iTunesのデータを外付けHDDで管理すれば、バックアップとして使えるので便利です。ここではMac/Windowsごとに、iTunesのデータを外付けHDDに移行する方法をご紹介します。万が一に備えて、大事なデータをバックアップしておきましょう。
iTunesのデータをPCの内部ストレージから外付けHDDに移行すると、どうなるのでしょうか。まずはiTunesのデータを外付けHDDで管理するメリットとデメリットをご紹介します。
外付けHDDでiTunesのデータを管理するということは、それ自体がバックアップデータということです。PCの故障や不具合があった場合、内部ストレージに入っているデータが破損したり消去されたりする恐れがあります。iTunesなどのデータを外付けHDDに保存しておけばそういった心配はありません。
他にもiTunesのデータを外付けHDDに移動すると、以下のようなメリットがあります。
外付けHDDは別のPCでも使用できるので、PCを複数持っている方には便利です。PCを買い換えた場合でも移行作業の手間がかかりません。また、外付けHDDは持ち運びできるため、いろいろな場所で使用できます。外付けHDDはUSBメモリやSDカードに比べて大容量なので、他人に音楽データを渡す際も外付けHDD1台を貸すだけでOKです。
近年のノートPCの内部ストレージは、HDDより処理速度が速いSSDが主流です。しかしSSDは高価なので、多くのPCの容量は128GBから256GBほどしかありません。PCの内部ストレージが少ない場合は、音楽や動画などをたくさん保存すると、容量が足りずOSのアップデートができない可能性があります。
このような状態を防ぐには、iTunesなどのデータを外付けHDDに移動すれば、内部ストレージを消費せずに済みます。OSやソフトウェアはSSD、音楽・写真・動画などはHDDと、使い分けるといいでしょう。
外付けHDDでiTunesを管理すると、いいことばかりではありません。iTunesのデータを外付けHDDで管理すると、iTunesを起動する際に必ず外付けHDDを接続しなければなりません。
しかしこのデメリットさえ我慢すれば多くのメリットを享受できます。外付けHDDを接続すると使用できるUSB端子が減るので困る、机にスペースがないため物を増やしたくないといった方以外は、外付けHDDでの管理を推奨します。
外付けHDDでiTunesのデータを管理すると、どれだけのメリットがあるかご理解いただけたでしょう。それでは、まずはMacでiTunesの保存先を外付けHDDに移行する方法をご紹介します。移行作業は簡単で、データ量にもよりますがそれほど時間はかかりません。
iTunesのデータを外付けHDDに移行する前にフォルダを整理したい方は、後述の"iTunesのフォルダを整理する"項目をご覧ください。MacでもWindowsとほぼ同じ手順で整理できます。
まずはDockから"Finder"を開き、"iTunes"フォルダを表示しましょう。"iTunes"フォルダは"Macintosh HD">"ユーザー">"ユーザー名">"ミュージック"の順に選択すると表示できます。
"iTunes"フォルダを表示したら、それを外付けHDDにドラッグ&ドロップしましょう。右クリックでコピー&ペーストしても構いません。iTunesのデータ量が多いとコピーに時間がかかります。
外付けHDDにiTunesのデータをコピーしたら、"Option"キーを押しながら"iTunes"を起動しましょう。.すると"iTunesライブラリを選択"と表示されるので、"ライブラリを選択"をクリックし、先ほどコピーした外付けHDDに入っているiTunesフォルダを選択しましょう。
これでiTunesのデータの読み込み先が、内部ストレージから外付けHDDに変更できました。
WindowsのPCからiTunesの保存先を外付けHDDに移行するには、Macに比べてやや手順が多いため複雑に感じるかもしれませんが、それほど難しくありません。
Windowsの場合は、2つ方法があります。どちらのやり方も簡単ですが、方法2は若干手間が少ないのでおすすめです。
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