本記事では、Macの「ターミナル.app(terminal)」からSSH接続でリモートログインする方法を紹介します。MacのSSH接続方法を覚えておけば、遠隔でその他のMacパソコンにリモートログインすることが可能になります。
本記事冒頭の本章では、MacのSSH接続を利用したリモートログインのメリットや、SSH接続の概要を紹介していきます。まず、MacのSSH接続を使ったリモートログインとはどういった機能・接続方法なのか詳しく紹介していきます。MacのSSH接続・リモートログインを知らない人は、便利な機能をこの機会に覚えておきましょう。
Macの「ターミナル.app(terminal)」からSSH接続を利用することで、他のMacパソコンに遠隔でログイン・アクセスすることが可能となります。会社で利用しているMacパソコンに、自宅のMacパソコンからアクセスしてファイルの出し入れなどができるようになるため、リモート作業をする際に重宝するシステムです。
WindowsでもSSH接続でリモートログインが可能ですが、Macパソコンに乗り換えした人にとっては、操作方法・ユーザーインターフェースが異なるため、SSH接続方法に悩んでいる人も多いでしょう。そういった人は、本記事でMacのSSH接続方法をマスターしましょう。
SSH接続は「Secure Shell」の略で、安全な暗号化プロトコルを利用して、サーバー経由でログインするという意味になります。SSH接続は安全ですが、100%の安全ではありません。より強固なセキュリティを実現する方法は本記事後半の章でも紹介しているので参考にしてください。
SSH接続の認証方式パターン1 | 公開鍵認証 |
SSH接続の認証方式パターン2 | パスワード認証 |
公開鍵認証は別名「秘密鍵」と呼ばれ、暗号化されたデータに「秘密鍵」を入力し、ディレクトリ(階層)からリモートログイン・リモートアクセスする方法となります。
SSH接続はパスワード認証でサーバーにログインすることも可能です。サーバーにかけられているパスワードを手動で入力してリモートログインします。
続いてMacでSSH接続するための必要条件や設定方法を紹介していきます。前提条件が揃っていなければ、SSH接続・リモートログインはできないので、注意点を見ていきましょう。
MacのSSH接続では、基本的に下記の3つの情報が揃っていなければリモートログイン・リモート接続ができません。事前に情報を取得しておきましょう。
MacのSSH接続に必要な情報項目1 | ホスト名 |
MacのSSH接続に必要な情報項目2 | ユーザー名 |
MacのSSH接続に必要な情報項目3 | ポート番号 |
MacのSSH接続に必要な情報項目4 | パスワード・秘密鍵 |
MacのSSH接続に対応していないソフトには接続できないので注意してください。基本的にApple公式のアプリはSSH接続に対応していますが、SSH接続できないソフトもあるので事前に確認しておくとよいでしょう。
1 / 3
続きを読む