今話題の家計簿アプリ「マネーフォワード」。たくさんのユーザーが利用していますが、その評判はどのようなものでしょうか。安全でしょうか。今回は、マネーフォワードの評判とセキュリティ上の危険性、またメリットとデメリットについて解説します。
「マネーフォワード」とは、「お金の見える化」を掲げ、手間をかけることなく正確で、しかも容易に支出の把握を行える家計簿アプリです。現在たくさんの家計簿アプリが開発され、スマホやPCなどで広く活用されています。
家計簿アプリには、買い物で使ったお金、光熱費、税金、その他の支出を記録し、さらに収入を記録すると、収入から支出を差し引いた残高を自動的に割り出してくれる、家計簿としての基本的な機能を備えたものもあれば、クレジットカードや銀行口座を紐付けして、資産管理の補助をしてくれるハイレベルなものまであります。
そんな数ある家計簿アプリの中で、「マネーフォワード」は高い評価を得ています。事実、現在750万人以上のユーザーが、「マネーフォワード」家計簿アプリを活用しています。「マネーフォワード」はなぞそれほど高い評価を得ているのでしょうか。マネーフォワード家計簿アプリを利用することには、どんなメリットがあるのでしょうか。
これから4つのメリットを紹介します。
家計簿アプリ「マネーフォワード」を利用することの1つ目のメリットは、リアルタイムでお金を把握できることです。家計簿の本来の目的を考えると、「マネーフォワード」が持つこのメリットがいかに素晴らしいかが分かります。家計簿の目的は、ズバリ、無駄な出費を抑えることです。
家計簿をつければ、お金の流れが一目で分かるので、なぜ今月はお金があまり残らなかったのか、どんな出費を減らせばもう少し貯金ができるのか、といった分析ができます。家計簿アプリ「マネーフォワード」はリアルタイムでお金の流れを表示してくれるので、忘れて記録し忘れた、といった問題を避けることもできます。
家計簿アプリ「マネーフォワード」を利用することの2つ目のメリットは、無料会員でも十分な機能性を楽しめることです。家計簿アプリ「マネーフォワード」には、有料のプレミアム版があります。有料のプレミアム版には当然、無料版にはないサービスが含まれています。
しかし、有料のプレミアム版を申し込まなくても、無料版で活用できる機能だけでも十分に家計簿として機能します。例えば、無料版では、データ閲覧可能期間が1年と限定されています。有料版のプレミアム版は無制限です。また無料版は、銀行、証券、電子マネー、クレジットカードといった他のサービスとの連携が10件までと限定されています。
有料のプレミアム版は無制限です。さらに無料版は、グループ作成ができるのも1件だけです。有料のプレミアム版は無制限です。無料版と有料のプレミアム版の違いは確かに大きいですが、無料版で入手可能なサービスだけでも、家計簿として十分な補助を与えてくれます。
家計簿アプリ「マネーフォワード」を利用することの3つ目のメリットは、対応の金融機関が多いことです。ハイレベルな家計簿アプリで絶対不可欠なものは、銀行やクレジットカードとの連携です。ですから家計簿アプリに対応している金融機関が少なければ、そのアプリの機能性と充実度は格段に下がってしまいます。
しかし家計簿アプリ「マネーフォワード」は銀行、クレジットカード、通販、電子マネー、ポイント、携帯、投信など、2,600以上のサービスに対応しており、そのため、「マネーフォワード」は、ほぼ日常生活で行われる決済の全てをカバーすることができます。
家計簿アプリ「マネーフォワード」を利用することの4つ目のメリットは、MFクラウド確定申告に連携できることです。自営業をしている方だけでなく、最近は副業をしている会社務めをしている人も多いため、確定申告を毎年する必要があります。しかし、確定申告をするのはとても手間と時間がかかります。
自営業をしている人の多くはそのため会計士にお金を払い、確定申告をお願いするほどです。しかし、家計簿アプリ「マネーフォワード」は、クラウド会計ソフト「MFクラウド確定申告」と連携しているので、確定申告をスムーズに、取りこぼしなく行うことができます。
ここまで、家計簿アプリ「マネーフォワード」のメリットを考えてきました。考えてきた4つのメリットを考えただけでも、家計簿アプリ「マネーフォワード」に勝る家計簿アプリはないように感じられます。家計簿アプリ「マネーフォワード」にはデメリットはあるのでしょうか。
もし「マネーフォワード」にデメリットがあるなら、それは無視できないほど大きなものでしょうか。これから家計簿アプリ「マネーフォワード」の2つのデメリットについて解説します。
家計簿アプリ「マネーフォワード」の1つ目のデメリットは、プレミアム会員になると有料になることです。先ほども言及しましたが、家計簿アプリ「マネーフォワード」には、無料版と有料版があります。「マネーフォワード」有料版を試したいのであれば、プレミアム会員になる必要があり、支払いが求められます。これは確かにデメリットです。
「マネーフォワード」無料版でも十分な機能を備えていることは既に考えました。しかし、「マネーフォワード」の有料のプレミアム会員になって、さらなる機能を試したいのであれば、毎月500円程度のプレミアム会員料を払い、「マネーフォワード」無料版にはないサービスを楽しむことができます。
有料のプレミアム会員にしか活用できないサービスを熟知して「マネーフォワード」を最大限に活用できます。
家計簿アプリ「マネーフォワード」の2つ目のデメリットは、個人情報の流出の危険性です。この危険性とデメリットは、家計簿アプリ「マネーフォワード」に大きな欠陥があり、そのため常に利用者の大切な個人情報が流出し、悪用される危険がある、と言うことではなりません。
個人情報の流出という危険性とデメリットは、家計簿アプリ「マネーフォワード」に限らず、インターネットを利用して顧客にサービスを提供する全ての事業者が対応しなければならない問題です。
この面で「マネーフォワード」に危険性とデメリットがあることは、決して、運営体制がズサンであるわけでも、欠陥があるのにそれを見て見ぬふりをしているわけでもありません。
コンピューターウイルスやサイバー攻撃がさらに巧妙で破壊的になっていることを考えると、最善の対応策を講じて危険性を最小限に抑える努力をしても、防御しきれない可能性は常にあります。特に、家計簿アプリ「マネーフォワード」は銀行口座と連携しているので、危険性はより大きく、個人情報が流出すれば一大事です。
「マネーフォワード」のパスワードの管理など、自分でできるセキュリティ対策をしっかりし、「マネーフォワード」の個人情報の流出の危険性を最小限にする努力をする必要があります。
1 / 3
続きを読む