OneDriveを使用していたものの、別のサービスを利用したいのでOneDriveを削除したい。しかしそんなことが可能なのか疑問に思われますか。今回はWindows10標準機能であるOneDriveを完全削除する方法を解説します。
OneDriveはMicrosoft社が標準機能としてWindows10に搭載させたオンラインストレージサービスです。OneDriveは様々なサービスを提供します。例えばファイルの同期、Windows10搭載のPCで作成したファイルをスマホで閲覧すること、またファイルのバックアップなどのサービスです。
しかし今、OneDrive以外にも「DropBox」や「Google Drive」などのオンラインストレージサービスが無料で利用できるため、OneDriveをWindows10から完全に削除、またはアンインストールや停止にして、Windows10に掛かる負荷を軽減したいと思われる方もおられます。ところが、Windows10は標準機能であるために削除はできなと大半の方は思い込んでおられます。
OneDriveオンラインストレージサービスの削除はできないと多くのユーザーは考えていますが、停止はしたいと願っておられます。理由は様々です。
例えば、他のオンラインストレージサービスを無料で提供している他社のアプリを既に利用しているため、個人情報の保護という観点から、情報の漏えいを危惧してOneDriveの利用を見合わせたいため、また普段からほとんど利用していないアプリをWindows10に常駐させ、PCそのもののストレージを圧迫することへの懸念などのためです。
OneDriveが実際に不要なら、アンインストールやサービスの停止、さらには完全削除することをお勧めします。
OneDriveをWindows10から削除する、と言ってもその目的によって削除方法が変わります。Windows10から完全に削除してその痕跡を全て消し去りたいのか、一時的に利用を停止するだけなのか、あるいは将来の再インストールを見越して、OneDriveをアンインストールしたいのか、といった様々な目的があります。
まず自分がどんな目的でOneDriveを削除したいのかを見定め、その目的にかなったOneDiveの削除方法を選択し実行することをお勧めします。またOneDriveの完全削除を実行する前に、確認すべき事や事前準備がありますのでこれから説明します。
ここでは、OneDriveを完全に削除する手順と方法を説明します。OneDriveの完全削除、またはアンインストールを実行する前に、使用しているWindows10の管理者が自分であることを確認する必要があります。それは管理者でなければWindows10に標準装備されているプログラムのインストールもアンインストールもできないからです。これからその確認方法を説明します。
Windows10デスクトップ画面下部にあるタスクバーから「Windows」アイコンを選択します。左ウィンドウに表示されるメニューから「歯車」で表示されている「設定」を選択します。
表示されている項目から「アカウント」を選択します。
Windows10のアカウント画面に変わります。そこに「管理者」と表示されていれば、自分がWindows10の管理者であるということです。
ここからは、OneDriveのリンクを解除する手順と方法を説明します。Windows10デスクトップ画面下部にあるタスクバー右に「雲」のマークのアイコンがあります。それを右クリックして「設定」を選択します。
「Microsoft OneDrive」ウィンドウが表示されますので、「このPCのリンク解除」を選択します。続いてポップアップが表示されますので、「アカウントのリンク解除」を選択します。
OneDriveのリンクは解除され、初期設定画面が表示されます。
OneDriveは、起動させなくてもWindows10で動作する、「常駐プロセス」なので停止させます。その手順と方法をこれから説明します。Windows10デスクトップ画面下部のタスクバーに、「検索ボックス」がありますので、そこに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを立ち上げます。
コマンドプロンプトに下記のコマンドを入力します。OneDriveを強制的に停止させることができます。
taskkill /f /im OneDrive.exe
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