、既に利用しているパックプランに10分かけ放題が組み込まれているのでそのまま利用できます。

カスタマイズプラン「組み合わせプラン」を利用しているユーザーで、これからかけ放題プランを利用したいと考えるユーザーは、楽天モバイルのマイページ「メンバーズステーション」にログインし、会員ページの「各種オプションご利用状況」の項目にある「楽天でんわ」のリンクボタンをクリックすると、申し込み手続きを行えます。

他キャリア・格安SIMから楽天モバイルに乗り換えるユーザーの場合は、上記の2つのパターンを参考にして、基本プランを選択する際に自分の状況にあったコースを選びましょう。ちなみに料金的に最もお得なコースは「スーパーホーダイ」の4つのプランの内のいずれかを選ぶやり方です。

楽天モバイルのかけ放題プランの名称は「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」ですが、このプランは「楽天でんわ」の専用アプリを利用します。

ただ、「楽天でんわ」アプリを利用しますが、アプリ上の操作は通常のスマホ上の操作とほぼ同じです。連絡先（電話帳）で通話先を選んでタップすれば、相手に発信します。

ただ注意するべき点は、手入力で電話番号を入力して発信するときは、相手の電話番号の始めに「003768」の番号を付け加えて入力しないと、「楽天でんわ」の通話として認識されません。普通通りの電話番号でかけるとかけ放題にならないだけでなく30秒ごとに20円かかる料金体系で課金されるので気を付けましょう。

次に、楽天モバイルのかけ放題プランを利用するにあたっての注意点・ポイントについてレビューします。

まず、大前提として「楽天でんわ」アプリの使用を忘れないようにしましょう。かけ放題プランに加入しているからと言って、安心して何も考えずに「楽天でんわ」アプリを使わず通常の電話機能を利用していては全く割引の対象にはなりません。

楽天モバイルの「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」が通常の「楽天でんわ」のサービスと比べて実質的にお得になる条件を考えてみます。

まず、かけ放題の月額料金850円（税別）を通常の「楽天でんわ」の課金条件の30秒ごとに10円（税別）で換算すると、月額料金850円（税別）は42.5分の通話料にあたります。

つまり、月に42分30秒以上通話する人は「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」に加入した方がお得ということが分かります。逆に言えば、通話時間が月に42分30秒以下の人は通常の「楽天でんわ」に加入した方がお得ということです。

普段貯めた楽天スーパーポイントを、楽天モバイルの月々の支払いにあてられます。楽天スーパーポイントの1ポイントは1円で換算します。

また、楽天カードで楽天モバイルの支払いを決済すると、100円ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントを付与されるので、貯まった楽天スーパーポイントを楽天モバイルの支払いにあてられます。

楽天モバイルの10分かけ放題を活用して、お得な通話料で楽天モバイルを利用しましょう。楽天モバイルの「10分かけ放題」を利用するには「楽天でんわ」アプリを使用しますが、操作方法はほぼ通常の電話通話と同じです。連絡先（電話帳）で通話相手をタップするだけです。

また、楽天モバイルの「10分かけ放題」で使用する回線は電話回線なので、IP電話のように通話が不安定になることがないので安心です。

ただ、注意が必要なのは手入力で相手の電話番号を入力するときは、電話番号の頭に「003768」をつけて発信しなくてはいけません。通常の電話番号で発信すると「10分かけ放題・楽天でんわ」の割引対象にならず、通常の通話料金が課金されるので気を付けましょう。